2018年12月31日月曜日

記事紹介|今年も感謝

新年の初日の出を拝む人は多いけれど、

大晦日の夕日に感謝する人は少ない。


『ご自分の名前を大切にしてください。

名前は、あなたを愛する人が付けてくださったもので、特別な思いが込められています。

小さい頃はたくさん名前を呼ばれたでしょう。

でも年を重ねるとだんだんと呼ばれなくなりますよね。それなら自分で呼びましょう。

鏡の中のもう一人の自分に向かって、お名前を呼びながら褒めてあげてください。

自分の名前を呼ぶと、あなたの中に息づいたご両親の存在もきっと感じることができるでしょう。

そして、命に対する感謝も湧いてくることでしょう』

命に感謝し、命を育む源となる太陽に感謝する年末となることを願っています。

感謝|今日の言葉 から

記事紹介|努力を楽しむ

幸福になる秘訣は、快楽を得ようと努力することではない。

努力そのものの中に、快楽を見出すことである。

アンドレ・ジッド


幸せを感じるには2つの方法があるでしょう。

この言葉のように何かに向かって努力をし、その努力そのものを楽しめる場合と、同じくジッドの言葉で、

『目が見える人間は、目が見えるという事が、いかに幸せであるかを、ほとんど感じずに生きていく』

とあるように、今すでに幸せであることに気付いて感謝出来る場合との2つ。

ただしどちらにも共通するのは、「今」を楽しんでいるということでしょう。

すでに十分恵まれていることを楽しむこと、努力している今を楽しむこと。

『努力できること自体が、才能』という言葉もあります。

誰にでもその才能があるのです。自分でそう信じられれば。

幸福|今日の言葉 から

2018年12月30日日曜日

記事紹介|子供叱るな来た道だもの  年寄り笑うな行く道だもの

子どもが小さいときは、かわいいものです。

その子がいるというだけで幸せな気持ちになります。

思い出も楽しいものばかりです。

しかし、その子が大きくなったとき、必ずしも親の期待どおりになるとはかぎりません。

不登校の娘、家庭内暴力の息子、十代で妊娠出産した娘、高校、大学、結婚と順調だった娘の離婚、就職に失敗してノイローゼになった息子など、彼らの親の苦労はどれほど深く大きいものか。

「息子は中学までクラスで一、二番でした。やさしい子でしたが、高校受験に失敗してから性格が変わってしまい、悪い仲間と遊ぶようになりました。主人が一度きつく叱りましたら、家出してそれっきり帰ってきません。友だちの話では、暴力団に入っているらしいのです」

「娘は完璧に育てたつもりです。なのに離婚だなんて。私の子育てがどこかで間違っていたのですね」

「こんなことになるのなら、いっそ子どもなんていないほうがよかった。子どものない人がうらやましいです」

それぞれに悩む親の苦悩を聞いていると、子どもへの深い愛情に比例して、後悔や自責の念が伝わってきます。

私はといいますと、司法試験に挑戦していた二十代後半から三十代はとても忙しい日々でした。

周囲の人たちの手助けもあって、なんとかやってきましたが、百点満点の親だったかというともちろんそうではありません。

もっと、かまってやればよかった、という悔いはたくさんあります。

でも、過去は取り返せません。

当時の若かった自分にとっては、それがせいいっぱいの育児だったと思うのです。

こどもたちはすでに大きくなっていた、ある日のこと。

押入れを整理していたら、子どもらが小さいころに使っていた椅子が出てきました。

ピンクとブルーの二脚の木製の椅子は、色あせて、金具も錆(さ)びています。

「もう使わないから、捨てちゃおうか」

「いいだろう」

夫と私は、椅子を一脚ずつ手に持って、ゴミ捨て場に持っていき、壊れた家具の上にそっと置きました。

その帰り道、私はもう後悔しはじめていました。

当時は上質だった小さな椅子に、チョコンと座って食事をしていた子どもたち。

もうすっかり大きくなりましたが、幼かったころのかわいらしい顔と、当時の思い出がその椅子には残っていました。

なくなっていたらどうしよう、と思いながら、私は暗い道を一人でゴミ捨て場に走りました。

椅子は、私を待っているかのように、二脚並んでこちらを見ていました。

まだまだ未熟で、目の前の仕事と育児に必死に向き合ってきた私。

充分にかまってやれませんでしたが、笑顔と成長を見せてくれた幼かった子どもたち。

二脚の木製の椅子は、その思い出を刻んだものでした。

子どもの小さかったころの写真や思い出の品を見ながらそのときのことを思い出すと、「あの時代をたしかに共に生きたのだ」という気持ちになり、少し心が落ち着くものです。

「子どもは成長する過程で、百粒を超える喜びと幸せを親に与えてくれるが、子どものことで傷ついた親は、百粒の涙を流す」と言います。

子どものことで苦労した親は、人として成長し、人にやさしくなります。

そう考えると、親としての自分を育ててくれるのは、自分の親でも先生でもなく、子ども自身なのです。

子が親の期待通りに育ってくれるなど、そうそうありません。

子に過度の期待をしたくなるときほど、自分は子をたしなめる資格があるのか、自問します。

子は親の背中を見て育つと言いますが、まさにそのとおりです。

子は親の「言うこと」は聞きませんが、「親がしてきたこと」はそのまま真似るものなのです。


「子供叱るな来た道だもの  年寄り笑うな行く道だもの」という言葉がある。

また、『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』の中にもこんな歌がある。

「遊びをせんとや生れけむ

戯(たはぶ)れせんとや生れけん

遊ぶ子供の声きけば

我が身さえこそ動がるれ」

子どもは、遊びや戯(たわむ)れをするために生まれてきたのだろうか。

遊び戯れる子どもたちの声を聞いていると、愛(いと)おしさに自分の身体も動いてしまう。

愛おしくて、可愛い子どもなのに、気が狂ったように怒ってしまった、というような経験がある親は多い。

「子ども用の小さな椅子」

子どものことで苦労した親は、人として成長し、人にやさしくなれる。

二脚の小さな椅子|人の心に灯をともす から

記事紹介|本当の「改革」とは

2007年2月、勤めていたアメリカの企業から異動命令を受け、米西海岸から日本に移り住むことになった私は、4月からの勤務開始まで東京の観光名所をまんべんなく楽しんだ。外国人である私にとって、銀座の輝き、浅草の活気、新宿の陽気など、すべてが新鮮だった。伝統が生きている街、絶えない歴史の物語、食の美しさ、そして秩序ある人々、すべてが初めて感じる風土であり、魅力であった。これからの日本生活がますます楽しみで仕方がなかった。しかし、勤務開始日の初出勤で、その夢は砕けてしまった。

まるでロボットの集団 ここは本当に日本か?

私は赤坂にある職場に、ジーンズ姿にラフなシャツ、スニーカーを履いて出勤した。アメリカのIT業界では働きやすい服装として最も好まれる姿である。しかし、赤坂の風景は、まるで違っていた。同じスーツ姿、同じ顔をした人々が、工場からロボットが生産されるように、エスカレーターで続々と上がってくる。その容姿の同じさと、生気がない顔が、私にはロボットのように見えたのである。朝の余裕などは一切感じられず、小走りで走っていく人々の姿を見て、ここは本当に日本か?と一瞬戸惑ったくらいだった。私の服装が逆に場違いと感じるほど、みんなが同じに見えたのである。少し冷静になって、皆さん忙しいんだな、ニューヨークもこんな感じだしな、と思いながら業務初日を迎えた。

当時、日本では「改革」が社会的テーマになっていた。経済紙やニュースでは、Information Technology(IT)が世間を変えているともてはやされていた。私は最先端を走るといわれる日本の技術が「改革」を起こすことを夢みていた。例えば、当時の日本のWEBは文字ベースで埋め尽くされた日本固有のスタイルを持っていて、アメリカではデザイン性や利便性において、ユーザを考えてないと不評だった。しかし、WEBの中で扱われる蓄積された文化や、アニメ、漫画などといったサブカルチャーが生み出すコンテンツはアメリカにはない、非常に魅力あるものだった。それが「改革」を成し遂げようとするとき、日本を発信源とした新たな文化が生まれ、世界はきっともっと豊かになると確信していた。そう、私としては、日本の「改革」はアメリカが進むべき「改革」の一部を見せているものであり、研究対象でもあったのだ。

突っ込みどころ満載なインフラに呆然

ところが、仕事で直面した日本は、率直に言って「中身がスカスカ」というしかないものだった。特に関係会社の社内インフラを見た瞬間、衝撃を受けたのである。いくつもの企業が、1990年代中盤に米国で使われたシステムをそのまま運用していたのである。また、BlackBerryなどの移動式端末も使われておらず、外部に出たらeメールすら確認できない状況だった。PCのスペックが前時代で止まっていて、アプリケーションが止まったり、エラーになったりと業務に支障を起こすくらいだった。ネットワークにおいては、証明されたネット通信が確保されてなく、一般のプロトコルを使っていて、セキュリティーがまるでない状況だった。専門的な目からすると、まさに突っ込みどころ満載なインフラに私は呆然とした。これが技術先進国日本のインフラなのかと現実を把握したのである。

ロボットのように働く人々は、乏しいインフラを使って効率の悪い業務を行っていた。とある社内セキュリティーを大事にするIT会社は、eメール規則やファイル交換規則において、ある意味最強の対応をとっていた。外部へのアクセスを完全に遮断する。外部とのコミュニケーションを起こさないやり方で、セキュリティーを強化していた。たとえば、eメールはあらかじめ承認された相手としかやり取りができない、ファイル添付は許さないなど、まさにイントラネットを構築したのである。

そして、FTPなどのファイル交換には、社内LANではなく、一般回線につなげてファイルを伝送していた。これにセキュリティーの意味があるのかと、当時の私には全く理解ができない対応を取っていたのである。しかし、何より驚いたのは、この環境を仕方ないとし、効率が悪いまま働き、一切改善しようとしない社員たちだった。ある社員は、社内インフラは乏しいので、自前のノートパソコンや移動式端末を使っていたが、セキュリティーは当然乏しくなる。セキュリティーを大事にするという目的の表面だけを備えて、実際中身がスカスカになっていたのである。

インフラは変えることができる。これを改善するのは私の役目だと考え、張り切って取り仕切ろうとした。しかし、会社もまたロボットのような動きと対策しか取れない状態であった。稟議を上げると数カ所の決済を取らなければならないため、機材購入申請稟議が2カ月以上かかった。業務においても新規事業提案などが実質行われないし、事業予算稟議においては年度中に意思決定が下りないケースもあった。根拠も目標も定まらない人事制度、新商品開発における消極さなど、すべてにまるで意思を感じられなく、単純業務を終わることなく続ける、製造ラインのロボットとしか思えなかったのである。これが、12年ほど前、私が経験した日本の企業の姿であった。もちろんすべての企業がこうではなかったが、納得される読者も多いのでないだろうか? 改善が進んだ現在でも、このような現状は、多くの企業が抱える問題として根強く残っている。

日本企業の「改革」は「改変」にすぎない

「改革」を英語でいうと、一般的に「Innovation」と表記する。日本でもよく使われる単語だ。当時、世界の企業において、「改革」という単語は、売り上げを伸ばす魔法の言葉だった。しかし、日本企業がうたう「改革」は、私には見た目だけを変えて、現代に合わせる「改変」、つまり「Modification」にしか見えなかったのである。私はその原因を個人的経験と、様々な企業のカウンセリングを通して探り続け、ようやく一定の答えを見つけた。

「改革」が「改変」になる原因として、組織の構成において幾重にも重なる上下関係がある。経営をする立場である経営陣は、現代の知識や市場の流れを、体を張って経験し、自社に取り入れるために、日々勉強を重ねていく。これだけでも大変な業務である。日本企業の場合、トップダウン型の組織構成が多く、経営陣の数が少ないため、一定の重要性を持つ業務がトップに集中する傾向が起きる。問題は、経営陣に業務が集中した状態で、トップ同士の交流や活動が続くと、社内に目を向ける意識が薄くなり、物理的な時間が確保できない現象が起きる。

経営陣は各部署の長(管理職)から報告を受け、社内の環境などを整えていくわけだが、日本企業における致命的な欠陥とは、管理職に対する経営陣の評価基準が、短期決算における売り上げという結果値の「数字」が、絶対基準になっていることではないだろうか。数字を気にするがあまり、インフラや従業員の勤務環境に目を向けられない、という立場の問題が発生する。そして、最も気を配るべき企業の構成要素である「環境」を犠牲にする傾向が、世界で類をみないほど強く表れる原因は、この構造が背景にあると考えている。

「改革」には、個人の意識を変えるのと同時に、初期投資という費用が必要になる。そして、毎日のように「改革」が起きている現代の市場では、費用が発生する初期投資を毎日行う必要がある。初期投資とは、人材育成、インフラの整備改善、営業活動、マーケティング活動など、直(じか)に売り上げが発生しないものばかりだ。売り上げという結果値の数字だけを気にする組織が、この事前投資が多く必要とする「改革」を行えるはずがない表面だけを変え、見栄えのいい「改変」を行うことで、「改革」がない変化を遂げてしまっているのが、今の日本企業の姿である。その結果、商品やサービスにも競争力がない現象を招いている。

ロボットからサイボーグ、そして人間へ

うれしいことに、クラウドの誕生で、インフラ構築の概念が変わり、必要コストもかなり下がった。セキュリティーがある程度確保できる環境が低コストで整えられるようになった。また、スマートフォンが一般的になり、インターネットを通したインフラへのアクセスがスムーズにできるようになった。スマートフォンとクラウドの組み合わせは、日本企業の業務速度を飛躍的に上げている。しかし、意思決定は以前と変わらぬまま、世界トップの所要時間を必要とする。意思決定が遅いのは「改革」を実行してこなかったからだ。この場合、業務速度が速くなったのが「改革」ではなく「改変」であることは理解しやすい。

「改革」にもっとも必要なのは、「意識」だ。長期にわたる努力が、ある一定時間を過ぎると「改革」になる。しかし、今の日本の企業には、長い時間をかけてでも「改革」を行う必要があると意思決定を下し、コストをかけ、日々の状況を把握し、組織の効率性や生産性を数字だけではなく目に見えないところでも改善していくという「意識」が欠けている。この「意識」が企業内で統一されてこそ、軸がある企業になれるといえるだろう。「意識」の統一には、企業の経営体制や運営体制における改善はもちろん、経営者の迅速な意思決定も必要になる。

想像してみよう。最高経営責任者が社内外から正しい情報を得て、ビジョンをもって事業を考え、迅速に実行の意思決定をし、業務命令を下す。そして、各部署の長は、その業務命令を元に、自分の組織で最も効率化できる手段を考え、現場に業務指示を行う。社員たちは下りた指示について議論し、意見を現実と照らし合わせながら、シミュレーションを行う。シミュレーションの結果をもって、上層部とコミュニケーションを行い、より現実的な目標を全社内で統一して、最高経営責任者は目標を確定する。まさに、絵に描いた良組織である。そして、これはITの発達により決して理想ではなくなった。その現代を今、われわれは正しく把握しているだろうか? ただ「わからない」「コストがかかる」などを理由に逃げているのではないだろうか?

