2019年1月28日月曜日

ニュースクリップ 2019.01.21 - 01.28

1週間の主な大学関係ニュースをピックアップしました。


《政策動向》


議題:
1)2018年度文部科学省第2次補正予算案・2019年度文部科学関係予算案及び税制改正等について
2)教育再生実行会議第十一次提言中間報告について
3)「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申案)」及び「公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン(案)」について
4)第9期中央教育審議会の総括について
5)生涯学習分科会の審議の状況について
6)初等中等教育分科会の審議の状況について
7)大学分科会の審議の状況について
8)その他




議題:
1)科学研究費助成事業(科研費)に係る2019年度予算案について
2)平成30年度科研費の審査の総括について
3)第9期研究費部会における審議のまとめについて


議題:科学コミュニケーターに期待される役割と必要とする資質について


議題:
1)2019年度概算要求の状況について
2)「地域科学技術イノベーションの新たな推進方策について 中間とりまとめ」について
3)「イノベーションシステムにおける大学の研究成果の活用推進に資する技術移転機能等の最適化に向けて(議論のまとめ)」について
4)「リサーチ・アドミニストレーターの質保証に資する認定制度の導入に向けた論点整理」について
5)その他


議題:
1)座長の選任等について
2)教学マネジメント特別委員会の運営について
3)本特別委員会の審議事項について
4)その他







《経 営》








国立大学における特異な問題点として、人事・労務の総責任者である担当理事や人事部長などが文部科学官僚の天下りで占められていることがあります。

天下りの人事・労務責任者たちは国立大学は「腰掛け」であることに加えて、正規雇用の官僚出身でしかも比較的高齢であり、雇止めの不安にさらされている有期雇用職員の安定継続雇用には概して無関心です。

そもそも一般論で考えても天下り人事は、職業選択の自由、機会均等といった原則にも違反しています。

国立大学法人要職の異動履歴をひも解くと、天下りの前任・後任のほぼ100%は同じく天下りです。

つまり、天下り人事は文部科学官僚の「植民地」としていわば治外法権で、官僚出身者以外はいかに優秀・適材であっても到達不可能な「聖域」です。

一方で国立大学に「優秀な人材の確保を」と連呼しながら天下りという「聖域」が漫然と続いています。

大学自治といえば、思想・学問の自由や学生自治などを指すことが多いなかで、大学自治の盲点ともいえるのがこうした人事・労務面の問題だと考えています。

そうしたなかで、最も弱い立場にある有期雇用職員などの雇用不安に心を寄せることができない一握りの天下りたちが国立大学法人の要職を握って放さないわけです。

そして、その弊害が露呈したのが、労働契約法による無期雇用転換権が初めて発効する2018年4月を前にした有期雇用職員大量雇止め騒動、いわゆる「2018年問題」だったのです。(抄)



《研 究》





《産学連携・ベンチャー》




《教 育》




《学 生》





《入 試》







《就 職》





《国 際》








《働き方改革・生産性向上》








《沖縄問題》







《その他》











2019年1月24日木曜日

記事紹介|あきらめない

運命を一夜で変えることはできないが、あなたが進む方向を変えることは一夜でできる。ジム・ローン


同様の言葉で、ミュージシャンのジミー・ディーンの言葉に、

『風向きを変えることはできないけれど、いつでも自分の進みたい方向に帆を調整することはできる』とあります。

大事なことは、自分ではどうにもならないことに不満を持つのではなく、自分が出来ることに集中して変化を生み出していくことなのですね。

『勇者とは自分の出来ることをした人』

という言葉もあるように、「自分にはできない」などと、自ら制限をかけなければ一人一人が出来ることはまだまだ沢山あるのです。

一夜|今日の言葉 から

記事紹介|希林語録

人間でも一回、ダメになった人が好きなんです

私は物を消費することに真実はないと思っていますからね。

だから私は人間でも一回、ダメになった人が好きなんですね。

たとえば事件に巻き込まれてダメになった人というと言葉はおかしいけれども、一回ある意味の底辺を見たというのかな。

そういう人は痛みを知っているんですね。

だから、いろんな話ができると同時にまたそこから変化できるんです。


人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前

人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前。

私自身は、人生を嘆いたリ、幸せについておおげさに考えることもないんです。

いつも「人生、上出来だわ」と思っていて、物事がうまくいかないときは「自分が未熟だったのよ」でおしまい。

こんなはずでは…というのは、自分が目指していたもの、思い描いていた幸せとは違うから生まれる感情ですよね。

でも、その目標が、自分が本当に望んでいるものなのか。

他の人の価値観だったり、誰かの人生と比べてただうらやんでいるだけなのではないか。

一度、自分を見つめ直してみるといいかもしれませんね。

お金や地位や名声もなくて、傍(はた)からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ。

樹木希林のことば|人の心に灯をともす から

2019年1月23日水曜日

記事紹介|目的の先にあるのものを考える

南の島のビジネスマンという、有名な寓話がある。

あるエリートビジネスマンが、南洋の島にバカンスでやってきた。

そこで、ヤシの木陰で寝転んでいる地元の漁師と出会った。

「どうして仕事もせず、昼間からのんびりと寝転んでいるんだい?」と聞くと、

「午前中に漁を何時間かしたらそれだけで食べていけるんで、休んでいるのさ」と漁師。

「なぜ、もっと働かないのだい?そうすればもっと稼げるのに」とビジネスマンがいうと、

「もっと稼いでどうするんだね」と漁師。

「もっと稼いで、お金をためて、もっと大きな漁船を買って、人を雇い、それを加工する工場も建てることだってできる。そうして、会社をつくって、それを大きくして、やがて会社を上場する。そして、その株を売って多額のお金を手に入れることができる」

