2014年7月18日金曜日

醇風美俗

ブログ「人の心に灯をともす」から日本のこころ」(2014-07-15)をご紹介します。


昭和20年8月15日、ついに日本も終戦を迎えざるを得なくなった。

8月30日、マッカーサーは進駐軍総司令官として日本に乗り込み、日本は軍政下におかれた。

ここでとりあげられたのが「3R・5D・3S政策」であった。

これを機に、日本の様相は一変した。

まさしく「日本を消す政策」による変化である。

マッカーサーは、日本の占領にあたり、管理する上での原則をこの「3R・5D・3S政策」においたといわれている。

3R 

1 リベンジ(復讐)

2 リフォーム(仕組みを組み直す)

3 リバイブ(復活。アメリカの都合にあわすように生き返らせる)

5D 

1 ディス・アーマメント(武装解除)

2 デ・ミリタリゼーション(軍国主義の排除)

3 ディス・インダストリアリゼーション(工業力の除去)

4 デ・セントラリゼーション(国力の中心をなした財閥の解体)

5 デモクラタリゼーション(日本的民族主義からアメリカ流自由主義へ)

3S 

1 セックスの解放

2 スクリーン(映画)

3 スポーツ

最近よく、「日本人が日本を知らない」と、いろいろのところで語られ、マスコミも機会ある毎にとり上げたりしている。

日本人が日本を知らないとは、「日本人としてもっとも大切にしなければならない“歴史”と“誇り”を失ってしまったこと」に関連するのではないだろうか。

一言でいいうるならば、日本人が歴史的に堅持してきた「日本のこころ」を身につけていないということであろう。

このような戦後の異様な状況から日本否定の自虐的価値観が生まれ、それに裏づけられて、「日本を見ない教育」「日本を消す教育」が当然のように推進されるに到った。

戦後50年が過ぎ、西暦2000年を迎えると、この危機的状況に対し、世の識者たちも何とかしなければと、やっと危機意識を高めはじめた。

その一人が、台湾の初代民選総統の李登輝氏である。

李登輝氏は戦前、日本人として育ち、日本の教育を受け、さらに京都大学で学び、日本の軍隊に志願入隊し陸軍少尉として兵役に服した。

氏は、

「まことに残念なことに昭和20年8月15日以降の日本においては、そのような“大和魂”や“武士道”といった日本・日本人特有の指導理念や道徳規範が根底から否定され、足蹴にされ続けてきたのです」

と日本の立場に同情しつつも、

「日本および日本人が『過去を否定する』自虐的価値観を捨て、『日本および日本人の醇風(じゅんぷう)美俗』や『敷島の大和心』、もっと単刀直入にいえば『武士道』について『大覚醒』してほしい」

と直言しているのである。

では、なぜそう望むのか。

それは二つの理由にまとめられるという。

一つは、日本国が世界の「人類社会そのものの羅針盤」の役割を果たすためであり、今一つは、日本社会のいろいろな腐敗現象を克服するためである…と。



「醇風美俗(じゅんぷうびぞく)」とは、現代において絶えて久しい言葉だ。

醇風美俗とは、素直で人情に厚い美しい生活態度や風俗習慣をいう。

また、本居宣長は大和心についてこう詠んだ。

「敷島の大和(やまと)心を人(ひと)問はば、朝日に匂ふ山桜花(やまざくらばな)」

大和心とは何か、と聞かれたら、それは朝日をうけ、そこで匂うばかりに咲く山桜の花、と答えよう。

桜は日本人が最も好む花の一つであり、そこに、「潔く生きる」、「正直に真っ直ぐに生きる」という意味も重ね合わせる。

武士道とは、「惻隠の情」、「卑怯を憎む心」、「弱い者への慈(いつく)しみの心」、「名誉を重んじる心」、「恥を知る心」、「勇気を持つこと」、「誠実さ」、「忍耐」、「正義感」、等々の徳目をさす。

失った日本のこころを、今一度大切にしたい。


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