最近、赤坂を訪れたら、人々がロボットからサイボーグになっているように感じた。人間に近い形になっているのだ。SF小説などでよく使われるネタとして、サイボーグは人間になりたがるというのがある。このネタを企業で例えると、「人間」とは企業にとっての「成長」といえる。では、人間になるために、何が必要なのか。企業を構成するすべての人々がぜひ考えてほしい。最高経営責任者も、管理職も、社員も、考えるべきである。そして、正しい「意識」をもって、上下関係なく議論し、意見を交わし、ぜひ本当の「改革」を行って、日本の本当の力を発揮してほしいものだ。もちろん、私もその努力を日々続けている。

「改革」と「改変」のあまりにも大きな差~日本企業が超えるべき課題とは|沖縄タイムス から ※下線は拙者(役所でも大学でも実情は同じではないかという趣旨で)

記事紹介|全てに感謝する

「不幸や悲劇が存在しないかわり、幸せも存在しない。あるのは、目の前の現象を、幸せと思う心で見るか、不幸や悲劇と思う心で見るか、だけです」と小林正観さんは言う。

病気になったり、ケガをしてしまったとき、「なんで自分ばかりこうなるのか、なんて不運なんだ」、と思う人と、「この程度で済んでよかった、ラッキーだ」、と思う人がいる。

病気やケガという状況は変わらないのに、人によって見方や考え方、捉え方がまるで違う。

病気も、困難も、失敗も、災難も、見方によって180度変わってくる。

松下幸之助さんが若いころ、船から海に落ちてしまったことがあった。

後年それについて、「わしは運が強かった。もし冬の寒いときであったらたぶん助からなかった。夏の日に落ちて幸運だった。わしは運が強かった。さらに船長がすぐに気がついて引き返してくれたので助かった。わしは運が強い」と言ったそうだ。

「運が強い」というのは、「ありがたい」と感謝するのと同じ。

だから、いいことも、悪い(と思われる)ことにも、感謝する。

不幸や悲劇が存在しないかわり、幸せも存在しないのだから。

すべてを受け入れ、全部に感謝する人でありたい。

すべてを受け入れ、全部に感謝する|人の心に灯をともす から

2018年12月29日土曜日

ニュースクリップ 2018.12.24 - 12.29

1週間の主な大学関係ニュースをピックアップしてみました。

《政 策》

中央教育審議会(第120回)配付資料|文部科学省

国立大学の一法人複数大学制度等に関する調査検討会議(第6回)配付資料|文部科学省

平成31年度入学者選抜について|文部科学省

(大学入試改革)大学入学共通テストの枠組みで行う民間の英語資格・検定試験に関する受検ニーズ調査結果について|文部科学省

文部科学省未来検討タスクフォースとりまとめ|文部科学省

医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査について|文部科学省

私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について|文部科学省

学術分科会(第71回)・人文学・社会科学振興の在り方に関するワーキンググループ(第3回)合同会議配付資料|文部科学省

地域イノベーションシステムに関する意識調査(2016)の要因分析の公表について|科学技術・学術政策研究所

「著作権法施行令の一部を改正する政令」「著作権法施行規則の一部を改正する省令」が公布|カレントアウェアネス・ポータル


《2019年度予算》

文科省の19年度予算案、前年度比2,349億円増の5兆5,287億円|リセマム

国立大学の運営費交付金、評価配分枠1,000億円に増額へ|大学ジャーナル


《経 営》

名大と岐阜大が法人統合に合意 「東海国立大学機構」傘下に|日本経済新聞

名古屋大と岐阜大の運営法人が統合へ 2020年までに|朝日新聞

東海国立大学機構設立に向けた基本合意について|名古屋大学

大学法人統合 学生のメリット示して|東京新聞

茨城の国立大が「カフェ」を構内に招いた理由|東洋経済

箕面市:図書館など2施設、指定管理者に阪大 21年春開館|毎日新聞

大学編集サイト、関心誘う 広がるオウンドメディア|日本経済新聞

コスト意識を持たないバカ会社員は消えろ|プレジデント

社員が「いつの間にか」成長するスゴイ育て方 自ら動く社員をつくる最高の人材育成|ライフハッカー

使えない部下を何とかしたい 上司がやれる一つのこと|日経ビジネス

メールで"こんにちわ"と書く人の知的水準|プレジデント


《研 究》

若手研究者に朗報、科研費の新規採択者は1.2倍に|ニュースイッチ

ムーンショット研究開発制度、政府が概要を報告|大学ジャーナル

粗悪学術誌「深刻な事態」 柴山文科相が注意喚起求める|毎日新聞

「米欧から押し付けられただけでは」ILC誘致に研究者が多くの疑念|ニュースイッチ

iPS研元助教の別論文も撤回、データ不備で|読売新聞


《産学連携》

立命館アジア太平洋大学、若手起業家育成などでクラウドファンディング|大学ジャーナル

乳酸菌特許ベースに新事業 起業の広島大教授に聞く|朝日新聞

「東大生起業ブーム」の虚実|ITmedia

起業したい人は7%、日本のスタートアップブームの実態|ASCII.jp


《教 育》

卓越大学院に15事業 研究者や起業家育成 文科省|朝日新聞

東北大学法科大学院と新潟大学法学部が教育連携に関する協定を締結|大学ジャーナル

長崎大学、日本航空と留学生招聘などで連携協定を締結|大学ジャーナル

新学部1期生、地域に溶け込み課題解決 高知大|日本経済新聞

日本の大学の医学部教育は何が問題なのか?|東洋経済

専門知識と技術、5年で鍛える|日本経済新聞


《学 生》

教育無償化に年1.5兆円 制度の具体策了承|日本経済新聞

低所得の学生に年最大91万円 給付型奨学金が拡充へ|朝日新聞

低所得の学生に年最大91万円 給付型奨学金が拡充へ|ハフポスト

経営難私大や短大、無償化対象外…10校程度か|読売新聞

幼児教育・保育・高等教育無償化 法整備に向けた方針決定|NHK

大学に政府統制からの自由を ―無償化論議の機を捉えて|アルカディア学報

高等教育の無償化に対する疑問 ―英国の大学授業料・ローン制度から学ぶ教訓|アルカディア学報

ネットを駆使し、奨学金も調達――海外の名門大学目指す「いまどき」の若者|Yahoo!

奨学金の滞納リスク「正しい知識」さえあれば怖くない|毎日新聞

卒業生による母校への愛着度が高い大学、2位「東大」を上回る1位は?|リセマム


《入 試》

国立大入試が変わる! 着々と進む大学同士の連合 やりたいことに目を向けて|毎日新聞

【大学受験2019】国公立172大学で12万6,690人募集…1,099人増|リセマム

不正入試で東京医大を提訴へ 受験生「対応が見通せず」|朝日新聞

医療系学生団体、文部科学省に医学部臨時定員増を要請|大学ジャーナル

医学部の定員超過を臨時で容認へ 入試不正受け文科相|日本経済新聞

医学部不適切入試で定員超過 「特例的に認める」文科省|朝日新聞

不適切入試、大学対応遅れ 医学部定員超、特例で文科省容認|朝日新聞

不適切入試の6大学、定員超過措置を活用へ 昭和大など|朝日新聞

医学部不正入試、9大学の対応状況一覧を公開|リセマム

神戸大学医学部、2名を追加合格…地域で差異|リセマム

東大入試、専用の「英語力証明書」導入へ 2020年度|朝日新聞

英語4技能試験情報サイトについて|国立大学協会

生物・数学・物理は正答3割台 大学共通テスト試行|日本経済新聞

大学入学共通テスト試行調査、数学と理科で低迷…文科省が速報公表|リセマム

「大学入学共通テスト」に向けた対策|ベネッセ


《働き方改革・生産性向上》

「日本の生産性は先進国で最下位」を素直に受け止めない人が多いのはなぜか|ダイヤモンド

“定年制・賃金制度 見直しを”OECDが日本に提言|NHK

多様な生き方へ 働き方改革で趣味楽しむ|日本経済新聞

日本の「従業員エンゲージメント」が低い、4つの事情|ITmedia

休職の教員5千人超 17年度公立校、4年ぶり増|日本経済新聞

心の病で休職する教職員は5077人 10年間高止まり|朝日新聞

「このままじゃ公教育は破綻する」ブラック勤務の実態、非正規教員の叫び|buzzfeed

「生産性が低すぎる人」がしている3つのこと|studyhacker

いつも時間に追われている人は「月曜日の朝」の過ごし方が最悪だった|studyhacker

ビジネスチャットは使わなきゃ損! メールではダメな「5つの理由」|日経 xTECH

【知ってた?】Acrobatで見開きの並び順を逆に(右から左に)変更するPDF便利ワザ|できるネット

【Excel関数】名簿表の年齢を毎年更新するのは面倒! 生年月日から自動計算するエクセル関数テク|窓の杜

【Excel】ほかのブックやシートを参照しながら効率よく作業したい!エクセルのウィンドウを2つ並べて表示するテク|窓の杜

【Excel】スケジュール表の「月」の欄を変更すると日付が自動更新!エクセルで使いまわしに超便利な月間スケジュール表の作成テク|窓の杜

PowerPointで使える日本地図。白地図無料ダウンロード|パワポでデザイン


《その他》

兵庫教育大、1万人超の情報流出か 不正アクセスも確認|朝日新聞

実験で使った水銀、そのまま流す 京都工繊大元教授に賠償命令|京都新聞

ロケット発射に親族ら同行 文科省前局長がJAXAに要求|毎日新聞


《沖縄問題》

沖縄県民投票 等しく参加の機会を|朝日新聞

沖縄の痛み、真に寄り添うとは|朝日新聞

あの海に土砂、投入している本土の私たち 岸政彦さん|朝日新聞

「沖縄」を考える 土砂投入 わかった気になっていた 久保田智子さん|朝日新聞



記事紹介|足る(満足)を知れ

「世の中は不平等である」こう書いてしまうと身もふたもないが、おそらく、多くの人がそう思っているのではないだろうか。

家が裕福なら、金の苦労をしなくても済む。

親がよいコネを持っていれば、就職にも困らない。

要領が良い性格なら、出世も早い…。

それは現実かもしれないが、いくら嘆いたところで、世の中が変わるわけではない。

それよりも、勤勉、努力、体力、勇気、何でもいい、今自分が持っているものを数え、それを生かす方法を考えるほうがはるかに建設的だ。

幸福そうに見える人でも、必ず悩みを抱えている。

自分の思い通りに生きている人など、一人もいない。

「親にカネがない、コネもない」と不平等に文句を言い、「目が可愛くない!」として嫉妬心を強くしたり、世間を恨む前に、「持たないがために、現在の自分がどれほど恵まれているか」に目を向けるべきである。

健康で、仕事もあり、帰る家がある。

どんなにお金があっても、病気だったり、家庭が不仲で会話がなかったり、友人が一人もいない…。

そんな辛く孤独な生活を送っている金持ちや美人をたくさん知っている。

自分をとりまく環境や持っているものに不満を持つどころか、わりと恵まれている方ではないかと思えるはずである。

フランスの哲学者デカルトの幸福論には、「人が支配できるのは世の中でも他人でもなく、自分自身の思想だけである。ベストをつくしても、それ以外のものを変えることができないとわかれば、手の届かないものを得ようとする欲求を起こすことはない」と書かれている。

デカルトは運命に逆らうよりも、自分の欲求を変えようと努めた方がよいと主張しているのだろう。

京都、石庭で有名な竜安寺には「足る(満足)を知れ」と書かれた蹲(つくばい)がある。

真ん中に「口」という字を共有したデザインで書かれているた、「吾れ、唯、足るを、知る」と読む。


「ないことを嘆くのではなく、あるものを数えて喜んで生きる」という言葉がある。

あるものとは、今与えられているものだ。

与えられているものに、感謝をして生きることこそが、幸せに生きる道。

どこに視点を向けるのか。

不平不満を増幅させるようなものばかりを見ているのか。

不平不満は、また新たな不平不満を呼ぶ。

反対に、「ありがたい」、「おかげさま」と感謝する対象を見つけ続けるのか。

感謝の習慣のある人は、感謝したくなるようなできごとがまた起こる。

「われただ足るを知る」

今あるものに感謝できる人でありたい。

われただ足るを知る|人の心に灯をともす から

記事紹介|平成とは大学改革の時代だった

年の瀬を迎え、都心も冷え込みが厳しくなってきた。

新聞やネット上では、来年の改元を控えて、平成時代を振り返る論評が目立つ。

・国の借金が膨れ上がり、将来世代に負の財産を残した

・東西冷戦が終結し、グローバリズムの波が押し寄せた

・デジタル化にょって、ライフスタイルが一変した

60年以上続いた昭和と違い、平成の30年は、誰もが実感をもって回顧できる、程よい長さなのだろう。

大学政策にとっては、平成とはどういう時代だったろうか。

規制緩和による改革の時代だった

昭和50年代に国の財政が悪化し、国立大学の新増設や私学助成の拡大が難しくなると、臨教審は、改革を各大学の自主性に委ねる方針を掲げ、規制緩和を提唱した。

平成3年、大学設置基準の大綱化によってカリキュラムが自由化されると、大学現場で改革論議が巻き起こり、今日に至る大学改革の大波となっていった。

たった一本の省令改正がもたらしたインパクトは、想定をはるかに超えていた。「規制緩和政策の最高傑作」と秘かに思っている。

財政支援策が多元化した時代だった

昭和から平成にかけて、一般会計から国立特会への繰入率(=国立大学への補助率)が低下し、法人化後もその傾向が続いたのは残念だった。

他方、科研費は平成初期の500億円から2000億円超へと拡大し、財政融資資金が使える奨学金は、2000億円から1兆円超へと急成長した。

運営費交付金・私学助成といった機関補助も1兆円以上の規模が保たれており、財政支援のツールは「一本鎗」から「三本の矢」へと多元化した。これだけツールが揃った国は、ちょっと珍しい。

ガバナンス改革が求められた時代だった

ガバナンス問題は、かつては「管理運営」とか「組織運営」と呼ばれ、大学紛争以降は半ばタブー視されていた難題だったが、ようやく国立大学の法人化に伴って、仕組み自体は整った。

ただ、仕組みをどう整えようと、本質的に上意下達が馴染まない大学という組織のガバナンスは、どこの国でも(アメリカでも)面倒なものらしい。「大学ガバナンスに近道なし」と覚悟を決め、時問と手間を惜しまず頑張ってほしい。

平成とは、まさに「大学改革の時代だった」というのが、率直な実感だ。

背景には、昭和の終盤から続く国の財政悪化の影が濃い。所詮、改革とは、そういう苦しい時にこそ前進するのだろう。だとすれば、次の時代も改革が求められるのは、まず間違いない。

やれやれ、また一緒に汗をかきますか。

記事紹介|着眼大局、着手小局

私が考える良きリーダーに共通する資質とは

「極大化と極小化を両立できる」

「物事を本質的に捉えることができ、シンプルに戦略に落とし込める」

「『人より先に行く』を実践・決断できる」

「熱い思いを持っている」の4つだ。

1つ目の極大化とは、方向性を示した上で資源を最大限に活用し、社会貢献と利益ある成長を両立させること。

極小化とはリスクが顕在化した際に、できるだけ影響を少なくすることだ。

その上で、あえて経営者人材に必要な資質を挙げると、1つは全体感を持っているかどうか。

物事を説明するときに細かい点から入るか、大きな構えから入るか、最初のひと言でわかる。

会社と人、会社と社会の関わりなど、広く全体像を示せることが望ましい。

もう1つはいい意味で鈍感なこと。

経営者がすべてを把握し、受け止めようとすると無理が出てくる。

各部門の責任者に任せ、スルーしてよい部分もある。

集中すべきところと、そうでないところを見極める。そうでないと長くは続かない。

沢田 道隆(花王社長)