「それから、どうするんだい」と漁師。

「そうしたら、もう働く必要はない。毎日、のんびりとバカンスができる身分になれる」とビジネスマン。

「それなら、もうとっくにやってるよ」と漁師が答えたという。

「病気を治したい」という目的も、「お金を稼ぎたい」という目的も、すべての目的にはその先にある、本当に叶えたい真の目的や夢がある。

何のために病気を治したいのか、病気を治したあとに何をしたいのか、あるいは、何のためにお金を稼ぎたいのか、お金を稼いだあとに何をしたいのか、ということ。

目的の先にあるものを考えない人は多い。

「本当に大切なものは」

「心から好きなことは」

「本当にやりたかったことは」

常に、目的の先にあるのものを考える人でありたい。

目的の先にあるもの|人の心に灯をともす から

2019年1月22日火曜日

記事紹介|足の裏のような人間になれ

尊いのは足の裏である

一生 人に知られず

一生 汚いところと接し

黙々とその努めを果たしてゆく

足の裏的な仕事をし

足の裏的な人間になれ

足の裏から光がでる

そのような方こそ偉い人である

坂村 真民(仏教詩人)


一日が終わり、お風呂に入った時に足を洗いながら、足の裏に感謝している人はどれだけいるでしょうか。

踏まれ続けて、それでも体を支えて、一歩前に踏み進む役目を果たしてくれているのが足です。

同じように、一日を終え、外出から帰ってきた時に、履いていた靴に感謝をし、その場で簡単にでもサッと埃を落として軽く磨いている人はどれだけおられるでしょうか。

靴にも、足にも、「今日も一日ありがとね」と声をかけてあげるだけでも良いかもしれません。

それができない場合には、せめて履物を脱いで家に上がるだけでも違うでしょう。

履物に関しては、道元がこのように言っています。

『履物を揃えると心も揃う

心が揃うと 履物も揃う

脱ぐときに 揃えておくと

履くときに 心が乱れない

誰かが 乱しておいたら

だまって 揃えておいてあげよう

そうすればきっと 世界中の人の心も

揃うでしょう』

と語っています。

尊さ|今日の言葉 から

2019年1月21日月曜日

記事紹介|生きがいとは人間関係

でも、あなたの5は本物ではありませんね。

あなたは自分だけ分かればいいと思っているんじゃないの。

クラスの中で自分を比較しちゃだめ、他の人に偉そうに言ったらいけない、分からない人に教えてあげて初めてあなたの5は本物になる。

いくら100点とってもみんなのために使えない100点なんか意味がない。

あなたは頑張ったけど自分のことだけで一所懸命だった。

来年は私の言う本当の5にしてみなさい、そのような立派な人になるように、ずっとあなたのことを見てますよ。

竹内 昌彦(社会福祉法人岡山ライトハウス理事長)


小学校の時に両目の視力を失いながらも、両親・教師・友達の支えを得て盲学校の教員となられた竹内さん。

冒頭の言葉は竹内さんが中学一年生の時に出会った社会科の中原先生の言葉です。

中原先生のおかげで勉強が面白くなり、通知表に「5」が並び、クラスで得意げだった竹内さん。

そんな竹内さんを中原先生が呼び「よく頑張ったね」と褒めてくれた後の言葉だそうです。

この話を聞いた竹内さんは、今まで以上に逆境にも前向きに物事を考え、勉強にも励んで、盲学校で教員となり、また教頭にもなられました。

今は発展途上国で盲学校を作る活動を地道に続けられているそうです。


作家の石川達三氏の言葉にこんな言葉があります。

『若い人たちはよく、「生きがいがない」と言います。

それは当たり前のことです。

孤立した人には生きがいはない。

生きがいとは人間関係です』

悩むのも人間関係であれば、喜びを運んでくれるのも人間関係ですね。

自分の長所を出し惜しみなく他人のために使いましょう。

本当の「5」とは|今日の言葉 から

2019年1月20日日曜日

ニュースクリップ 2019.01.14 - 2019.01.20

1週間の主な大学関係ニュースをピックアップしました。


《政策動向》


《経 営》







《研 究》









《産学連携・ベンチャー》



《教 育》



《学 生》





《入 試》




《就 職》




《働き方改革・生産性向上》









《沖縄問題》




《その他》






2019年1月13日日曜日

ニュースクリップ 2019.01.07 - 2019.01.13

1週間の主な大学関係ニュースをピックアップしました。


《政策動向》


(関連)私立学校のガバナンス強化などに向けて、文科省小委員会が提言|リセマム

平成31年度地域イノベーション・エコシステム形成プログラムの公募について|文部科学省


《経 営》

岐阜大地域科学部、再編白紙 名大との統合専念|岐阜新聞

岐阜大の学部再編、「白紙説」も飛び交う迷走|東洋経済オンライン

山梨大学 学長の年頭あいさつ「韓国 異様な反日政策」で反響|NHKニュース

高橋洋一の霞が関ウォッチ 山梨大の学長挨拶、NHKは「異様な反日政策」より「運営費交付金」を報じるべき|J-CASTニュース

補助金と評価で舗装された大学「IR」発展の道 「IR」は大学改革の切り札になるか|JBpress

私立大学の経常費補助、前年度より5億円多い2,712億円|大学ジャーナルオンライン

就活で採用抑える「女子フィルター」人事担当者が語る実態。医学部と同じ構図が企業にも|BUSINESS INSIDER JAPAN

日本企業の人事評価が持つ大きな欠点 マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す「劇薬」の仕事術|ダイヤモンド・オンライン

