2017年1月4日水曜日

記事紹介|自分の現在の義務を完全に尽くす

真に優れた人物は、世間的な名誉や地位に拘泥(こうでい) しない。

今、目の前に与えられた仕事を、完全にやり遂げる。

その仕事が自分にとって、小さいとか、 不釣合いだとかは一切言わない。

しかし、往々(おうおう)にして、ある地位まで上り詰めた人は、 その切り換えができない。

まわりからチヤホヤされたり、 立てられることに慣れてしまったからだ。

坂本龍馬は西郷隆盛と初めて会ったときの印象を、 勝海舟に次のように語ったという。

「西郷というやつは、わからぬやつでした。

釣り鐘に例えると、小さく叩けば小さく響き、 大きく叩けば大きく響く。

もし、バカなら大きなバカで、 利口なら大きな利口だろうと思います」

今、目の前に与えられた仕事を、完全にやり遂げる人でありたい。