『着眼大局、着手小局』という言葉があります。

視座は高く、広く持ちながら、行動するときには小さなステップから始めよということ。

全体感を提示できると相手にも伝わりやすい。

それは目的地を共有しやすいから。

難しいことを簡単に考える力、リスクを取る力も必要な資質ということですね。

その上で熱い志を持っていること。

組織のリーダーだけではなく、どのレベルにあっても身につけておいて損はない資質でしょう。

リーダーの資質|今日の言葉 から

2018年12月28日金曜日

記事紹介|心の品格

世の中に必要だと思うが、自宅の近くはやめてほしい。迷惑施設の場所探しで決まって出てくる「総論賛成、各論反対」の考え方。ノット・イン・マイ・バックヤード(自分の裏庭には来ないで)の頭文字でNIMBY(ニンビー)とも呼ばれる。

米軍普天間飛行場の県外移設を阻む厚い壁だが、子どもへの虐待防止のよりどころとなる児童相談所の開設で、東京の一等地、南青山がもめている。地元住民の一部の反対理由は「南青山に児相は似合わない」

住民説明会では「物価や学校のレベルが高く、施設の子が来たらつらい気持ちになる」「土地の価値を下げないで」などの意見が出た。排他的なブランド意識の強さは相当なもの。

そもそも児相で不動産価値は下がるのか。住宅評論家の桜井幸雄さんは「児相による影響事例を探したが、見つからなかった」と分析している。

昨年度、全国で児童虐待は13万件を超え過去最多。目黒区で船戸結愛ちゃん=当時(5)=が亡くなった事件後、政府は児相の体制強化を急ぐ。高級住宅地のセレブなら、心の品格こそ必須条件では。

親に命じられた結愛ちゃんは朝4時に起き、ひらがなを練習した。〈もうおねがい ゆるして おねがいします〉。ノートにつづられた幼い字。まだ明けぬ暗闇で彼女がみた絶望を私たちは忘れてはならない。

大弦小弦|沖縄タイムス から

記事紹介|すべて自分の責任

「面白い仕事」と「面白くない仕事」の差があるのではなく、

「面白い仕事の仕方」と、「面白くない仕事の仕方」の違いがあるだけだと言われます。

仕事の転機はその仕事が興に入って、もっともっと続けたいなとか、ここからもう一つ山が来るとワクワクしているとやってきて、

逆にその仕事をつまらないと思いながら続けていると、その状況がエンドレスに続いていくような気もします。

全ては自分の選択であることに立ち返ると良いでしょう。

仕事|今日の言葉 から

記事紹介|人間が生まれてくる目的は歴史をつくるためである

時はいま、激変動乱の時代、近代から次の新しい時代への大転換期である。

いま我々に求められている力は変化対応能力ではない。

正に時の流れを俺が創るという「時流独創の志」である。

世界は西洋の没落と東洋の興隆を目の前に体験している。

西洋的価値観が音をたてて崩落し、東洋的価値観が世界を動かし始めている。

人間の本質は理性ではなく、感性であり心であるという時代になった。

人々は「理屈じゃない!心が欲しい」と叫んでいる。

理性的な機械的な分析の時代から、感性的で有機的な統合の時代へと変わった。

いまや統合が時代を動かすキーワードである。

西洋的な能力主義から東洋的な人格主義へと時代の要請は変わりつつある。

人材ではなく人物が求められているのである。

経済も金を目的とする資本主義経済から、人間を目的とする人格主義経済へと移行し、社会も権利を主張して責め合う西洋型の民主主義から、道義を重んじて許し合う東洋型の互恵主義社会が構想されている。

いまやすべてにおいて原理的変革が激しく求められている。

時代は人間に「激しく変われよ!」「激しく変えろよ!」と叫んでいる。

我々は決して変化を恐れてはならない。

変化こそ生きている実証である。

原理的変革の時代においては、自らが激変激動を呼び起こし動乱を巻き起こす創造的破壊への勇気と行動力が求められる。

であるが故に、変化が起こってから、どうしようかと考えるような、問題の後追いとなる変化対応能力では、あまりにも弱々しく消極的でみじめでなまぬるい。

変化や問題が起こってから対応を考える様では、苦しく辛い生き方から抜け出せない。

明治維新から今日までを考えても、百年たてばすべては激変するのである。

いま我々の目の前にある何をとっても、いまのままでよいものは何一つない。

人間が生まれてくる目的は歴史をつくるためである。

歴史をつくるには、我々はせいぜい生きるこの百年という人生を、何か一つでも、より良い変化をつくり出すために使わなければならない。

職業人は、いま自分がやっている仕事に歴史をつくらなければならない。

歴史をつくるとは、いままでの人間が誰もやったことがないことをすることである。

だから時代の大転換期を生きる人間は、すべからく「時流独創」の気概を持つ必要がある。

新しい時代をつくる創造力の原理は「常識で考えるのではなく、常識を考える」と言う発想の転換である。

「常識を考える」とは、何事によらず「はたしてそうであろうか、本当にそうなのか、本当にこのままで良いのか」と問うてみることである。

激変の時代であるが故に、我々はいまこそ常識に縛られず、すべてを原点に返って無化し、自由にはばたく野生の魂を取り戻さなければならない。

時流独創の気概を持って生きていきたい。

時流独創の時代|人の心に灯をともす から

2018年12月27日木曜日

記事紹介|沖縄の海(人の心の中)に土砂を投入しているのは、他ならぬ本土の私たち

人里離れたどこか田舎の海に土砂を入れる。そんな感覚で受け止めている人が多いかも知れません。あるいは、週が明けてニュースが伝えられなくなり、もう忘れているでしょうか。

25年間沖縄に通い、沖縄戦体験者の生活史を聞き取ってきた経験からいえば、今回のことは、沖縄の人の心の中に土砂を入れていくようなものだと受け止めています。

それでも、本土の人たちの関心は低い。関心があっても、固定観念で「沖縄」をとらえ、レッテルを貼ってしまいがちです。

沖縄の社会は、本土と同じく複雑です。多くの人たちが辺野古の基地建設に反対ですが、「条件付き容認」という方も当然います。それなのに、私もふくめた本土の「リベラル」は、すぐに沖縄をロマンチックに理想化して語ります。理想から外れると批判する人もいます。

一方、現政権を支持する人たちは、沖縄に容認の人がいることを、さも隠された真実であるかのように語りがちです。でも、例えば工務店を営み、基地関係や公共工事の仕事を請け負っていて、子どもが大学進学のタイミングを迎えていたとすれば――。やむを得ない、と考えるのは自然なことではないでしょうか。

沖縄を自分の主張の道具に使うのをやめて、まずは沖縄の人たちも、本土の私たちと同じ「合理性」を持った存在として、あるがままにみる。その上で、沖縄戦や米軍統治など、本土とは異なる固有の歴史に目を向けることが大切だと思います。そうすると「日本」が沖縄に対して、どれほどひどいことをやっているのかが見えてくるはずです。

沖縄に基地を押し付けているのは日本であり、米国です。あの海に土砂を投入しているのは、他ならぬ本土の私たちなのです。

あの海に土砂、投入している本土の私たち 岸政彦さん|朝日新聞デジタル から

記事紹介|凡人と勇士との違い

凡人と勇士との基本的な違いは、

勇士はすべてを挑戦と捉え、

凡人はすべてを恵みか呪いとしてとらえることである。

カルロス・カスタネダ


凡人は何が起きても自分で出来る範囲が狭いので、いつも流される人生になってしまう。

だから、いいことがあればラッキー、悪いことがあれば恨むということになるのでしょう。

勇士は自分で出来る範囲のことには自ら働きかけるので、

結果をある程度自分の期待に寄せることが出来るようになる。

または結果が期待通りではなかったとしても、自分の至らないところを受け止めることが出来る。

次に活かすことが出来るようになるのでしょう。

言い換えると、凡人は風が吹けば風見鶏になるだけ。

勇士は、追い風が吹けば、その力で前に進むことができ、

向かい風が来ても、ヨットの帆の様に風を受けて、やはり前に進むことが出来るのでしょう。

勇士|今日の言葉 から

記事紹介|「新しいこと」に挑戦し続ける

現代こそ、変化することが求められている時代はない。

ITやAIの劇的な進化により、ありとあらゆるものが変化し、革新しているからだ。

それは、仕事や企業活動だけでなく、日常生活や、学校など、あらゆる分野に波及している。

行徳哲男師は、変化についてこう語る。(感奮語録)より

『変化には3つの特徴がある。加速性、断続性、波及性の3つである。

変化は断続する。

切断されているから至るところに崖がある。だから、いつでも身軽に翔べることが大事である。

このような時代に重い荷物を持っていては翔べはしない。ゆえに、いろいろな持ち物を捨てたり忘れたりすることが必要である。

これからは「忘」と「捨」の時代である。

変化は波及する。

波及の時代にあって経営者は経営学の勉強をしすぎてはいけない。

むしろ経営学以外の勉強をし、裾野を広げることがによって波及する変化をつかまえ、味方にすることができる。

文学や芸術や歴史、そして趣味の世界である。

変化を味方にできる人間こそ、21世紀に生き残る人間である。』

過去をいつまでも引きずっている人は、新しく生まれ変わることができない。

だから、子どものような「今泣いたカラスがもう笑う」という、過去を忘れることが必要だ。

そして、過去の成功体験も、栄光も捨てる覚悟がなければならない。

いくつになっても好奇心を持ち、「新しいこと」に挑戦し続ける。

どんなに歳を重ねようと…

変化できる人を目指したい。

変化できる人|人の心に灯をともす から

2018年12月26日水曜日

記事紹介|「楽しさ」を伝える

あるところで話をしていたときに、32人の参加者のうち、8人が、中学か高校の先生だったことがあります。

話の本題が終わって雑談になったとき、私はその先生方に、こんなことを言いました。

「自分が中学生や高校生だったときに思ったことですが、方程式や単語を、生徒に教えることももちろん大切だったのでしょうが、先生からは、『なぜ数学という学問はおもしろいのか』『どうして英語というものに興味を持ったのか』『なぜ美術に惚(ほ)れたのか』という話を本当は聞きたかったのです。『この学問は、こんなにおもしろいところがある』『こんなに学問というものはおもしろい』という話をしてほしかったのです」と言いました。

フランス語にモチーフという言葉があります。

これは日本語で「動機」と訳します。

モチベートは「動機づけする」「やる気にさせる」という意味です。

このモチベートを名詞にするとモチベーション、motivation(動機づけること、やる気にさせること)になります。

私は、その先生方に「教育を考えるときに、このモチベーションということを、大きく取り入れていただきたい」とお願いしました。

例えば、数学の先生や英語の先生をしている人、あるいは美術の先生をしている人、というのは、その学問が嫌いであったはずはありません。

それが好きであったからこそ、その教師になったはずなのです。

そうであるならば、「なぜその学問が好きになったのか」「どんなおもしろさや深さがあるのか」を話すことによって、生徒にモチベート(動機づけ)できるかもしれません。

生徒に向かって、「なぜ勉強しないのだ」「なぜわからないのだ」というような、鋭い言葉を浴びせるよりも、その生徒をやる気にさせる、「なぜその学問が楽しいのか」ということを伝えていくことが、教育の大事な側面であるように思います。

人間の教育の中で、先生が与えるモチベート(やる気にさせる、動機づけすること)というのは、私たちが考えている以上に、大きな問題なのかもしれません。


この人を「やる気にさせる、動機づけする」ということは、何も学校教育だけのテーマではない。

企業においても、これは同じだ。

特に、中小企業や商店において、この「楽しさ」を伝えることは大事だ。

自分の子息がいるにも関わらず、多くは都会に行ったり、役所や大企業に勤めてしまい、帰ってこない、継がない、というケースは多い。

もちろん、給料の問題はあるが(中小企業より大企業の方が総じて高い)、その根本には親が仕事の楽しさを伝えてこなかった、ということが多い。

また後継者問題だけでなく、親や大人の世代が、楽しそうに、面白がって、カッコよく仕事をしたり、勉強したりする姿を見せるのは大事だ。

子どもは、そんな大人を見てあこがれる。

つまり、理屈ではなく、行動で示すということ。

人をやる気にさせるには…

「楽しさ」を伝えることはとても大事だ。

人をやる気にさせるには|人の心に灯をともす から

記事紹介|市場価値のある人間

英オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が発表した論文『雇用の未来―コンピューター化によって仕事は失われるのか』をご存じだろうか。

同リストによれば、ディープラーニングの発達により、レジ打ちや事務作業などの単純労働はおろか、頭脳を働かせる知的労働でさえ、その多くがAIとロボットに置き換わると予測されている。

批評的に考えれば、正しさも、誤読もあるだろうが、長期的にはこの視座は意味があると考えている。

これを見ると「ロボットやAIのほうが、人間よりもはるかに精度の高い作業や思考ができる」未来において、私たちはどう働き、どのように生きていけばいいのだろうか?と嘆く人もいるかもしれない。

答えは1つ、存在自体にヒトに対する訴求力がある人になればいいだけだ。

これからの未来においては、“何物でもない人間”“貢献度の低い人間”の価値はどんどん下がっていく。

だから自分自身に価値をつける、すなわちより多くのフォロワーを獲得しなければ、市場価値のない人間になってしまうだろう。

これからは「他人と違うことをやっていくことを基本にする」ブルー・オーシャン的な思考と戦略を持って、画一化されていない個人の訴求力と相互的なフォロー・フォロワーシップによる共依存関係を持つべきだ。

自分しかそれをやっていないけれど、それが正しいと信じ、競争することをやめる。

もし、誰かが自分と同じようなことをしていたって、気にする必要はない。

「先を越されたから」とか、「先を越されそうだ」ということを考えるクセは、根本からなくしたほうがいい。

ただ愚直に、そこから先に自分がどういう価値を足せるのかを考えるマインドセットでいけばいいだけだ。

オズボーンのリストなどは、いわば今後金をとって行動するわけではなく、多くの人が楽しんだり相補的に受け持つ「趣味リスト」のようなものなので、気にすることはまったくない。

ただ、オズボーンのリストから1つ学べるのは、このリストに挙げられている職業を少しでも広く、なるべき多く分散してやっておいたほうがいいということ。

たとえば僕がこのリストにあるほとんどの仕事を0.3%ずつくらいやっているとする。

そして、この中の1つの仕事を「そこそこのプロ」としてやっている人と、その長期的な生存率を比べると、多分僕のほうが勝る可能性が高いだろう。

理由は今後テクノロジーが入ってくることで、0.3%の僕と、100%のプロの間のクオリティの差が少なくなるからだ。

だとすれば、リスクヘッジをしているほうが有利ともいえるし、先入観なく多くのことに挑戦したほうが広い視点を持てるので、大きな絵を描きやすい。

そして、それは希少価値につながりやすい。

1つの仕事の専門性を高めるだけでは、つぶしが効きづらくなるともいえる。

好きでやっているのならまだしも、やらされてやっているような職業である場合、その時間の浪費は人生の損失である、好きなことや楽しいことを突き詰めてニッチトップを目指したほうが人生が楽しくなるのではないかと思う。