「他人には6割で良しとしろ」。フラットな組織文化にこだわる星野リゾート代表・星野佳路さんの仕事術|ライフハッカー


《研 究》

「基礎学問が作る日本の未来」(視点・論点)|NHK 解説委員室

人文・社会も科学振興の対象に 基本法25年ぶり抜本改正へ|毎日新聞

解説:科学振興、人文・社会も 生命倫理やAI、文・理不可分|毎日新聞

「AIの説明責任」って何だろう?|日経 xTECH

幻の科学技術立国:第3部 企業はいま/6 「出口」重視、変わる研究 50社アンケートからみる事業|毎日新聞

5年で57億円かかるエルゼビアの論文閲覧システムの契約交渉で大学側が値下げを要求|Chem-Station

関西四大学学長、電子ジャーナル購読に関し危機意識を表明|カレントアウェアネス・ポータル

日本学術振興会賞に大内正己東京大学准教授ら25人|大学ジャーナルオンライン

9割の食塩からマイクロプラスチック アジアが最多|NIKKEI STYLE

東日本大震災、家屋損壊で骨密度低下、東北大学など調査|大学ジャーナルオンライン

治療薬の開発に道、難治性膵臓がんの機構が明らかに|日刊工業新聞

脂肪細胞を細胞死へ導く仕組み 福岡歯科大学と九州大学が発見|大学ジャーナルオンライン

形成初期の原始惑星系円盤でワープ構造を観測 理化学研究所と千葉大学|大学ジャーナルオンライン


《産学連携・ベンチャー》

名古屋大、VBファンド設立|日刊工業新聞

連携、連携、また連携。動く名古屋大|日刊工業新聞

京大がデジタル人材育成に向けた新講座、NTTデータやANAが支援|日経xTECH

京大発VBのフロスフィア、成膜でセラミックス部品 製造技術を開発|日刊工業新聞

ウエアラブル用 薄い太陽電池、京大発企業が技術開発 厚み150分の1、20年にも量産|日本経済新聞

東大発ベンチャーがスーツのAOKIと共同開発「スマートスーツ」の実力【CES2019】|BUSINESS INSIDER JAPAN

早稲田大学発ロボットベンチャー、次世代型全自動歯ブラシを世界最大級の家電展示会に出展|大学ジャーナルオンライン

数字で読み解く「スタートアップが日本経済の主役になる日」|Forbes JAPAN

学生ベンチャーの苦い青春 挫折と再起の7年|日本経済新聞

厚労省“ブラック企業リスト”更新 1000万円規模の賃金未払いで「大学発ベンチャー」など追加|ITmedia


《教 育》

次代育成へデータ共有 東大・五神学長に聞く 大学を超高速で結ぶ「SINET」使い先進的な教育を|日本経済新聞

2019年、教育の課題は|ベネッセ教育情報サイト

「学ばない社会人」の意外な多さが日本企業の競争力を低下させていた|ダイヤモンド・オンライン


《学 生》

奨学金、全員から保証料 延滞増加で財務・文科省方針|日本経済新聞

国の奨学金、保証人の廃止を検討 返還できない家庭増え|朝日新聞


《入 試》

英語成績提供システム、大学入試センターが概要公開|リセマム

英語外部検定、推薦・AO利用率は45.8%…4年連続で増加|リセマム

文科相、東京医大に追加調査要求 不正入試問題|朝日新聞

(社説)東京医大入試 「公正より経営」の腐臭|朝日新聞

東京医大不正 膿を出し切らなければ|東京新聞

医学部不正入試 文科省は究明に責任持て|産経ニュース


《就 職》

低成長の日本になぜ残るの? 海外で勝負、起業も研究も|朝日新聞


《働き方改革・生産性向上》

公務員、60歳から賃金7割 定年延長で法案|日本経済新聞

日本になくて、シリコンバレーにある「Yes And」のマインド|Forbes JAPAN

生産性の高い人が午前中に済ませている9つのこと|BUSINESS INSIDER JAPAN

「指示待ち残業」は防げる 3つのメール術で残業ゼロ|NIKKEI STYLE

休み上手になるには? 働き方改革へ、年の初めに考えた|朝日新聞

これって「ジタハラ」?働き方改革と時短ハラスメントを考える|Glocal Mission Times

メールや定例の会議をやめるだけで仕事の生産性は劇的に向上する|ダイヤモンド・オンライン

目標達成や問題解決の最強ツール。大谷翔平も活用した、マンダラチャートの基本と簡単な作り方|ライフハッカー


《その他》

平成と多様性 世界市民を育てよう|東京新聞

給食に救われる子どもたち たった15分の昼食時間が格差社会を表している|BuzzFeed News

わずか100年前 戦争が適法だった世界を変えたのは|朝日新聞

“世界的な危機への対処能力が大幅低下” 国際政治学者が警告|NHKニュース

原爆に関する文献 各国の言語で検索できるサイト公開|NHKニュース

医療ミスで植物状態 千葉大に1.5億円の賠償命令判決|朝日新聞

JAXAの業務運営に問題点、文科省汚職で中間報告|大学ジャーナルオンライン

親族らロケット同行問題、文科省元課長を厳重注意|毎日新聞

