2011年3月4日金曜日

あるがままの自分を大切にする

皮肉なことに、人気者になろうとすると、かえって多くの友だちを持つことができず、友だちができても満足できない。その理由は次のとおりである。

  • 自分らしくあることによって人間関係を築くことが大切だ。最高の人間関係とは、あるがままのあなたを受け入れてくれる人に出会って築き上げるべきものである。あなたは独自の性格を持ち、人々はそれにひきつけられる。すべての人に好かれるとはかぎらないが、それでいい。自分らしくあることは大きな魅力なのだ。自分らしさを前面に出している人はたいへん少ない。ほとんどの人は仮面をかぶり、人々に受け入れられるために本当の自分ではない人物になりすましている。あなた自身、そういう人といっしょにいると居心地が悪く感じるはずだ。

  • 人気者になることは自負心を満たしてくれるが、永続的な幸せをもたらしてくれるわけではない。なぜ自分が人気者になりたいかを考えてみよう。簡単に言えば、人によく思われたいからだ。しかし、他の人に評価してもらったからといって幸せになれるわけではない。自分で自分を認めることができてはじめて幸せになることができるのだ。幸せとは外的な働きかけによるものではなく、自分の心の持ち方によるものである。自分が心の中から幸せを感じれば、人々はそれを感じとり、自然とあなたのまわりに集まってくる。

自分らしくあることは大切だが、常に改善の余地があることを覚えておこう。短所はできるだけ直すようにすべきだ。しかし、あるがままの自分を偽って行動し、他の人を喜ばせようとしても人間関係は長続きしない。


ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2006-06-15