ぜひ自分の好きなことを探して、今までにはない組み合わせと掛け合わせて、自分なりの新しい分野を作っていってほしい。

10年後の仕事図鑑|落合陽一氏の心に響く言葉より|人の心に灯をともす から

記事紹介|組織の存在意義

「凡人をして非凡なことをなさしめる」ことが組織の目的である。

ピーター・ドラッカー


1人ではなし得ないことも、多くの人が集まって協力することで大きなことを成し遂げられる。

だからこそ、1+1が2以上にならない状態であれば組織として機能していないということ。

さらに足を引っ張りあっているような状況がもしあるならば、組織にいない方がよい。

目的達成のために組織には、崇高な存在意義が必要になるでしょう。

もう一つ別の見方をすると、

組織にいることで自分の能力を伸ばすことが出来るということも組織の目的なのだと思います。

つまり、組織に所属することで仲間に出会い、先輩後輩と交流する中で助言や支援を得ながら自分の可能性を広げていくこと。

1人だったらくじけそうな時も励ましてもらえる。

逆に自分も励ます立場になることも出来る。

人に必要とされる自分を目指していきましょう。

組織の目的|今日の言葉 から

2018年12月25日火曜日

記事紹介|教育

日本の指導者を育てる塾でプラスティックの食器を使っているのね。

こんなことではこの塾から大した人は出てこない気がするわ。

ねむの木学園の子どもたちはお茶碗ひとつ持つのもままなりません。

それでも食器はすべて落としたら割れる陶器を使っています。

落としたら割れることを知っているから、落とさないようにしっかりと持とうと努力します。

これが教育です。

宮城 まり子

教育|今日の言葉 から

記事紹介|植えた種の通りに実がなる

私が自分だけのために働いているときには、自分だけしか私のために働かなかった。

しかし、私が人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ。

フランクリン・ルーズベルト


これも鏡の法則と呼べるものでしょうか。

すなわち他人を変えたいときは、先に自分を変えることを教えてくれている言葉でしょう。

この世は自分が投げかけたものだけが返ってくるようになっているようです。

良いものを投げれば良いものが返ってくる。

悪いものを投げれば悪いものが返ってくる。

植えた種の通りに実がなるということ。

しかし、自分のために他人に良くしても、良いものが返ってくるとは限らない。

それは自分の利益が先行している優しさの押し付けだから。

功利主義を唱えたジェレミ・ベンサムは

『我々は、他人に幸福を分け与えることにより、それと正比例して自分の幸福を増加させるのだ』と語っています。

真の意味で他人の幸せを願い行動することが、自分の幸せも引き寄せるのでしょう。

誰のために|今日の言葉 から

記事紹介|人生は敗者復活戦

負けるのは不名誉なことではない。

不名誉なのは負けて駄目な人間になることだ。

人生は敗者復活戦。

蔦 文也(元徳島池田高校野球部監督)


論語にも、『過(あやま)ちて改めざる。これを過ちという』とあるように、負けたり、過ったりした場合にはそこから学ぶことが本当の目的になるべき。

にもかかわらず、それに感情まで引っ張られてしまうのは、実は意思の問題なのだと思います。

意思を変えるには自分の言葉を変えれば良い。

ネガティブな言葉を使わないようにすること。

不名誉|今日の言葉 から

2018年12月24日月曜日

ニュースクリップ 2018.12.16 - 12.23

1週間の主な大学関係ニュースをピックアップしてみました。

《政 策》

「国立大学の一法人複数大学制度等について(案)」に関するパブリックコメント|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ

総合科学技術・イノベーション会議(第41回)資料|内閣府
議事:大学改革についてなど

私立学校施設の耐震改修状況調査結果の概要(大学等)|文部科学省

第11回政策研究レビューセミナー(発表資料の掲載)|NISTEP

創立30周年記念国際シンポジウム「科学技術イノベーション政策の形成と共に進化する政策研究を目指して」(配布資料の掲載)|NISTEP

平成30年科学技術研究調査結果|総務省

研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)新規プロジェクトの決定について(平成30年度第2サイクル審査分)|JST

回答「国際リニアコライダー計画の見直し案に関する所見」を手交しました(平成30年12月19日)|日本学術会議(pdf)

(関連)「次世代加速器」誘致支持せず 日本学術会議|毎日新聞

(関連)ヒッグス粒子調べる巨大加速器「誘致支持せず」|読売新聞


《2019年度予算》

2019年度予算|文部科学省

平成31年度予算政府案|財務省

国立大運営費交付金 1割を「重点支援枠」に 政府19年度予算案方針|毎日新聞

首相「交付金の1割、実績に応じ配分」 国立大学改革|日本経済新聞

国立大、交付金に成果主義=1000億円に拡充-政府|時事ドットコム

国立大、評価配分枠1千億円へ 交付金、来年度から拡大|中日新聞

来年度予算案を閣議決定 一般会計で過去最大の101兆円|NHKニュース

初の100兆円予算、19年度101兆4564億円 増税対策2兆円|日本経済新聞

初の大台101.4兆円 来年度予算案を閣議決定|朝日新聞

19年度予算案、膨張101兆円 かすむ財政規律|日本経済新聞

財政・社会保障の持続へ次の改革を|日本経済新聞

101兆円予算 不安が募る「過去最大」|朝日新聞社説

初の100兆円予算案 借金漬けでも野放図とは|毎日新聞社説

来年度予算、中小企業の働き方改革やハラスメント対策も|朝日新聞


《経 営》

国立大教員の年俸制推進 政府イノベーション会議|日本経済新聞

国立大の法人と大学のトップ、別々も可に 文科省が検討|朝日新聞

“複数の国立大学の運営 一つの法人で” 国会に法案提出へ|NHKニュース

名大と岐阜大、運営法人統合に合意へ|日本経済新聞

岐阜大、96年新設学部「廃止」の大いなる波紋|東洋経済オンライン

進学率の伸び悩みで大学はどうなる?|ベネッセ教育情報サイト

異見交論42「もはや"国立"大学ではないと認識を」上山隆大議員(内閣府総合科学技術・イノベーション会議)|読売教育ネットワーク

米スタンフォード大、2021年に全電力を再エネに|日本経済新聞

オックスフォード大学・ピットリバース博物館、難民25人をガイドとして雇用|TABI LABO

【世界の大学事情】第20回 1. 『マレーシアの公立大学と予算削減』, 2. 『十分な財政支援を行う機会の再喪失? オーストラリアの高等教育の財源不足』|大学トップマネジメント研修

別府の温泉地、留学生と磨く 立命館アジア太平洋大|日本経済新聞

学校・病院・行政機関、19年7月から屋内全面禁煙|日本経済新聞

来年7月から病院・学校等の「屋内完全禁煙」が開始へ。ネット上は「遅すぎる」の意見も|IRORIO

政府、IT調達を内閣官房に一元化 2019年にも|日本経済新聞

「男女平等」達成は108年後? ジェンダーギャップ指数、日本は110位|Forbes JAPAN

「改革」と「改変」のあまりにも大きな差~日本企業が超えるべき課題とは|沖縄タイムス

職場がよどむ手続き優先上司 規則順守は「バカの壁」|NIKKEI STYLE

おじさん的「人脈力」がほぼ無意味になった理由|ダイヤモンド・オンライン

「発信型」はもう古い? リーダーの決断を社内に浸透させる「着信型」とは|AERA dot.

現代のマネジャーには6つの自己変革が必要である|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

リーダーが「決めない」は最悪の選択|福岡市を経営する|ダイヤモンド・オンライン

36歳で平社員から1万人のリーダーに。年上の部下たちをどうマネジメントするのか|福岡市を経営する|ダイヤモンド・オンライン

「人を動かせない人」に決定的に欠けていること。“あの5文字” で相手は自然と動き出す|コラム

部下を職場に過剰適応させないのが、上司の仕事|日経ビジネスオンライン

部下を注意するときに知っておきたい伝え方のセオリーとは?|ダイヤモンド・オンライン

年下を「呼び捨て」にする会社員は、しだいに身動きが取れなくなる|ダイヤモンド・オンライン

部下を成長させる一流の上司に必要な「9つの条件」|ダイヤモンド・オンライン

難儀な上司の下で働く人へ 来年に向けた3カ条|NIKKEI STYLE

仕事で“謝ってはいけない”4つのケース|BUSINESS INSIDER JAPAN

チームワークに精神論は不要、サイボウズがサイボウズになった理由|BUSINESS INSIDER JAPAN

【書評】『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』|ライフハッカー

「社員の活躍を考える際に役立つ10冊」 人事のプロが選んだのは、この本だ|ハフポスト


《研 究》

クローズアップ2018:粗悪学術誌横行 研究者、手軽に実績 投稿、数日で了承|毎日新聞

粗悪学術誌掲載で博士号 8大学院、業績として認定|毎日新聞

ハゲタカジャーナル論文掲載 不名誉な大学ランキング【悲報】東大、阪大などの研究者も投稿していたことが発覚|日本の科学と技術

そこが聞きたい:ハゲタカジャーナル 元日本学術会議会長 黒川清氏|毎日新聞

東北大・東大、「第4の固体」発見 結晶の境目に新構造|日本経済新聞

「ムーンショット」に思う科学技術予算の偏在と脆弱な基礎研究|アゴラ

パリ協定の実施ルールは全ての国に共通の基準で COP24で交渉難航の末に採択|SciencePortal

iPS細胞備蓄、京大が外部移管を検討|読売新聞

iPS細胞:ストック、外部移管 京大表明へ 再生医療へ細胞備蓄|毎日新聞

山中所長、iPS細胞備蓄の公益財団提案 国から自立へ|朝日新聞

リチウムイオンを超える高性能化も―MIT、アルミニウム空気電池の性能改善に成功|fabcross for エンジニア

蓄電池利用で国際競争力持つ安価な水素製造が可能に|大学ジャーナルオンライン

ネイチャー “科学の10人”に「はやぶさ2」リーダー 吉川氏|NHKニュース

モバイルで学術情報SINETに接続、実証開始|日本経済新聞

AIの専門家を年100人育成 政府、来年夏までに国家戦略策定へ|SciencePortal

若手経済学者、海外に活路  企業のデータ分析で報酬高く 日本への還流課題|日本経済新聞


《産学連携》

島根大学の「組織」対「組織」の現在-株式会社キグチテクニクスとの共同研究講座|産学官連携ジャーナル

宮崎大学における「組織」対「組織」の産学官金連携活動|産学官連携ジャーナル

東京大学とダイキンが「協創」で提携、10年間で100億円拠出し技術革新|日経xTECH

僕らはなぜ世界を目指すのか|経済産業省 METI Journal

若手起業家や学生によるコンテスト「ミライノピッチ2018」が大阪で開催|CNET Japan

東京大学と三菱地所 学生らの起業を支援する施設を本郷に共同開設|大学ジャーナルオンライン

名古屋工業大学と同大学発ベンチャー、AIによる超高精度な歌声合成を実現|大学ジャーナルオンライン


《教 育》

教員対象、オリンピック・パラリンピック教育を考えるセミナー12/25・26|リセマム

内容厳選と時数確保求める 学術会議が家庭科に提言|教育新聞

異見交論61「大学の成績表、信じていいですか」國分裕之氏(ANA人財大学長)|読売教育ネットワーク


《学 生》

給付型奨学金 最大で年間約91万円支給 文科省案まとまる|NHKニュース

年収1400万世帯が教育費で困窮するワケ|プレジデントオンライン

オックスフォード大学の学生寮に泊まってみた|YouTube


《入 試》

医学部入試、選ぶ側に裁量 女子だけに保育園の質問も|朝日新聞

医学部入試 公平性の骨抜き許すな|朝日新聞

順大のコミュ力問題、心理学会も懸念「安易な論文引用」|朝日新聞

順天堂大「コミュ力高い」は非科学的 心理学者らが抗議声明|毎日新聞

不正入試は国の対応も問題だ|日本経済新聞

現役医学生が文科省に要望書提出 不正入試問題受け|テレビ朝日系(ANN)- Yahoo!ニュース

文科相、定員増は極めて困難…医学部不正入試|リセマム

医学部入試、10大学が不適切、文科省調査最終まとめ|大学ジャーナルオンライン

Two more Japanese medical schools admit to favouring male applicants

息子が医大に裏口入学 文科省汚職 前局長が保釈|ホウドウキョク - Yahoo!ニュース

英語民間試験の成績、京都大学も必須としない方針|大学ジャーナルオンライン

英語民間試験、高1の疑問は「どの試験を受ければいい?」 河合塾が調査|大学ジャーナルオンライン

【大学受験2019】国立難関大の志望動向は?河合塾が入試直前動向を発表|リセマム

AO入試は過去最高の実施率 文科省の国公立大入試集計|教育新聞

AO、推薦さらに拡大 19年度の国公立大入試|日本経済新聞

2020年度の大学入試改革に異論あり|日経ビジネスオンライン


《就 職》

今の就活時期に肯定的 学生の約6割、内閣府調べ|教育新聞

面接はトレーニングが大事 二人で面接練習して自信を|教育新聞


《働き方改革・生産性向上》

長時間残業、生産性を劣化させる「10の悪い習慣」(チェックリスト付き)|BUSINESS INSIDER JAPAN

リテンション施策は対象者を絞ってセットで実行すべし 青山学院大学 山本 寛氏|リクルートマネジメントソリューションズ

会議がムダに終わってしまう3つのパターン|頭2つ抜き出る成果の出る仕事術

つくば市 RPAで業務を改善し年330時間以上の労働時間減を見込む|日経クロストレンド

リモートワークを成功に導く4つのポイント|Forbes JAPAN

会社・上司の「早く帰れ」プレッシャーがキツイ…個人で働き方を変える秘策とは?|ダ・ヴィンチニュース

92%の女性が会社選びで「職場の雰囲気」を重視。会社を和やかにするためこんな努力も|ハフポスト

働き方改革道半ばの医療機関を狙え、OA各社が提案強化|ニュースイッチ

集中力の黄金サイクル。仕事は「15分」「30分」「90分」で回せばうまくいく|コラム

ほんの10分の軽い運動でも、脳は活性化する|朝日新聞GLOBE+

日本の労働生産性 主要7か国で最下位|NHKニュース

保育園の送迎や介護。時間に制約がある社員と、どう働く?|ハフポスト

「なぜか周りに助けられる人」 が大切にしている働き方|THE21オンライン

保育士たちを非効率な「書類作り」から解放しよう―カタチから入る待機児童対策(上山信一) - Yahoo!ニュース

人はなぜ「時間がない!」と感じてしまうのか?|THE21オンライン

長引く会議、使用目的不明の資料作成など……6割以上の勤務先で「無駄な業務あり」|ITmedia ビジネスオンライン

職場で遠慮なく笑えることは大きなメリットを生む |DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

校長のパフォーマンス 終わらない教員の働き方改革|教育新聞

サイボウズ青野社長が熱弁 「楽しめば仕事の効率は上がる」|日経トレンディネット

働き方改革ではなく、人材育成改革|日経ビジネスオンラインSpecial

もっとシンプルに、もっとスピーディーに新時代の企業内チャット&SNS活用戦略|日経ビジネスオンラインSpecial

経営課題解決シンポジウムSpecial Next Working Style Day Review 新たな価値を創出するためのワークスタイル変革&コミュニケーション改革|日経ビジネスオンラインSpecial