文科省元幹部、接待「職務と関係ない」 収賄罪の初公判|朝日新聞



2019年1月10日木曜日

記事紹介|ブルームバーグ氏の問題提起

国立情報学研究所の船守美穂准教授は、定期的に海外大学の最新情報をメールで送ってくれる。目から鱗の話題ばかりだ。

今回も12月初めのメールに驚かされた。米ブルームバーグ創業者にして元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏が、低中所得層でも学力があれぱ大学進学ができるようにと、母校ジョンズ・ホプキンス大学へ18億ドルを寄付するという。日本円で2,040億円!! さすがの米国でも、大学寄付としては史上最高額である。卒業年の5ドルを皮切りに、これまでの氏の寄付総額は15億ドルに上り、新たな18億ドルを加えると総額は30億ドルになる。

AFPのネットニュースによると、ブルームバーグ氏はニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、「国防教育ローンと学内のアルバイトで学費を賄い、ジョンズ・ホプキンス大学で学位を得たからこそ、卒業後の道が開け、アメリカンドリームをつかめた」「チャンスをくれたこの大学が、今後もずっと学生たちに扉を開き続ける場所であってほしい。(この寄付金は)多くの卒業生が担う口ーン返済の負担を軽減し、大学のキャンパスを社会経済的により多様な場所にするだろう」などと述べた。その上で、低所得層出身ながら優秀な若者はたくさんいるのに、米エリート大では最富裕層1%の家庭出身の学生の人数が、所得下位60%の家庭出身の学生より多いと強調。自身の寄付金は特定の1校を支援するものにすぎず、「これだけでは足りない。連邦政府の助成金は学費の高騰に見合っていないし、各州は学生支援を削減している。民問の寄付金だけで政府の支援不足を補うことはできないし、補うことがあってもならない」として、政府は教育投資に力を入れるべきだと述べたという。

米国の大学は世界中から優秀な学生・研究者を吸い寄せる。教育・研究の水準が圧倒的に高いからだ。ブルームバーグ氏が「母校がチャンスをくれた」と感謝し、多額の寄付をするのは、大学教育に対する卒業生の満足度が極めて高い証しでもある。日本の大学が大いに反省し、見習うべき米国大学の美点である。

一方で、負の側面も顕在化してきた。優れた教育の対価として授業料の高騰が続く。今や年間5万ドル以上の大学も珍しくなく、一般家庭の負担限界を遥かに超えた。卒業と同時に多額の口ーン返済に苦しむ若者の急増は社会問題化している。

そうした矛盾に何とか辻褄を合わせようと、多くの大学は広く寄付を募り、多額の基金を積み立て、運用益で優秀な学生に奨学金を提供している。30億ドルには及ばずとも、全米中に多くの”ミニ・ブルームバーグ”がいて、その寄付が矛盾深まる米国の高等教育を支えている。ブルームバーグ氏は巨額の寄付を続けながらも、一方で個人の”善意”の限界に気づいているからこそ、政府に教育投資の増額を訴えるのだろう。

日本では、「大学は国にばかり頼っていないで、寄付金などの独自財源充実に務めるべきだ」との論調が盛んになっている。お手本となるはずの米国でブルームバーグ氏が示した問題提起を、我々はどう受け止めるべきなのだろうか。

米国の巨額寄付と政府の支援|IDE 2019年1月号 から

2019年1月9日水曜日

記事紹介|不毛な大学改革論争

2004年の法人化以降、毎年の予算編成で争点になる国立大学運営費交付金に新たな火種が出現した。財務省が18年10月の財政審議会で、「国立大学への公的支援は先進国でトップ水準なのに、成果が十分でないのは運営費交付金の配分方法に問題があるからだ」として、「就職率や論文数など教育・研究の成果を測る新たな指標を設け、運営費交付金の10%はその評価に基づき配分すべきだ」と提案したからだ。

運営費交付金は大学運営の基盤的資金として教員数などに応じて配分される。大学からみれば、家計における生活費のようなもの。競争的資金になり不安定化したら生計の維持は大変になる。

国立大学協会の反応は素早かった。11月2日に金沢市で開いた総会で、「財務省案は日本の高等教育、科学技術・学術研究体制の崩壊をもたらしかねない」との声明を出した。「財務省の主張は短期的な評価による不安定な財源措置の拡大で、国立大学の経営基盤を不安定、脆弱にし、財政基盤の弱い大学の存在自体を危うくする」と厳しく批判、新たな評価手法の開発は学問分野の特性に対する配慮など十分な検討・準備が必要だとも指摘した。国立大学のパフォーマンスを測るために財務省が示した国際比較についても根拠に疑義を呈している。

総会や懇親会の場で国大協幹部からは「もう文部科学省に任せてはおけない」「運営費交付金が競争的資金になると、今年付いた予算が来年も付く保証はなくなり、安心して人も雇えない」「財務省はデータを恋意的に解釈し都合の良い結論を出している」等々、反発の声が続いた。

