2009年1月13日火曜日

自分の人生に責任を持つ

長い人生の中では、人は時折自分(あるいは自分の生きる道標)を見失ってしまいそうなときがあるのではないかと思います。

自分を見失わないためには、自分を律し、現状に甘んじない強い心を常に持ち続けることを時折自分自身に言い聞かせてみることが大事なような気がします。

ジェフ・ケラーの本から

仕事が終わって飲み屋に行き、職場での待遇について愚痴をこぼしている人たちのことを考えてみよう。ネガティブな姿勢でいくら不平を言っても、状況は決して好転しない。それどころか、そういう姿勢でいるかぎり、自分が不幸であることを自分に対してインプットすることになり、さらに不幸になるだけだ。

自分の人生に責任を持てば、自分が状況を改善するカを持っていることに気づくはずだ。職場の問題で悩んでいるのなら、上司と相談すればいい。それができないなら、転職することを考えればいい。

多くの人が自分の人生に責任を持たないのは、変化を起こすより責任転嫁や言い訳をするほうが簡単だからだ。自分の能力を磨く努力をしたり転職をしたりするより、「景気が悪い」「上司が悪い」と愚痴をこぼしているほうが楽だ。

私たちはみな、習慣の生き物であり、それまでのやり方にしがみつく傾向がある。したがって、自分の人生に責任を持つことは大きな勇気と努力が必要になる。しかし、.人生を改善したいのなら、自分の現状をつくり上げたのは自分であり、自分が新しい思考と行動をする能力を持っているという自覚を持つ以外に方法はない。


ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2006-06-15