「三位一体」で挑む富士通の働き方改革 自社実践の知見とノウハウを顧客に提供|日経ビジネスオンラインSpecial

導入企業20万社を突破したチャットツールが日本企業に不可欠な生産性革命を実現する|日経ビジネスオンラインSpecial

若手社員が「仕事を効率化」させる5つのテク|東洋経済オンライン

日本人が山ほど残業を強いられる2つの根因|東洋経済オンライン

すべての疲れは「脳の疲れ」 脳疲労をためない新習慣|NIKKEI STYLE

働き方改革は「見える化」から着手すべし! AIツールによる定量化・可視化でルーティンワークが3割減少|IT Leaders

「職場に対する不満」を本音で語り合うことが、「働き方改革」の出発点である|ダイヤモンド・オンライン

本音は「労働時間削減」より「給与アップ」 働く人が幸せになるための「働き方改革」とは|新刊JP

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《その他》

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《沖縄問題》

辺野古の土砂投入について思うこと|元大学サラリーマン日記

米ホワイトハウスに辺野古埋め立ての一時停止を…|大弦小弦 沖縄タイムス

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辺野古の土砂投入、中止署名10万人達成。ローラさんも呼びかけ「沖縄をまもろう!」|ハフポスト

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沖縄振興費、玉城県政でも低水準 辺野古の対立が影|日本経済新聞

記事紹介|学び続ける人

『少年老い易(やす)く学成(な)り難(がた)し

一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽んずべからず

未(いま)だ覚(さ)めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢

階前(かいぜん)の梧葉已(ごようすで)に秋声』

南宋の大儒者(じゅしゃ)、朱熹(しゅき)の有名な詩である。

題は「偶成(ぐうせい)」。

越智直正氏はその著『男子志を立つ』の中で、この詩をこう解釈されている。

「年をとるのは早いが、理想を成就するのは難しい。

わずかな時も無駄にしてはならない。

石段の脇に繁るアオギリの葉が秋の訪れでいつしか色づいているように、自分自身が人生の秋ともいうべき初老の時期にさしかかってしまった。

少年時代を楽しむうち、早くも老境は迫ってくる」

「学」を単なる勉学ではなく「理想」と捉えているところに、古典を生きる糧とされてきた人ならではの独自性がある。

歴史を辿ると、一寸の光陰を惜しんで学んだ多くの先達に出会う。

『福翁自伝(ふくおうじでん)』によると、福沢諭吉は緒方洪庵(おがたこうあん)の適塾での修業で、布団を敷き夜具をかけ枕をして寝たことがなかった。

寝るのは机によりかかるか床の間を枕にするぐらい。

それほどに勉強したのだ。

勝海舟もまた、「貧・骨に到り」と表現するような極貧の中で勉強した。

「夏夜蚊帳(かや)無く、冬たるきを破り、ただ日夜机に依(よ)って眠る」という毎日。

飯を炊くにも薪がなく「自らたるきを破り、柱を割(さ)いて」飯を炊いた。

「困難ここに至ってまた感激を生じ」と日記に記している。

そういう生活の中で海舟はオランダ語の習得に励んだ。

辞書は高価で手が出ないので、借料を払って借り受け、それを一年かけて二部写し取り、一部は自分用。

もう一部は売って金に換えた。

学ぶべきは、この精神のタフさである。

ここで忘れてならないのは、先達の先達たる所以(ゆえん)は、若年期だけでなく、生涯学ばんとする姿勢を貫いた、ということである。

「業(ぎょう)高くして廃せず等身の書」という古言がある。

いかに学業を積んでも、地位や身分がいくら高くなっても、その時の自分にふさわしい書を持ち、学び続けよ、ということである。

晩年の安岡正篤師もこんな一言を残している。

「老年廃せず少年の学」。

老年になっても若き頃に聖賢の人たらんと燃えた情熱を失ってはならない、ということである。

人生は生涯をかけて自分を完成させていく修養の道程…朱熹の詩が教えているのも、畢竟(ひっきょう)そのことである。

佐藤一斎の『言志四録』の中にこんな言葉がある。

「少にして学べば壮にして為すことあり

壮にして学べば老いて衰えず

老にして学べば死して朽ちず」

青少年(子ども)の頃から学べば、壮年(大人)になってから重要な仕事をなすことができる。

壮年になってからも更に学び続ければ、老年になってからもその力は衰えることはない。

老年になってからも尚(なお)学ぶことをやめなければ、死んでからもその業績は語り継がれ、次の世代に引き継がれていく。

うかうかしている暇(ひま)はない。

このあっという間の人生、一瞬たりとも無駄にはできない。

いくつになっても、どんなときも、学び続ける人でありたい。

記事紹介|自ら行動を起こす

どこかで・・・いい風に吹かれたいと思います。

きつい風にばかり吹かれていると、人にやさしくなれないですから。

・・・いい風に吹かれるためには、意識していい風の吹きそうなところへ体と心を持って行くんです。

じっとしていてもいい風は吹いてきませんからね。

高倉 健


ここでいう「風」とは、自分を取り巻く環境であったり、人間関係であったり、人との出会いであったり、交わされる言葉であったりするのでしょう。

大事なことは、そのために自ら行動を起こすことですね。

『じっとしていてもいい風は吹いてきませんからね』という言葉の通りに。

風|今日の言葉 から

2018年12月23日日曜日

記事紹介|目標は、目的追求の手段なり

成長を続けるチームでは、目標と目的、この2つの言葉の意味と違いがしっかりと明確になっており、その内容もしっかりと共有されています。筆者は研修会や講話に登壇するとき、よく参加者の皆さんに「目標と目的の違いを明確に理解できている方は手を挙げてください」と、質問をします。すると、会場の中で自信を持って挙手をされるのはおおむね3割程度です。

目標と目的というこのよく似た2つの言葉は、「チームビルディング」にも「リーダーシップ」にも「組織と人の成長」にも、そして「チームの成果」にも重要な役割を持った言葉です。しかし多くの人はその意味や役割の違いといったものが曖昧になっており、その本質を理解していないままになっています。

目標と目的の違いとは?

では、目標と目的の違いとは何か。目的とは簡単に言うと「何のために」物事を行うのかという、意味や理由や動機を表す言葉です。それに対して目標とは、物事を「いつまでに、何を、どこまで(または、どれくらい)」行うのかという、その取り組みそのを指す言葉なのです。

たとえば、「今日中にリンゴを10個売る」というのは目標です。いつまでに、何を、どれくらい行うのかの視点だからです。では目的は?

目的はリンゴを売る理由です。もしかすると「家族を養うため」という理由かもしれませんし「自分のつくった自慢のリンゴを多くの人に知ってもらいたい」という理由かもしれませんし、「このおいしいリンゴを通じて、たくさんの人に笑顔を届けたい」という理由かもしれません。

顧客満足度No.1で人が育つ組織としても有名なトヨタの自動車ディーラー、ネッツトヨタ南国の取締役相談役である横田英毅さんは目標と目的の違いについて、次のような言葉を残しておられます。

目標は見えやすく、目的は見えにくい

目標は物質的で、目的は精神的

目標は達成するもので、目的は追求し続けるもの

この、横田さんの言葉は、目標と目的の本質を分かりやすく表現した大変素晴らしい言葉で、ぜひとも憶えておきたい名言です。ビジネスの古い格言にも「目標は、目的追求の手段なり」という言葉がありますが、つまり目標とは目的追求を可視化するためにあるものだということです。

サン=テグジュペリの言葉に学ぶ、チームビルディングの秘訣

結婚披露宴のスピーチなどでよく紹介される名言のひとつに、『星の王子様』の著者で有名なアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「幸せの秘訣はお互いを見つめることではなく、二人が同じ星を見つめることである」という言葉があります。

なぜ筆者が今、この言葉を紹介しているのかというと、それはこの言葉が夫婦の幸せだけに当てはまる言葉ではない、「成長し続けるチーム」にとっても重要な、まさに本質をついた言葉であると感じているからです。

上記のサン=テグジュペリの言葉を「幸せ⇒チームの成長」「二人⇒チームの仲間」と置き換えてみると、よくわかります。そしてこの言葉にある「星」とは、追求し続ける「目的」そのものと言えるのでないでしょうか。

多くのチームでは、目標設定や目標達成に多くの時間を費やす一方で、目的の部分をしっかりとチームメンバー同士で共有し理解するために必要な手間暇をかけていません。しかし目標に深い意味づけを行うのは目的です。

目標の適否は、目的に照らしてこそ判断できます。自分たちが何を追求し、どこに向かっているのかも分からないまま、目先の目標だけを達成するというのは、チームのメンバーにとっては、自分にとってはあまり「意義を感じられない作業」をやらされているのとさほど大差がありません。

成長し続けるチームのリーダーは、そのことをよく理解しているため、チームの動きを「目的を追求する、その道すがらを可視化するために目標を達成する」という手順を踏み外すことがありません。

目標と目的の違いを理解すると、チームが成長する理由

では、なぜ目標と目的の違いを理解すると、チームが成長するのでしょうか。そこには2つのポイントがります。1つ目のポイントは、目標と目的の違いを明確に理解できるようになるとチームメンバー一人ひとりに「自分なりの働く動機」が生まれるからです。自分が何のために働くのか、その意味が理解共感できるため、主体的に自分のたちの仕事に幹会えるようになります。そして2つ目のポイントは、「自分で考え、工夫できるようになる」ということです。

メンバー同士が自分の仕事の意味を考えるようになると、自分なりに行動するようになります。そこには「自分で考え、工夫する」という、主体的な動きがあるのです。この、自分で考え工夫するという行動は人の成長にも、チームの成長にも大きなプラスの影響をもたらしてくれるのです。

チームの目的とは、自分たちのチームの存在理由

最後に、チームメンバーが共有する目的とはいったい何でしょうか。それはチームの存在理由です。何のために自分たちのチームが編成されているのか。成長し続けるチームのリーダーは、そのチームの存在理由をメンバー全員にしっかりと共有しています。自分の言葉で語ることもしますが、何よりもメンバーの皆に考えてもらうことをしています。

チームは会社組織の一部です。会社の存在理由はその組織の理念にありますが、成長し続けるチームのリーダーは自分たちのチームの存在理由を会社の経営理念で済ませるのではなく、会社の理念をベースとしたうえでしっかりとチーム理念をつくり上げ、メンバーに共有しているのです。

リーダーはチームの存在理由を明確にできているか~目標と目的の違いとは?|PHP人材開発 から

記事紹介|現状打破

工学博士、上原春男氏の「成長」についての言葉がある。

『人間というのは本来、成長するようにできています。

成長がおぼつかないとしたら、それは外的要因ではなく、自分自身の姿勢や考え方に原因があるのです。

そもそも、なぜ人や組織は成長しなければならないのでしょうか。

「成長しなくても、現状維持で十分だ」という人や企業の経営者がいるとしたら、それは重大な危機を招くことになります。

成長するものだけが、生き残るのです。

現状維持にとどまるものは、即、衰退に向かうのです。

伸びている会社でも、その現状に満足してしまったら、その瞬間にその組織は下りの階段を転がり落ちていくことになります。』

現状維持の反対は、現状打破。

以下は、脳力開発を提唱した城野宏氏の言葉。

■現状を打破の姿勢がある人は、「主体的(人のせいにせず、自ら動く)」で、「進歩発展をめざす姿勢(常に、よりよくしていこうという姿勢)」があり、「他人の利益をはかる姿勢(協力が得られる)」がある。

■現状維持の姿勢の人には、「人だよりで、人のせいにする姿勢(グチっぽくて、不平不満が多い)」があり、「現状に甘んじる姿勢(難しい、困った、出来ないが口ぐせ)、自分だけよければよいという姿勢(人をバカにする、尊敬しない)」がある。

つまり、現状打破の姿勢の人は、常にポジティブで、あきらめず、必ずなんとかなる、と思って行動している。

常に成長し続けるため、ポジティブ思考を身につけたい。

ポジティブ思考とネガティブ思考|人の心に灯をともす から

2018年12月22日土曜日

辺野古の土砂投入について思うこと

報道でご案内のとおり、沖縄県が反対している中、辺野古の海に、政府が土砂の投入を始めました。

このことで、沖縄在住の芸人「せやろがいおじさん」こと、榎森耕助さんが「辺野古の土砂投入について思うことを、辺野古の美しい海に向かって叫んだ」と題してyoutubeで発信しています。

ここで詳しく書くより観ていただいたほうがいいでしょう。

せやろがいおじさん|辺野古の土砂投入について思うことを、辺野古の美しい海に向かって叫んだ。



※沖縄の海から叫び続ける、謎の「おじさん」の正体 → こちら


また、「せやろがいおじさん」は、「来年2月の沖縄県民投票まで、埋め立てを止めるよう求める米ホワイトハウスの嘆願書サイト」での署名も呼びかけています。

署名は今日(22日)現在、目標の10万筆を上回り15万筆を超えているそうです。

効果を疑問視する声もありますが、これは「沖縄固有の問題ではなく、私たち日本国民全体の問題」なので、賛同される方はぜひとも行動をお願いします。

嘆願書サイトを開いて、名前とメールアドレスを入力し、送られてきたメールのURLをクリックするだけの簡単なものです。

署名は1月7日まで。13歳以上であれば住んでいる場所や国籍を問わず誰でも署名できます。

※署名の方法が説明されてるサイト|沖縄タイムス → こちら

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記事紹介|青春を続けることが若さの維持

失敗を恐れず挑戦せよと後輩に送る偉人たちのエールは、輝きを失わない。

彼らの言葉を実行できるのは若者だけに許された特権だ。

(略)

『大きな仕事を成し遂げ、歴史に名を残した偉人たちがいる。

その成功は特殊な才能や運に恵まれたからと思いがちだが、

彼らは多くの苦悩や困難に直面しても、飽くなき挑戦や前向きの思考で乗り越えてきた』

という文章で始まったこの記事では、以下のような名言が紹介されていました。

「人は見えるものより見えないものに思い悩む」(ユリウス・カエサル)

「チャレンジした失敗を恐れるよりも何もしないことを恐れろ」(本田宗一郎)

「やったことは失敗しても20年後には笑い話となる。やらなかったことは20年後に後悔する」(マーク・トウェイン)