学長たちの思いを忖度すれば、「現場で毎日苦労しているのに、次から次へと無理難題を突きつけられる。いい加減にしてほしい」ということだろう。気持ちはよくわかる。ただ、だからといって現行の運営費交付金や大学評価の仕組みが完壁かといえば、そうとばかりいえないのも確かなのである。

国立大学法人制度を巡っては、もうーつ重要な議論がある。19年度法律改正を目指して文科省が検討を進める「一法人複数大学制度」(アンブレラ方式)の導入だ。学長が法人の長を兼ねる「一法人一大学」は、運営費交付金や評価制度同様に、いやそれ以上に国立大学法人制度の骨格をなす仕組みである。にもかかわらず、文科省の検討会議は法人制度全体の見直しではなく、あくまでもアンブレラ方式導入に限定した制度設計を議論している。

04年の法人化から間もなく15年。大学を取り巻く社会的環境も大きく変わった。第3期中期目標・中期計画期間が折り返しを迎える今こそ、法人化のきちんとしたレビューが必要な時期なのではないか。今のように、目先のテーマや予算編成作業の度にその場しのぎで制度をなし崩し的にいじるのではなく、法人化で得られた成果や残された課題等をきちんと検証し、必要な仕組みは残し、見直すべきは見直す。本来、運営費交付金も評価制度もアンブレラ方式も、そうした文脈の中で全体の整合性を見極めながら議論すべきテーマのはずだ。その際に欠かせない視点は「国立大学とは何なのか」、国立大学の今日的再定義である。

対症療法的に制度をいじるだけでは、大学側にも改革を求める側にも不満と不信が残り、不毛な論争が延々と続くだけである。

なし崩し的制度見直し|IDE 2019年1月号 から

2019年1月7日月曜日

記事紹介|教育の原点

新元号となる今年は実質的な移民元年でもあります。バブルの人手不足を機に外国から働き手が加わった平成ですが、共生は課題として残されています。

平成最後の年の暮れ、横浜市の「Y校教室」を訪ねました。横浜商業高校の一角で市の教育委員会が開いている日本語教室です。初期指導が必要な中学生が地元の学校に通いながら、週二回こちらでも勉強しています。

親の仕事で一昨年秋に中国から来た3年生のリンくんは、高校受験に必要な面接シートを日本語講師に見てもらっていました。

◆外国の働き手が日常に

バスケの部活で頑張ったこと、後から来た中国からの転入生と先生の間で通訳したことなど、短い期間での奮闘ぶりがぎっしりと日本語でつづられていました。

授業以外でもインターネットでアニメの「NARUTO」や「ワンピース」を見て日本語を勉強していると、はにかみながら教えてくれました。

ちょっぴり年上のネパールやブラジルなどからの若者たちも通っています。近くの夜間中学校の生徒たちです。

中国から来た女子生徒は、宿題の作文をカレーチェーン店のアルバイト帰りの電車の中でスマホで書いたと楽しげに仲間に話しかけていました。ふだん制服の名札に書かれた名前しか知ることのない、働く若者たちの等身大の姿を垣間見た思いでした。

平成の30年で、外国からの働き手は日常の光景となりました。1989(平成元)年の入管難民法の改正で日系ブラジル人の出稼ぎが急増。九三年には技能実習制度が創設され、2008年に「留学生30万人計画」が公表されました。

◆教育の原点見つめ直す

雇用の調整弁にされたり、低賃金の長時間労働を強いられたりと、つらい思いをした人たちが大勢います。一方で共生に向けて試行錯誤を続ける地方自治体や団地自治会などがあることも事実です。

学校や、ボランティアとして地域で日本語教育に携わる人々も、目の前の子どもたちの未来の扉を開けたいともがいています。

日本語指導が必要な子どもは分かっているだけでも全国で4万4千人。10年で1万8千人増えました。何歳で来日したか、母国でどういう教育を受けたか、一人ひとり事情が違います。100人いれば百通りの学びの入り口が必要です。

Y校教室で教える日本語講師の頼田敦子さんは「子どもが一番求めているのは学校で認められること。ここ(日本)でやっていけるよと、気持ちを引き上げてあげることが私たちの務め」と話します。例えば観察日記や作文などを、通常のクラスで上手に発表できるような機会があれば、子どもたちは自信を持ち、どんどん字も覚えられるようになるそうです。

一人ひとりの子どもの可能性を信じて、それが花開くよう手助けしてあげる。それは日本語教育に限らず学びを支える原点のように思います。市教委が教員向けに開いている日本語指導者養成講座でも「外国の子のためと思っていたけど他の子にも応用できる」などの感想が聞かれるそうです。

多様な子どもを受け入れることで、日本の教育の足腰が強くなっていく可能性も感じました。

入管難民法が改正され、今春から外国人労働者の受け入れが拡大します。国策なのですから、国は彼らや家族の日本語教育の責任を負うべきです。財源の確保や、教育の基準づくり、それを担保する制度整備などが急がれます。

それを前提とした上でボランティアや自治体も引き続き主役でいてほしいと思います。2015年に亡くなったドイツの社会学者ウルリッヒ・ベックは遺作「変態する世界」(岩波書店)で、気候変動など、国家の枠組みでは解決が困難な課題に直面する中、世界の都市が市民参加のもと、協力して解決策を探るあらたな国際政治、民主主義に希望を託しました。