冒頭の「若者の特権」という言葉を読んで松下幸之助氏の『青春』という詩を思い出しました。

『青春とは心の若さである。

信念と希望にあふれた勇気にみちて、

日に新たな活動をつづけるかぎり、

青春は永遠にその人のものである』

アンチエイジングと歳を重ねることに抵抗するのではなく、

青春を続けることが若さの維持なのでしょうね。

挑戦|今日の言葉 から

記事紹介|人間は、そもそも「たいしたものでない」

人間は、そもそも「たいしたものでない」のに、成長していくにつれて、心の中に「3つの感情」が芽生えてきます。

1 自己顕示欲

2 復讐心

3 嫉妬

です。この3つは、人からもてはやされて、高い評価を受けるようになった頃に出てきます。

これらはすべて「マイナスのエネルギー」であり、神様から嫌われる性質です。

自分のことを「たいしたものだ」と認識したいと思うから、「自己顕示欲」が湧いてきます。

みんなが自分のことを「たいした人だと認めるべきだ」と思っているから、そうならないときに、「嫉妬」が芽生えます。

他の人がちやほやされているのを見て、「どうして自分にはそうしないのか」という思いが、「嫉妬」です。

また、人から何か気に入らないことをされたとき、それを「5倍、6倍にして徹底的に嫌がらせをしてやるぞ」と思う気持ちが、「復讐心」です。

先日、高い技術を持った人にお会いしました。

その人の実力は、たしかに誰もが認めるところです。

しかし、話を聞いていると、「自分がどれほどすごい人か」という話に終始していました。

自分の話ではなく、「技術」の解説をしていたら、聞いている人はさらにその人を尊敬したでしょうし、その人は、さらに「喜ばれる存在」になっていたでしょう。

ところが、「雑誌に紹介された」「有名人と知り合いだ」という自慢話が続いたのです。

どれほど「すごい実力」を持った人でも、口から出るのが「自分がどれほどすごい人か」という自己顕示欲、「自分はこんなにすごいんだけど、別の人が評価されているのは許せない」という嫉妬、「いつか見返してやるんだ」という復讐の言葉ばかりなら、誰も話を聞きたいと思いません。

「自己顕示」「復讐心」「嫉妬」の3つの感情を持つ人は、損をしている。

とても、もったいないと思います。

「どれほどすごい人物か」というのは、自分から話さなくても、伝わるものです。

「すごい実力」を持っているのだったら、ただ黙って行動で示せば、誰もが認めてくれるでしょう。


「自己顕示 自己嫌悪 わたしの こころの うらおもて」(相田みつを)

自己顕示とは、自分を実際以上に大きく見せかけることであり、自分の存在を目立たせ、他人の注意を引くことだ。

他人に必要以上にアピールすることは、人にもっと認めてもらいたい、ほめてもらいたい、という承認欲求の表れ。

人は、少しうまく行きだすと、どうしても偉そうにしてしまう。

人の話を聞かず、自分の話ばかりしたり、他人の批判や悪口が多く、人に譲ることをせず、いつも主役でいたがる。

復讐心が強い人は、自己中心的な人だ。

自分を正当化し、人をゆるさず、攻撃的に人を責める。

「なぜ、あいつが!」「今にみていろ、俺(私)だって」という感情だ。

《一瞬だけ幸福になりたいのなら、復讐しなさい。 永遠に幸福になりたいのなら、許しなさい。》(フランスの聖職者 アンリ・ラコルデール)

嫉妬とは、自分よりすぐれていたり、恵まれていることにたいして、うらやんだり、ねたんだりすること。

「お金持ちを貧乏にしても、貧乏な人はお金持ちにはなりません」という、 イギリスの元首相、 マーガレット・サッチャー氏の有名な言葉がある。

嫉妬心や復讐心は、ほぼ、この言葉に凝縮されている。

幸せな人を不幸にしても、自分は幸福にはならない。

嫉妬するのではなく、他人の幸せを共に喜ぶこと。

そして、自分が今ここに生きていることに感謝すること。

《人間は、そもそも「たいしたものでない」》、 という言葉を深く胸に刻みたい。

自己顕示と嫉妬|人の心に灯をともす から

2018年12月21日金曜日

記事紹介|マネジャーを全員解雇せよ

マネジメントの役割は100年にわたり不変とされてきた。アンリ・ファヨールが定めた、(1)計画策定、(2)組織化、(3)人材配置、(4)指揮命令、(5)管理統制の5つが重要とされたきたのだ。だが、人工知能等の普及でビジネスの常識そのものが変化するなか、それだけでは時代に取り残されてしまうと筆者らは言う。マネジャーに求められる6つの自己変革が示される。

「まずは、マネジャーを全員解雇せよ」――ゲイリー・ハメルは約7年前、『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌でこう述べた。「チームリーダー、部門長、バイスプレジデントが部下たちの仕事の監督に費やす無数の時間について、考えてみてほしい」

今日、ほとんどの組織における問題は、単にマネジメントが非効率的だということではない。「マネジャー」の役割と目的が、必要とされているものに追いついていない点であると、筆者らは考えている。

マネジメントはほぼ100年間にわたり、経営理論家のアンリ・ファヨールが概説した5つの基本的な機能――計画策定、組織化、人材配置、指揮命令、管理統制――と関連づけられてきた。

これら5つの機能は、マネジャーにとって標準・既定のものとされてきた。だがこれらは、安定した環境において固定的な目標を追う場合のものだ。環境から安定性が失われれば、目標の流動性について考え始める必要が生じる。

これが今日起きていることであり、マネジャーは慣れ親しんだ5つの機能の枠組みから脱しなければならない。マネジャーは、組織が今日の課題に対応できるよう、次のような転換をする必要がある。

●指揮命令から教育へ

人工知能(AI)によって動かされるロボットが、建築の仕上げや、法務での請求書管理の効率化を助けるようになれば、監督者が部下に命令して、そのような仕事をさせる必要はなくなるはずだ。これはすでに多くの業界で起きている。特に、頭脳よりも肉体作業、創造性よりも反復性の傾向が強い仕事では、人間がロボットに取って替わられつつある。

AIが自社の業界に及ぼす影響をマネジャーみずから方向づけるためには、将来に関する考え方を変える必要がある。つまり、AIの影響についてもっと時間をかけて探索すること、知識の拡大に努める従業員の取り組みを支援すること、実験を通じて学び、新たな手法・慣行を開発すること、である。

中国のアリババ・グループの共同創業者であるジャック・マー(馬雲)は最近、次のように述べている。「人間が教えることと、機械が教えることはまったく違うものであるべきです。私たちが教育方法を変えなければ、いまから30年後にはやっかいな事態になるでしょう」

マーは幅広い意味での教育について言及しているが、彼の主張はまったく正しい。知識ではなく、学習こそが、組織を未来へと動かす原動力になる。そしてマネジャーが、学習の最大の支援者であるべきだ。

●制限から拡張へ

些細なことまで管理するマネジャーがあまりに多い。権限移譲せず、直属の部下に意思決定を任せず、従業員の仕事を不必要なほど監視している。この傾向によって、従業員が思考や意思決定を向上させる能力は制限されてしまう。まさにその能力こそが、組織の競争力を維持するために必要なことなのに。

今日のマネジャーは、すべての従業員から最高の思考を引き出す必要がある。それは、新旧の競合他社に関する従業員の学びを後押しし、市場の発展のあり方について考えさせるということだ。

●排他から包括へ

自分は誰の助けがなくても、すべての意思決定を下せるほど賢明である、と思い込んでいるマネジャーがあまりに多い。彼らにとって、責任は必ず自分で取るものだ。けれども我々の経験では、最高のマネジャーは新たな状況に直面すると、リーダーシップの輪――つまり組織横断的なリーダーのグループをつくり、問題と解決策についてのより大きな視野を得ようとする。

マネジャーは、みずからが直面する課題に関して、多様な思考法を取り入れる必要がある。たくさんの従業員が遊び心にあふれた実験を通じて、意見を交換し、経験を組み合わせ、それぞれ異なる将来を思い描くことで、真に斬新な思考が生まれるのだ。

●反復からイノベーションへ

マネジャーは往々にして、予測可能なことを奨励する。つまり、いつもと同じやり方、整ったシステム、既存の成果指標での好成績を望むのだ。そのようにすれば、オペレーションを十分に正当化でき、来る年も来る年も同じように動かせる。

このやり方で問題となるのは、マネジャーが自分の既知の物事のみ、つまり現状維持に注力し、他の可能性の芽がつぶれてしまうことである。

組織はマネジャーに、現状を超越したイノベーションについて、もっと考えさせる必要がある。それは難題に直面しているときだけの話ではない。コンサルティング会社アイデア・クチュールのCEOであるイドリス・ムーティの次の言葉ほど、これをうまく表現したものはないだろう。

「会社が拡張しているとき、マネジャーが『我が社の業績は素晴らしい』と言い始めたとき、あるいは事業が全国誌の表紙に取り上げられたとき――そんなときこそ変革について考えるべきなのです。企業が切羽詰まっていて物事が崩壊しつつあるときには、変革の説得材料を見つけるのは難しくありません。企業は、成功に気を取られてイノベーションを忘れてはならないと、学ぶ必要があります。どんなときもイノベーションの好機なのです」

●問題解決者から挑戦者へ

問題を解決することと、事業を成長させることは、けっして同じではない。多くのマネジャーは、自分の最優先の仕事は「火を消すこと」、つまり事業の運営上、自然に生じる問題を片づけることだと我々に語った。だが我々は、今日のマネジャーの仕事がそれだけであってはならないと考える。

その役割に求められるのはむしろ、より新しく望ましい成長の方法を発見するよう従業員に求め、過去のベストプラクティスを考え直すことを通じて、会社を運営するよりよい方法を見出すことだ。そのためには、より多くの内省が求められる。どの挑戦を追い求め、それらの挑戦について自身がどのように考え対応する傾向にあるかを理解するのだ。

●雇用者から起業家へ

多くの仕事は、上司を喜ばせるためのものに成り下がってしまう。顧客、競合他社、イノベーション、市場傾向、組織の業績などへの注力は、マネジャーが今日してほしい物事および方法へと、たやすく成り変わってしてしまう。おそらく「ボス」の下で働いたことのある人なら誰でも、その感覚がわかるだろう。

マネジャーの仕事は、雇用者から起業家へと恒久的に変わらなければならない。「起業家的になる」とは1つの思考方式であり、ふだん見過ごしている物事に目をつけ、避けていることを実行するために役立ちうるものだ。

「D起業家のように思考する」とは、単に認識を広げ、行動を増やすことを意味する。どちらも、発展のための新たな入口を見出すうえで重要だ。そしてこれにより組織は、より未来志向となるだろう。より活気づき、油断なく目を光らせ、遊び心にあふれ、未来がもたらす絶え間ない新しさに対してオープンになるはずだ。

我々が望むのは、マネジャーが本当の人間らしさを取り戻すことである。学び、教えることが大好きで、自由とイノベーションをもたらし、想像力豊かに思考する過程で他者を招き入れ、よりよいビジネスとよりよい世界の創出をすべての従業員に求めるリーダーである。それによって組織は、単に古いやり方を新たな技術で更新するだけにとどまらず、まったく新しいことを進める方法を確実に見出すことができるだろう。

現代のマネジャーには6つの自己変革が必要である|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー から

記事紹介|不遇な冬の時代は春を迎えるための準備期間

不遇な冬の時代は避けるべきものではなく、春を迎えるための準備期間。

竹村 亞希子(易経研究家)


大きくジャンプするときは、大きく屈む必要があることと同じですね。

『「易経」には時中(じちゅう)という、その時にピッタリのことをすれば物事は亨(とお)る』ということが書かれているそうです。

仮に今が不遇だと思っても、今できることに全力を注ぐと新しい道が拓けるものです。

もし、時間があるのなら、これまで出来なかったことにチャレンジするチャンスかもしれません。

大事なことは四季は巡ると思うこと。

夏が来れば、次には秋が来て、冬が来て、春が来る。

いつの時代も同じ瞬間の独占は出来ないのですから。

2018年12月20日木曜日

記事紹介|バカの壁

かかわると面倒くさい人はどこにでもいる。心理学者の榎本博明氏はその著書「かかわると面倒くさい人」(日経プレミアシリーズ)で、「何とかうまくかわす術を身につければ、心のエネルギーを吸い取られずにすむ」とアドバイスする。そのためにはまず「行動パターンやその背後で作動している心理メカニズムを知ることが必要だ」という。そこで、私たちの身の回りでよく見かける典型的な面倒くさい人10タイプを、同書から紹介する。


手続きや規則に必要以上にこだわる人物がいる。どうでもいいような細かな規則を持ち出し、仕事にストップをかける。まったく融通が利かないのだ。

このタイプが上司だと、職場の活気が失われる。

「チャレンジしやすい体制づくりが必要だ」

などと口では言いながら、いざとなると、

「決められた手続きを踏まないと」

「前例がないから、それは無理だろう」

などと足を引っ張るようなことばかり言う。

でも、本人に仕事を邪魔しているといった自覚はなく、きちんと管理するのが自分の役目だと思っている。

■「コンプライアンス」が大好き

コンプライアンスなどという言葉が導入されてから、このようなタイプは自分に存在意義を見出し、活き活きとしてしまった感がある。

「コンプライアンスを軽くみてはダメだ」

などと言って、まったく意味のない細かな規則にこだわって仕事を止めたりする。

出張届けをうっかり出し忘れており、当日の朝思い出して、慌てて書類を書いて提出し、事後決裁になるけどこれから取引先に寄って一緒に視察に行ってきますと言うと、

「出張の決裁はまだ下りてないでしょ」

と言って許可が出ない。

どうせ形式的なもので、必ず決裁は下りるのだし、取引先に今さら日程変更を頼んだりできないし、何とか行かせてほしいと頼んでも、

「先方に社内の事情を伝えて、延期をお願いしてください」

と、あくまでも規則を最優先させる。届け出を忘れていたのも悪いが、この程度の臨機応変の対応くらいしてもよいだろうに、どうにも融通が利かない。そんな上司に苛立つ人もいる。

■なぜ所定の用紙にそんなにこだわるの?

仕事上必要なものを購入するにも、いちいち書類を提出して決裁を待たされるためイライラするという声も多くの職場で上がっている。

たとえば、1時間後の会議で必要な文具類が急遽浮上し、立て替え払いで購入して間に合わせようとすると、

「立て替え払いは極力やめてください。所定の用紙で申請してください。急ぎの決裁を頼めば、今日の昼過ぎには決裁が下りるので、会議は午後に回したらどうですか」

などと、あくまでも規則を遵守させようとする。

どっちみち仕事で必要なものの購入だから通らないわけはないのだし、書類の決裁に会議を延期させるだけの価値があるとでもいうのだろうかと、その頭の悪さに辟易(へきえき)するという人もいる。面倒だからいつも私費で購入しているという人さえいる。

こちらの提案に対して取引先の感触が良く、まったく差し障りのない条件を提示され、受け入れてくると、

「手順を踏めと言ってるだろ。まずは会議でちゃんと説明して承認を得てからじゃないとダメだ。話を進めるのはそれからだ。先方には待ってもらえ」

などと言ってストップをかける。仕事の受注の邪魔をされているようにしか思えない。そんなことがしばしば起こるため、まじめに営業する気がなくなった、という人もいる。

■規則にこだわる人ほど、成果が今イチな理由

何かにつけて規則を持ち出す人物に対して、「なんで個別の事情を考慮してくれないんだ」と不満に思うのは、状況を読みながら臨機応変に判断をする能力がある人である。

規則に必要以上にこだわる人物は、そういう能力が乏しい。臨機応変に適切な判断をする自信がない。だから規則に頼るのだ。規則にこだわる人が能力的にあまりパッとしないのは、そのせいだ。

本人ははっきり意識していないことが多いが、心のどこかで自分の判断力に不安を感じている。自分が自由な状況に弱いのを知っている、ゆえに、臨機応変の判断が求められるような状況を極力避けようとする。

規則でがんじがらめになっていれば、臨機応変の判断をせずに済む。規則にしがみつくのは自己防衛のためなのである。

万一出遅れるようなことがあっても、規則に則って動いていれば責められる可能性は低い。「コンプライアンスを重視した」「規則に従ってものごとを進めた」と規則のせいにできる。

また、規則や手順にこだわるタイプは、概して論理能力が乏しい。

事情を論理的に説明できる人は、仮に規則違反になろうとも、それが倫理的問題を含まず、形式を踏むというだけの意味しかないのなら、規則にむやみに縛られることはない。論理能力が乏しく、人を説得する自信がないからこそ、何かにつけて規則を持ち出すのだ。

■柔軟で論理力ある人にとっては「バカの壁」

さらに言えば、規則にこだわる人物にとくにイライラするのは、論理能力が高く、発想力・企画力のある人である。自分の頭で考えて動くタイプなだけに、なぜ「規則、規則」といって自分で考えて判断をしないのかがわからずイライラする。

だが、規則に必要以上にとらわれるタイプは、規則に従っていないと不安なのだ。規則に従って動いていれば、自分で考えて判断する必要がない。ひたすら規則に従う姿勢をとっていれば、自分の発想力や判断力の乏しさを隠すことができる。結局、自分の能力に自信がないのである。

このタイプは、自分で判断して機動力を発揮したいという、能力もモチベーションも高い人物にとって、「バカの壁」としか言いようのない面倒な存在なのである。

記事紹介|ドラッカーの教え

ピーター・ドラッカーは現代経営学の父というだけの人物ではない。

彼は、現代的マーケティングの分野を切り拓いたひとりでもある。

40年以上にわたり、「企業が中心とすべきは顧客である」と経営者に説きつづけたのだ。

企業活動はすべて、顧客のニーズに対応し、それを満たすものでなければならない。

そして、顧客価値を生み出すのがマーケティングの目的である、と。

私は、ピーターが企業に問いかける4つの質問がすごいと思った。

●自社の中核をなす事業はなにか。

●顧客はだれか。

●顧客はなにに価値を見いだすのか。

●中核事業でどういう成果をあげるのか。

質問は、もちろん、のちにもうひとつ増えて5つとなる。

追加の質問は、当初、「それについてなにをするのか」だったが、最終的には「どう実現していくのか」に落ち着いた。

ピーターは、P&Gやインテルといった企業のCEOと会うたび、この問いを投げかけていた。

そして、この質問に答えようとすると、多くの発見が得られると彼らは口をそろえたように言う。

私も、コンサルティングをする際、同じような質問をしている。

ピーターの本や言葉は、マーケティングや顧客についての金言にあふれている。

その一部を紹介し、若干の解説をしたいと思う。

「企業の目的は顧客の創造である」と彼は語っている。

「企業の目的とは利益の創造であり」という当時の常識と真っ向からぶつかる見解だ。

当時の経営者が常識としていた考えは、利益をどう生み出すのかという大事な部分が抜け落ちた空論だとピーターは見ていたのだ。

大事なのは顧客を生みだすこと。

そのために、企業は、競合他社より高い価値(=便益から費用を引いたもの)を提供できなければならない。

利益をもたらしてくれるのは顧客のみなのだから。

「企業の基本的機能はイノベーションとマーケティングのふたつだけで、ほかはすべてコストだ」とも語っている。

もちろん、その他の機能もなければ企業が回らないし、そのような機能による貢献があるのもわかた上で、彼は、このふたつを特に取りあげたのだ。

イノベーションとは、消費者の好みや技術が変化していくなかで企業が立ち止まるわけにいかないことを意味している。

マーケティングがしっかりしていなければ、製品について顧客に学んでもらうことができない。

つまり、その機能や価格や存在場所などを知ってもらえない。

イノベーションだけでもマーケティングだけでも企業が成功することはなく、成功には両者を兼ね備えている必要がある。

マーケティングと営業の違いも彼は明確にした。

「マーケティングの目的は営業を不要にすることだ」という彼の言葉は、経営者にとって驚きだった。

顧客の欲求を深く理解し、販売促進などしなくても顧客が列をなして買うほどの製品を作るのが大事だというのが彼の考えである。

車などの製品をまず設計し、そのあと、だれにどう売り込むのかを考えるようではだめだ、まずターゲットする顧客と製品の目的をしっかり把握し、その顧客が満足する車を設計するほうが合理的というわけだ。

ドラッカー全教え|人の心に灯をともす から

2018年12月19日水曜日

記事紹介|女性が働き続けられる環境づくりこそ

全国81大学のうち「不適切な事案」が9校、「その可能性の高い事案」が1校――。文部科学省が医学部入試をめぐる調査の結果を公表した。東京医科大事件を機に広がった不公正疑惑は一区切りを迎えたが、なお多くの疑問や課題が残る。

ひとつは、「可能性」を指摘された聖マリアンナ医科大が否認を貫き、第三者による検証も受け入れない姿勢を見せていることだ。社会への説明責任をどう考えているのか。また、不正があったとまではいえないが、同窓会の推薦者リストが入試担当者に渡るなど、疑惑を招きかねない行為が10校以上で見つかった。「公正」への意識を欠いた大学のいかに多いことか。

入試が迫ったこの時期まで調査・公表がずれ込んだのも、受験生のことを思えば遅きに失したと言わざるを得ない。

今回あらわになったのは、入試の公平・公正が簡単に骨抜きにされてしまう恐ろしさだ。

女子差別をしていた東京医科大は「女性は出産や育児で職場を離れることが多く、周囲の負担になるから」と説明し、一部理解を示す声もあがった。本末転倒も甚だしい。女性が働き続けられる環境づくりにこそ、力を注ぐべきではないか。

医学部入試ではほぼすべてで面接が行われる。医師としての適性を見るためだが、評価の裁量幅が大きく、恣意(しい)が紛れ込みやすい。面接を担当する教職員の男女比や年齢構成を見直す。特定の人物に合否の決定権が集中しない仕組みにする。そうした工夫が求められる。

調査を踏まえ、文科省は入試の公正さに関する考え方を示した。性別はもちろん、年齢や浪人歴、出身地などの属性を、合否判断の尺度に持ち込まないことを基軸にすえている。

司法試験のように受験回数を制限する試験もあるが、理由を説明し、オープンな議論を経て決めたものだ。ひそかに浪人生の評価を一律に切り下げる行為が許されないのは当然だ。

地元出身者の優遇はどうか。たしかに地域に医師を確保するのは社会の要請だ。だがその場合も、募集要項に明記しなければ受験生を欺くことになる。

考えるべきは医学部だけではない。「1点刻みの競争から多面的な評価へ」をうたう入試改革を控え、裁量の範囲か否かの線引きは一層難しくなる。大学間で協議し、納得度を高める手立てを全体で講じてほしい。

志願者や合格者の男女比などの情報を幅広く公開して人々のチェックを受けるのも、不正を防ぐうえで効果があるだろう。

社説 医学部入試 公平性の骨抜き許すな|朝日新聞

記事紹介|行動に移すことが一流になるための第一歩

人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、多くの人は見たり、聞いたりばかりで一番重要な試したりをほとんどしない。

本田 宗一郎


人から「これいいよ」と勧められてすぐに行動を移す人はどれだけいるでしょうか?

「この本いいよ」と勧められてすぐに買って読む人はどれだけいるでしょうか?

もしかしたらそれは100人に1人くらい、即ち1%位の割合かもしれません。

言い換えれば、人から勧められた時にすぐに行動に移せればその1%の人になることができる。

将棋士の羽生善治さんの言葉に、

『三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する』

とあるように、行動に移すことが一流になるための第一歩なのでしょう。

小林秀雄氏の

『助言というものは決して説明ではない、分析ではない、いつも実行を勧誘しているものだと覚悟して聞くことだ』

という言葉も実行を後押ししてくれます。

足りないのは|今日の言葉 から

2018年12月18日火曜日

記事紹介|不正入試、求められる文科省の改革行動

9大学が受験生の性別などにより配点を操作する不正を認め、1大学は志願書などを点数化する際に、浪人生らの評価を意図的に下げた不正の疑いが強い。

文部科学省は、医学部がある全国81大学を対象にした入試の緊急調査の最終報告を公表した。

わたしたちは各大学に、来春の医学部の一般入試の出願が本格化する12月より前に過去の不正入試の実態と、不正がなければ合格圏に達していた受験生の救済策をセットで公表するよう求めてきた。

来春の入学定員は、追加合格者を出した分だけ差し引かれ、受験生にとって狭き門になる。こうした情報をいち早く周知する必要があるからだ。

しかし、ほとんどの大学が時間を空費し、出願開始の直前に横並びで発表した。1大学は、文科省が不正の疑いを指摘したが、事実を否定。第三者委員会による調査に委ねられた。実態の解明は越年する。

混乱を招いた背景には、「入試の合否判定は大学の裁量」という対応を取った文科省の姿勢もある。不正は、文科省の現職幹部が東京医科大に便宜を図る見返りに自分の子供を裏口入学させた汚職事件で発覚した。こうした事情を踏まえ厳正に対処すべきだった。

東京医科大では、合格圏にありながら、不合格になった受験生のうち、今年度の定員を超過したとして、救済されなかった女子が5人いる。所管省としてどう考えるのか。しっかり説明すべきだ。

調査では、女子の合格ラインを男子より高く設定するなど明らかな差別が相次ぎ発覚した。「受験時は女子の方がコミュニケーション能力が高いが、入学後は差が解消される」ため、評価を「補正した」と釈明した大学もあった。

出産や子育てで系列病院の勤務を離れる可能性のある女子より、男子を多く確保したいという本音も明らかになった。入試という医師養成の入り口だけでなく医療現場の意識や、働き方をどう変えるのか。改革を急ぐ必要がある。

記事紹介|沖縄の過重な負担、責任は本土の国民にもある

米軍普天間基地の移設先である沖縄県名護市で、本格的な埋め立て工事が始まった。県は強く反発しており、建設できたとしても、円滑な運用ができるかどうかが懸念される。どうすれば沖縄県民の理解を得られるのか。安倍政権はさらなる努力をすべきだ。

日米安全保障条約は、米軍基地用地の提供を日本政府に義務付けている。日本の防衛が米軍に依存しているのは事実であり、沖縄県の玉城デニー知事もそのことを争っているのではない。

在日米軍の専用施設の7割が同県にあるのは負担が偏りすぎだ。これが県の主張である。日本の安全は、すべての国民、すべての地域が負うべき課題であり、もっともな言い分だ。

普天間移設が政治課題になって20年以上がたつ。いまさら移設計画を白紙に戻すのは現実的ではない。だからといって、力ずくで反対運動を抑え込めばよいのか。本土から多くの機動隊員が名護市に送り込まれているが、ずっと居続けるのだろうか。

土砂が投入されたことで、大浦湾の豊かな自然がもとに戻ることはなくなった。安倍政権内に「これで県民も諦めるだろう」との声があることは残念だ。

いま国がすべきなのは、沖縄の過重な基地負担がどう解消されていくのかを、わかりやすい形で県民に示し、少しずつでも理解の輪を広げることだ。

過重な負担には、広大な基地面積だけでなく、騒音、振動、悪臭や米軍人の犯罪をきちんと取り締まれない日米地位協定の不平等性という問題もある。

地位協定の改定に取り組む姿勢をみせれば、県民が抱く「東京はワシントンの言いなり」という不信感を和らげるだろう。

責任は本土の国民にもある。「沖縄は借地料をもらっておいて文句をいうな」という人がいる。基地用地のほとんどは、戦時に収奪されたものだ。対等に結んだ契約とは話が違う。歴史を知れば、そんな悪口は出ないはずだ。