多様性に鍛えられた教育のもとで学ぶ子どもたちは、国籍問わず、そんな世界の担い手候補になるのではないでしょうか。

決して容易な道ではないでしょう。くじけそうになった時には、NPO法人の冊子に掲載されている代唯斯(うぇいす)さんの作文の一節を思い出すと良いかもしれません。

◆希望の芽はすでに

<失敗は怖くない。怖いのは失敗したらそこからまた立ち上がることができないことです>

代さんは、2010年に中国から来て高校に通い、現在は東京・青山の中華料理店で店長として働いています。いずれは自分の店を持つのが夢だそうです。日本の学び場はすでに代さんのような言葉が紡げる若者を育てています。

平成と多様性 世界市民を育てよう|東京新聞社説 から

2019年1月6日日曜日

記事紹介|それでは現場は進化しない

「現場」は日本企業の競争力の根幹である。この状況を放置していたままでは日本企業の未来などありえない。

それでは、「死んでいる現場」はどう見分ければよいのか。ここでは、6つのその典型的な危機的症状を紹介したい。

「死んでいる現場」に見られる6つの症状の1つ目は、「未来の目標が定まっていない」ことである。

「現場」を未来に向かわせることが大切

1 未来の目標・ゴールが定まっていない

「死んでいる現場」はきわめて近視眼的で、目先のことばかりを気にする。「今日の出荷をどうしよう」「顧客のクレームにどう対応しよう」など、今起きている事象を、「なんとかこなす」ことばかりに目がいきがちである。

「現場」は価値創造の当事者だから、今日、明日のことを考え、実行することは重要である。決められたノルマを果たすことは、「現場」の任務である。しかし、それだけでは「現場」に活力は生まれない。

「生きている現場」になるために重要なのは、ワクワクするような「未来への共感」である。そのためには、目指すべき「未来像」を大きく掲げ、「現場」と共有しなければならない。未来の目標・ゴールが定まっていなければ、「現場」はその日暮らし、その場しのぎを繰り返すだけである。

2 外を見ようとしない

「現場」は閉鎖的かつ同質的な空間であり、集団である。外の世界に関心が薄く、外を見ようとしない。だから、自分たちを取り巻く環境の変化にきわめて鈍感である。自分たちだけの世界に閉じこもり、内向きになり、内部の論理ばかりが幅をきかせるようになる。

会社は変わりゆく環境の中で、変わり続けなければならない。そして、現場も「生きている現場」として環境変化に対応できなければ、会社が永続することはありえない。

にもかかわらず、「死んでいる現場」は自分たち以外の世界が大きく変わろうとしている事実を知ろうともしない。外を見ないのだから、刺激を受けることもなく、学習しよう、自分たちを変えようという意欲が湧いてくるはずもない。

「死んでいる現場」の3つ目の症状は、「自分たちの常識に凝り固まっている」ことである。

”過去の常識”を否定せずに、”新たな常識”は生まれない

3 「過去の常識」に凝り固まっている

「死んでいる現場」は、外を見ようとしないのだから、「過去からの自分たちの常識がいかに今の世の中とずれているか」に気づくこともない。いつまでたっても「これまでの常識が正しい、これまでの常識でこれからもやっていける」と勝手に思い込んでいる。

「現場」は日常的なオペレーションに従事しているから、これまでの「常識」を否定しにくいのは事実である。「過去の常識」どおりにやったほうが無難で、リスクもなく、楽である。

でも、それでは「現場」は進化しない。今の「生きている現場」に求められているのは、「過去の常識」を否定し、「新たな常識」を生み出すことである。

過去の成功体験がもたらす「過去の常識」ほど、会社の進化を妨げるものはない。「過去の常識」をむやみに信じることは、思考停止を意味している。思い込みほど怖いものはない。

4 惰性に流されている

多くの会社の「生きている現場」ではオペレーションの品質を高めるために、さまざまな活動が行われている。5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)活動、改善活動、QC(品質管理)活動など、効率化や業務品質を高めるための活動が長年にわたって実施されている。

こうした活動は一見地味だが、「現場」の基礎体力を磨くとても重要なものである。スポーツ選手にたとえれば、筋トレである。筋トレをおろそかにして、一流になったスポーツ選手はいない。

しかし、「死んでいる現場」ではこうした活動が形骸化し、やらされ感ばかりが蔓延している。何のためにやっているのか、なぜこうした活動が必要なのかを理解もせず、「上からやれと言われているからやっている」といった惰性に流されている。これを放置したままでは、「現場」の士気は上がらず、成果が上がるはずもない。

「現場から主体的にモノを申さない」ことも、「死んでいる現場」でよくある症状である。

5 モノを申さない

多くの「死んでいる現場」では不満や不安が渦巻いている。人手が足りない、設備投資してくれない、方針がコロコロ変わるなど、経営に対する不信感が根強い。

だからといって、「現場」が主体的にモノを申し、発言したり、提言したりしているかといえば、そうではない。陰でこそこそ文句を言うことはあっても、上司や経営陣にモノ申すほどの気骨はない。

「現場」は価値創造の当事者であり、主役である。「生きている現場」は未来に向かって、建設的、前向きな意見をどんどんあげている。これは、会社にとってきわめて重要である。

陰でグチるだけの「死んでいる現場」のままでは、生き返ることなどありえない。

6 「変なプライド」だけはある

「死んでいる現場」はモノを申すことはしないくせに、「変なプライド」だけは高い。自分たちが会社を支えている、過去にはこうやって成功してきたという歪んだ自負心だけが突出している。

「現場」にとってプライドは大切である。自分たちの仕事に誇りを持つことは、間違いなく仕事の品質を高める。

しかし、「プライド」と「自慢話」は違う。過去の自慢話ばかりをとうとうと語る「変なプライド」は、「現場」の進化の邪魔をする。

「生きている現場」にある真のプライドとは、過去の成功体験をあっさりと捨て去り、未来に向かって突き進もうとする心の持ちようのことなのである。

全社を挙げて「死んでいる現場」を本気で再生せよ

現場が「死んでいる」状態になっている原因の多くは、実は「現場」にあるのではない。その真因は経営トップや本社、本部にある。経営トップが夢やビジョンを語らず、本社、本部が構築する制度や仕組みが機能不全になっているために、さまざまな問題が症状として「現場」で露呈するのである。

もちろん、「現場」自らも大いに反省し、変えるべきことは変える、正すべきは正すことが求められる。しかし、「死んでいる現場」という事象を「現場の問題」に矮小化してはならない。

「現場」はこれまでも、そしてこれからも日本企業の屋台骨であり、根幹である。その「現場」を元気にし、強くし、そして会社の主役にすることが、すべての日本企業に求められている。

「生きている現場」をつくることは、全社を挙げて本気で取り組むべき最重要な経営テーマである。それが実現できれば、日本企業は必ず再生できると私は確信している。

「死んでいる会社の現場」、よくある6大危機NG 「目標がない」「変なプライド」御社は大丈夫?|東洋経済オンライン から

記事紹介|ボーっと生きてんじゃね~よ!

肉は増えるが知慧は増えない

2018年最後の連載となりました。1枚目の標語は、石川県小松市にある真宗大谷派の西照寺の掲示板からです。これはNHKのクイズバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」の決め台詞ですね。

好奇心旺盛な5歳児のチコちゃんが、岡村隆史さん(ナインティナイン)ら出演者に、毎回さまざまな疑問を投げかけます。彼らが答えられないと、「ボーっと生きてんじゃね~よ!」と、チコちゃんからすごい剣幕で叱られるのです。

この言葉は「2018ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10にも選ばれました。わたしも何度か観たことがありますが、答えが全然分からず、毎回自分がいかに無知であるかを痛感させられています。

『法句経(ほっくきょう/ダンマパダ)』の中に、こんな言葉があります。

学ぶことの少ない人は牛のように老いる。

かれの肉は増えるがかれの知慧は増えない。

(中村元訳『ブッダの真理のことば/感興のことば』 岩波文庫)

前回は「犀」でしたが、今回は「牛」のたとえ話です。これも日本人には少し分かりづらいかもしれません。このブッダの言葉を借りれば、「ボーッと生きている大人」=「牛のように老いた人」と言えます。知慧が一向に増えず、忘年会シーズンで贅肉ばかりが増えてきている人たちにとっては、なかなか耳が痛い言葉ではないでしょうか。

現在はインターネットの発達などにより、学ぶ手段が格段に増えてきています。仏教の教えもネットからかなりのことを学ぶことができます。いくつになっても遅すぎるということはありません。常にさまざまなことに興味関心をもって、謙虚に学ぶ姿勢を保ち続けたいものです。

過去を振り返るな、未来を追い求めるな

2枚目の掲示板は、「新大阪」駅に近い古刹、真宗佛光寺派の光用寺のものです。

大切なことは

かつてではなく

これからでもなく

ただ、今

これが今年最後の標語のご紹介になります。多くの人が今年を省み、来年の抱負を考えていらっしゃる時期ではないでしょうか。とはいえ、過去や未来を考えている間に、今、この瞬間は過ぎ去っていきます。

『中部経典(マッジマ・ニカーヤ)』の中に、次のような言葉があります。

過去を振り返るな、未来を追い求めるな。

過去となったものはすでに捨て去られたもの、

一方、未来にあるものはいまだ到達しないもの。

そこで、いまあるものをそれぞれについて観察し、

左右されずに、動揺せずに、それを認知して、増大させよ。

今日の義務をこそ熱心にせよ、明日の死を知りえる人はないのだから。

(中村元監修『原始仏典〈第7巻〉中部経典4』 春秋社)

この連載でも何度か触れましたが、3回目でも取り上げたように、大切なのは過去でも未来でもなく、現在です。もちろん、過去の間違いから学ぶことも、将来の目標を立てることも生きる上で重要です。

しかし、人生がうまくいっていないときには、過去や未来の世界を心が漂うかのように、無意識のうちに現実逃避をしているものです。みなさんはそのような「ボーっとした状態」で現在を生きていませんか?

生き方に関する警句をコラムやブログで発しているカート・スミスさんというカリフォルニアの精神科医がいます。彼は「集中力を保つ(stay focused)」ために重要な3つの言葉をこう記しています。

過去を振り返るな(Don’t Look Back.)

未来に生きるな(Don’t Live in the Future.)

現在にとどまれ(Stay in the Present.)

彼の言葉は、先の経典の教えにも通じるものだと思います。新しい年(2019年)をより良いものにするたった1つの方法は、現在に集中し続けることなのです。

このことをぜひ肝に銘じていただき、どうか良いお年をお迎えください!