沖縄に理解求める努力を|日本経済新聞社説 から

2018年12月17日月曜日

記事紹介|デジタル

「ゆでガエル理論」という有名な話がある。

カエルを熱いお湯のなかに入れると驚いて飛び上がる。

しかし、常温の水の中に入れゆっくりと水を熱くしていくと、その温度変化に気づかずカエルは死んでしまうという寓話だ。

ITやAIの進化により、劇的な変化の時代が来ていることは、ほぼ世界の誰もが知っている周知の事実だ。

しかしながら、多くの企業人や経営者、そして生活者が、これほどまでにこの大きな変化に対して鈍感だ。

知ってはいても見ぬふりをしているのか、あるいは完全にあきらめてしまっているのか。

しかし、誰がなんと言おうと時代は確実に変わり、デジタル化の波はありとあらゆる産業や企業、学校、組織、そして個人に大きな影響を及ぼす。

これは、老若男女を問わず、全ての人類に及ぶ確実な変化だ。

だからこそ我々は、「ゆでガエル」になってはいけない。

デジタル化に真剣に取り組むこと…

いくつになっても、学び続けることが今ほど必要な時代はない。

2018年12月16日日曜日

ニュースクリップ 2018.12.09 - 12.15

《政 策》

国立大学の一法人複数大学制度等に関する調査検討会議(第5回)配付資料|文部科学省


《経 営》

国立大の交付金 成果上げた大学に重点配分を 行政改革推進会議|NHKニュース

運営費交付金の安定給付が必要、国立大学協会が文科相に要請|大学ジャーナルオンライン

国立大VS.財務省 運営費交付金、傾斜配分拡大巡り|朝日新聞デジタル

時代の風:国立大予算の削減 データで正当化する誤用=長谷川眞理子・総合研究大学院大学長|毎日新聞

教室や図書館もネーミングライツ 国立大、財源不足を補う 企業側、就活生向けPR|朝日新聞デジタル

18歳人口、2030年までに全国で13.2万人の大幅減少 リクルート進学総研が推計|大学ジャーナルオンライン

地域科学部、募集停止も 岐阜大、学部再編で検討|中日新聞

早大新総長、世界トップ目指す覚悟 「40年かけても」|NIKKEI STYLE

米スタンフォード大、メガソーラーから電力購入、全電力を再エネに|日経 xTECH

部下が、ついていきたくなるリーダーとは?~【対談】田口佳史・田村潤 |PHP人材開発

「転勤」は時代遅れなのか、それとも当然なのか|日経BizGate

若手社員にできる具体的なリーダーシップ行動とは|PHP人材開発

【書評】『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』|ライフハッカー

部下を「一人前」に育てたければ最初の1カ月が決め手 「自分の頭で考えて動く部下」の育成にはどれだけかかるのか|JBpress


《研 究》

科研費が100億円増 ノーベル受賞が後押し|共同通信

若手研究者の支援へ、科研費136億円増…政府|読売新聞

科学技術研究費、17年度は19兆504億円 3年ぶり増で過去最高に 総務省調査|財経新聞

改正研究開発力強化法が成立 科学技術の国際競争力アップへ|NHKニュース

研究費“ばらまき”訴え 本庶氏、政府の配分批判|毎日新聞

【本庶氏ノーベル賞】「スーパー研究者」出しても、日本の創薬が世界で勝てない本当の理由 |BUSINESS INSIDER JAPAN

野依良治の視点 分野連携と分野融合は可能だろうか|研究開発戦略センター


《産学連携・ベンチャー》

大阪大学とロート製薬、 iPS細胞から眼の様々な細胞の選択的誘導に成功|大学ジャーナルオンライン

地場産業の後継ぎ確保へ 大学と中小企業がタッグ|日本経済新聞

オープンイノベーション戦略機構を設置|東北大学

検証2018/大学改革と産学連携 民間資金獲得を国が後押し|日刊工業新聞

USEN、東京芸術大学との共同研究で「帰宅を促す音楽」を制作へ--働き方改革の一環|CNET Japan

シンガポール国立大、起業家育成で1000社分の受け皿|日本経済新聞

自動運転OS普及 名大発ベンチャーとトヨタ系企業連携|朝日新聞デジタル

九州で開花、アジア人起業家  緩和ビザ最多の福岡市|日本経済新聞

本当に得意なことは息をするようにできること、連続起業家が語る生きがいの見つけ方|BUSINESS INSIDER JAPAN


《教 育》

異見交論59 今の教育では学生を育てられない 溝上慎一氏(桐蔭学園理事長代理)|読売教育ネットワーク

学生には教養がもっと必要、経団連が大学教育で提言|大学ジャーナルオンライン

「今後の採用と大学教育に関する提案」を公表|週刊 経団連タイムス

海外に学ぶ大学無償化のあり方(下)大学の一部は「就職予備校」に|日経BizGate

教学ガバナンスのあり方とそれを支えるアカデミック・リーダーの育成|専門性開発プログラム動画配信|東北大学

「EdTech」で経産省も教育改革を後押し|ベネッセ教育情報サイト

高1生の7割以上は英語資格を受検、最多は英検…河合塾|リセマム

月末の金曜日は大学に寄り道? プレミアムフライデーに「プレ金大学」開催|NewsWalker


《学 生》

高等教育無償化に向けて、大学が確認・検討すべき事項(メモ)|大学アドミニストレーターを目指す大学職員のブログ

米教育庁長官、「学生ローンは危機的状況にある」と発言|Forbes JAPAN


《入 試》

上智大、一般入試で英語4技能を評価へ 「将来も必要」|朝日新聞デジタル

英語民間試験、旧帝大相次ぎ「必須とせず」 その理由は|朝日新聞デジタル

大学入試英語成績提供システム、参加予定資格の概要一覧を公開|リセマム

大学系列高、増える難関大受験 「進学校化」進む|朝日新聞デジタル

(社説)不公正入試 二次被害を広げた愚|朝日新聞デジタル

不適切入試、助成金の減額検討も|共同通信 - Yahoo!ニュース

医学部入試、10校が「不適切」 文科省が大学名を公表|朝日新聞デジタル

不適切入試、ちらつかせた実名公表 大学と文科省の攻防|朝日新聞デジタル

入試不正 再発防止に課題 医学部調査で9大学「不適切」 文科省、チェック体制なく|日本経済新聞


《就 職》

就活を「自由化・通年化」しても、うまくいかないこれだけの理由|日経BizGate

進化するインターンシップ 実店実習や4週間の海外派遣も|毎日新聞

経済同友会、大学生との対話イベントを開催|日経ビジネスオンライン

政府主導「就活ルール」の議論は今どうなっているのか?|Yahoo!ニュース

「公務員の就職に強い大学」ランキングTOP200|東洋経済オンライン


《働き方改革・生産性向上》

★Adobe Acrobat 25周年企画 あなたの「働き方改革」とは? 第二弾 株式会社クロスリバー 代表取締役社長 越川 慎司氏|Adobe Blog 
前編)(後編

働き方改革で自民提言 教育再生本部が首相に要請|教育新聞

「サボってるわけじゃないんです」頑張らずに成果を出せる人の “省エネ仕事術” がすごい|コラム

Excelで作った表をウェブで使えるHTMLに書き出す方法|あなたのスイッチを押すブログ

紙の書類 スマホだけでPDFにしたい|日本経済新聞

【ワード時短】英数字を全角/半角に一括変換して統一する方法(数字だけ変換、英字だけ変換も)|できるネット

PowerPointのスライドを保存せずに閉じてしまったときの対処法|できるネット

用紙のムダ防止! PowerPointの「非表示スライド」を絶対印刷しない設定の方法|できるネット

PowerPointの起動時にスタート画面を表示させない方法|できるネット

【Excel】もう組織図や作業フロー図の作成に苦労しない!エクセルのSmartArtでラクして概念図を作成するテクニック|窓の杜

PowerPointで案内図を作る方法、迷わせない地図の作り方|パワポでデザイン

YouTubeで特定のシーンを指定して動画を共有する方法|できるネット

【エクセル時短】忘れたころに必要になる「差し込み印刷」。2つのポイントを押さえれば慌てない!|できるネット

【Excel】「とりあえず格子」のデザインは卒業!エクセルでワンランク上の表に仕上げる罫線テクニック|窓の杜

プレゼン中の操作をもっと手軽に? ジャイロセンサー搭載の新しいポインター「Penna」|bouncy


《その他》

蔦屋書店が見習った「アジア最高の書店」が上陸 何がスゴい?|日経クロストレンド

悪口や批判に対しては「鈍感力」で対抗|福岡市を経営する|ダイヤモンド・オンライン

若造が認めてもらうためには、小さくても結果を出し続ける|福岡市を経営する|ダイヤモンド・オンライン

発信力を上げるためのSNSでの「伝え方」|福岡市を経営する|ダイヤモンド・オンライン

官僚も指摘した「人権侵害」 平成まで放置し続けた日本|朝日新聞デジタル

外科と内科で"名医の多い大学"が違うワケ|プレジデントオンライン

遠隔勤務者は労働意欲が低く、離職する傾向が高い|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

スキマ時間だけで「月30冊」の本を読む方法がすごかった|コラム


《沖縄問題》

社説:辺野古の土砂投入始まる 民意は埋め立てられない|毎日新聞

(社説)辺野古に土砂投入 民意も海に埋めるのか|朝日新聞デジタル

社説:辺野古に土砂 民意も法理もなき暴走|東京新聞

「沖縄はゴミ箱ですか」知事選で投じた有権者のむなしさ|朝日新聞デジタル

辺野古・大浦湾5806種の生物確認 うち262種が絶滅危惧種|毎日新聞

2018年12月15日土曜日

記事紹介|意思

やれなかった

やらなかった

どっちかな

相田 みつを


この場合、「れ」は能力を表し、「ら」は意志を表す。

何かが出来ないと思うとき、その多くは実は能力の問題ではなく、やり方が分からないという知識の問題でしょう。

その知識と能力を補うのは、それを成し遂げたいと思う意志の問題なのでしょう。

やろうかどうか迷っているときに背中を押してくれるジェームズ・スベンソンの言葉を二つ紹介します。

『完璧な人が存在しないのと同様、完璧な条件はおそらく揃わない。だからこそ、与えられた条件を最大限に活用することが大切なのだ。要するに、今あるところから始めるということである。』

『世の中で最も残念な言葉は、「やってみたら、できたかもしれない」、世の中で最も感動的な言葉は、「やってみたら、できた」』

2018年12月14日金曜日

記事紹介|抵抗や逆境をエネルギーに変える

飛行機が離陸するときも、必ず空気抵抗を受けます。

ではこのとき、飛行機は抵抗を受けて、失速するでしょうか? 違いますよね。

受けた空気抵抗を逆に利用して離陸します。

飛行機は空気抵抗があるからこそ、大空を飛べるのです。

もし、パイロットが空気抵抗が怖いからといって速力を落としてしまったら、飛行機はそのまま真っ逆さまに落ちてしまいます。

これと同じことが、私たちにも起きるんです。

何か新しいことにチャレンジしようとしたときに、必ずといっていいほど、周りから「失敗したらどうするの?」とか、「無理だよ」といった抵抗にあいます。

周りに言われなくても、自ら抵抗を避けようとしたり、周囲から批判されないようにしたりと自分のエンジンのパワーを緩めてしまうと、失速してしまいます。

ではどうすればいいか。

その抵抗を利用すればいいんです。

あなたがこれから上昇するためには、その抵抗が必要なんです。

だから、抵抗があっても速力を落とさず、そのままの力で、またはそれ以上の力を出すと、その抵抗があなたを上へと持ち上げてくれるのです。

あなたが行動して出てきた抵抗は、あなたがあなた自身のエネルギーに変えることができます。

では、どうすれば自分のエネルギーに変えられるかというと、あなた自身が失速しないこと、そして抵抗を恐れないことです。

(大商人の教え)より


「苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、 助け合って生きていく事が、これからのわたくしたちの使命です。」

この言葉は、東日本大震災から1年8ヶ月経ったときの、気仙沼市立階上中学校 梶原祐太さんの卒業式答辞だ。

天災や逆境にあったとき、年齢を重ね、経験を積んだ年配者だから、天をうらまないわけではない。

若くても、経験がなくても、人やまわりのせいにしない人もいる。

「逆境を利用して上に伸びる」

抵抗や逆境をエネルギーに変えられる人でありたい。

2018年12月13日木曜日

記事紹介|「今のまま」から踏み出す

高大接続改革は相変わらず迷走しているように見える。大学入試に民間英語試験を導入する文科省のプランに対し、あの東京大学が9月、活用に扉を開く方針をホームページで公表したにもかかわらず、だ。

東大は、民間試験でA2レベル以上の成績を残すか、同等以上の力があることを「証明」する調査書などを高校が提出することを出願要件として求めるという。調査書の提出は一見、民間試験の形骸化を目論む抜け道とも見えるが、さにあらず。高校教員がA2レベル以上の「書く・話す・読む・聞く」力を証明するのは至難の業だからだ。「A2レベル以上」とはどの程度の力かを熟知したうえで、生徒のふだんの様子がそれに合致しているかどうかに目を凝らさなけれぱ書けない。それが可能か。詳細は、読売新聞公式サイト「異見交論56」の五神真学長のインタビューをご覧いただきたい。

ともあれ本質的な狙いは、「高校の教育現場で頑張っている先生たちの背中を押し、その成果を大学教育としっかり接続する」ことだという。

たとえば、「現場で頑張っている先生」の一人、東京都立両国高校の布村奈緒子教諭は、生徒のグループワークを重んじている。「読解」の授業の場合、次のような段取り進む。まず教科書の本文を四つに分け、教室の四隅に張る。次に4人で作る各グループのうち1番目の生徒が「1番の隅」に張られた英文を読み、頭に入れる。続いて2番目の生徒は「2番の隅」・・・と順次、分担して頭に入れた内容をそれぞれがグループに持ち帰り、英語で伝える。4人の話をつなげて初めて全容が分かる仕掛けだ。

さまざまなレベルの生徒がいるため、集まった時、英語の苦手な生徒はわからない箇所を隣り合わせた生徒に英語で必死に尋ねる。尋ねられた生徒は、相手が理解しやすいように言葉を砕いて伝える。教室内の至る所で「尋ねる」「教える」が展開されるのだ。それでも全容がつかめず、生徒たちに読んで理解したい気持ちが強まったときに「ではテキストを開いてみよう」となるわけだ。すると、海綿が水を吸い込むように教材の内容が生徒に染み渡っていく。

こうした授業の模様をサイトで紹介したところ、反論が上がった。大学関係者ではなく、親たちからだった。自身が同窓会長を務める高校に子どもを通わせる男性からは「こんな授業は間違っている。読売新聞はどうかしている」と厳しいメールが寄せられた。難解な単語をたくさん使い、修辞を凝らした長文を辞書片手に読み解いた時間がどれほど力をつけてくれたかを切々と訴え、「自分たちが受けた教育を否定するつもりか。なぜいまさら変える必要があるのか」と結んでいた。従来の教育を重視する人たちは、「教育改革」を、自分の能力や、それどころか存在意義まで否定する脅威として受けとめるようだ。

そもそも今回の高大接続改革は、「グローバル化による時代の変化」への問題意識から始まった。かつては、多くの知識を蓄えれぱ難関大学に入れ、「一流企業」に就職でき、定年まで安泰という成功モデルがあった。ところが、グローバル競争の激化や海外の金融不安などから「一流企業」ですら倒産し、あるいは他社との寄り合い所帯を作って生き残りを図らなけれぱいけない時代になった。そとで働く人にとって頼みの綱となっていた終身雇用や、年功序列も、いまや風前の灯だ。企業のあり方や、そこでの働き方も、政治家ふうに表現すると「ゲームチェンジ」を迫られているのだ。

一方で、そこに至る教育は簡単には変われない。学習指導要領改定ひとつとっても、10年がかりで審議を重ねてやっと出た結論に基づいて教科書を作り、現場に定着させていくまでにさらに何年も。その問、時代はどんどん先を行く。「否定された」ことへの憤慨が目をくらませるのだろうか。時代の変化と、その先に待つ子どもたちの未来がなかなか目に映らないのかもしれない。

先日、ある大学の教員や職員から「親の内定つぶし」を聞かされた。就職活動の末に学生がやっと手にした内定を親がつぶしに来るというのだ。「テレビコマーシャルもやっていない無名の企業に勤めさせるために、4年聞も学費を払ってきたのではない」と内定を辞退させたり、大学に苦情を持ち込んだりするのだという。名も知られていない企業は「一流」ではなく、将来が不安に見えるようだ。テレビコマーシャルがその社の経営を保証するものではないことは、念頭にない。

変化を厭う根底には、余計な苦労をさせたくない親心もあるだろう。別の大学教員から最近、親にねじ込まれた体験を聞いた。その教員は何年も学生と一緒に発展途上国でのフィールドワークに取り組んでいた。現地の人々や政府、民間活動団体(NGO)との交流を通し、国際援助のあり方を考えるのがテーマだ。だが、ここ数年、尻込みする学生たちがどんどん増え、今年はとうとう親までが学生に同調してしまったらしい。学生自身に航空券やホテルの予約をさせるところから学習は始まる。「大変すぎる」との不満が学生から噴出したため、教員が事前に何度もサイトのありかや予約の仕方を教えていたが、ついには親たちが乗り込んできて「なぜ全ての段取りを教員がしないのか」とクレームをつけ、最終的に体験学習は取りやめになったそうだ。

誰でも挑戦は怖い。できれぱ、苦労もしたくない。だが、尻込みして古い価値観にしがみついているうちに時代は加速度的に変貌し、ふと気づくと居場所を失っている。そんな危険が現実になろうとしている。もし子どもが退いていたら背中を押し、一歩下がったところで見守っていてほしいと願うのは、理想論に過ぎるのだろうか。

「第1志望から不本意入学」とよく耳にする。親も子も「現役志向」が強い。高校の進路指導教員もそれを押し返し、挑戦させるほどの力量はない。あげくに、模試での合格率が80%を超えたところだけを「第1志望」にさせるため、行きたい大学ではなく、受かる大学を選ぶことになる。努力し、挑戦しようという気迫が進路選択の時点から失われている。その結果として、「今のままでどうして悪いのか」という開き直りの疑問がわき出るのは、必然かもしれない。

筆者が大学で担当する授業で先日、介護を受ける高齢者の立場から見た外国人労働者雇用の問題が議論に上った。全員が「介護を受けたことがないからわからない」と首をひねるので、「この近くに通所施設があるね」と軽く付け足しておいた。

ひょっとしたらと思い、帰り道にその施設に立ち寄ると、やはり学生数人が訪ねてきたらしい。「すぐそぱなのに、学生さんが来てくれたのは初めて」とスタッフは喜んでいた。利用者の帰宅時問にぶつかり、慌ただしくて話が出来なかったから、また来てほしいと伝言を預かった。翌週、学生たちにその旨を伝えると、その問題の議論はすでに終わっていたにもかかわらず、喜び勇んで出かけていった。

「今のまま」から踏み出すきっかけは、ほんのちょっとしたことなのかもしれない。

取材ノートから「学びをつなぐ」|IDE 2018年12月号 から