【お寺の掲示板の深い言葉 43】ボーっと生きてんじゃね~よ!! 牛のように老いないために|ダイヤモンドオンライン から

ニュースクリップ 2018.12.30 - 2019.01.06

新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最初の記事は、年末年始のニュースクリップです。


《経 営》

「PDCA」を回しまくっている人が時代遅れなワケ。世界は “まずはやる” 方式にシフトしている|STUDY HACKER

世界の大学はスキル磨き重視 企業との連携も進む|NIKKEI STYLE

国立大、アンブレラ統合検討16% 文科省との温度差浮き彫り 毎日新聞アンケ|毎日新聞

名古屋大学と岐阜大学 東海国立大学機構設立に向け基本合意|大学ジャーナルオンライン

関西大学、大阪医科大学、大阪薬科大学が医工薬連環科学分野で連携|大学ジャーナルオンライン

2018年度東京都女性活躍推進大賞 お茶の水女子大学、東京農工大学が受賞|大学ジャーナルオンライン

異見交論62 国民益にかなう国立大学 塩崎恭久氏(自民党行政改革推進本部長)|読売教育ネットワーク

2019年度の私立大学授業料、対前年度比2.5%の上昇|大学ジャーナルオンライン

私学ガバナンス強化…違法行為、監事へ報告義務|読売新聞-Yahoo!ニュース

仕事は一人ではできない 元気をもらったり支えたり|NIKKEI STYLE

2019年 五神総長年頭挨拶|東京大学


《研 究》

先端技術研究、中国が8割で首位 ハイテク覇権に米警戒|日本経済新聞

科学はどこへ行くのか 新たな「羅針盤」を探そう|日本経済新聞

研究開発力とは 論文数で評価、米中が存在感|日本経済新聞

千葉大学参加のニュートリノ観測実験、Science誌の2018年の10大成果に|大学ジャーナルオンライン

災害現場でも動作するタフなロボット用の、革新的油圧アクチュエータの開発に成功|大学ジャーナルオンライン

福井大学、ADHDの脳構造の特徴を人工知能により解明することに成功|大学ジャーナルオンライン

地球内部に微生物の巨大生物圏 岩石をエネルギー源の微生物も|NHKニュース

深層学習で画像識別、超小型衛星用センサを東京工業大学と東京大学が開発―宇宙実験へ|大学ジャーナルオンライン

「AIが人の知性を超す」9割 若手研究者アンケート|日本経済新聞

電子ジャーナル価格が高騰、関西4私大が危機表明|大学ジャーナルオンライン

十大新製品賞、増田賞に塩野義製薬 本賞にアマダなど10社|日刊工業新聞


《産学連携・ベンチャー》

横浜発の医療機器を世界へ リップ横浜、中小進出を総力支援|日刊工業新聞

中国は過熱すぎて、ベンチャー投資家は日本に興味を持ち始めている|日刊工業新聞


《教 育》

2019年から25年、45年の教育へ|ベネッセ教育情報サイト


《学 生》

日本学生支援機構の優秀学生顕彰、社会貢献分野で秋田大学医学部学生が大賞|大学ジャーナルオンライン


《入 試》

18歳未満でも大学入学 文科省、海外校卒業者など対象|日本経済新聞

大学入学共通テスト試行調査、数学と理科の一部に課題|大学ジャーナルオンライン

東大入試、2020年度から専用の英語力証明書導入へ|大学ジャーナルオンライン

東京医大、入試不正で109人が不合格に 問題漏洩も|日本経済新聞

「入学なら3000万円用意」 前理事長あてに手紙 東京医大、第三者委報告|朝日新聞

入試加点、寄付金と関連か 不正不合格、計178人 東京医大|朝日新聞

合格「赤枝前議員が依頼」、本人は関与否定|読売新聞-Yahoo!ニュース

赤枝前議員、東京医大に合格「依頼した」10年で20人|朝日新聞

自民前議員が合格依頼 「同窓生の子20人」 東京医大不正|朝日新聞

「東京医大、男子・現役生の優遇明白」第三者委報告|日本経済新聞

医学部不正入試、月300時間労働の医師の過酷さが背景 変えるべきは働き方|AERA dot.


《就 職》

20年卒の就活、学生「厳しくなる」57% 早期化を警戒|NIKKEI STYLE


《働き方改革・生産性向上》

指示命令による「働き方改革」は確実に失敗する。メンバー全員の「共感」こそが成功の絶対条件|ダイヤモンド・オンライン

休日はメール禁止 仕事が好きすぎる人が休むために、ルールを作ってみたら..|BuzzFeed News

そのハンコ、必要ですか? カイゼンお役所仕事(1)|日本経済新聞

まかり通る単年度主義 カイゼンお役所仕事(4)|日本経済新聞

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企業を蝕む「熱意なき職場」 社員の強み重視の文化を|日本経済新聞

多様な生き方へ 働き方改革で趣味楽しむ|日本経済新聞

霞が関で残業200時間「死にたい」の先、肌にあう仕事|朝日新聞

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デキる人ほど “良い意味で” よくサボっている。あの人がいつも余裕そうに見える納得のカラクリ|STUDY HACKER

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【Excel】日付に曜日も入れて表示したい!エクセルで入力したデータを思いどおりに表示するテク|窓の杜