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リスクをとろう(人の心に灯をともす)
ロビン・シャーマ氏の心に響く言葉より・・・
これだけは請け合います。
人生のたそがれどきを迎えて、死の床につくとき、あなたがいちばん後悔するのは、負ってきたあらゆるリスクではありません。
あなたの心を満たす最大の悲しみは、避けてきたすべてのリスク、つかまなかったすべての機会、立ち向かおうとしなかったすべての恐怖でしょう。
いいですか、恐怖の向こうには自由があるのです。
時代を超えた成功の原則に焦点を合わせてください。
「人生は数字のゲームにすぎません・・・リスクを負えば負うほど、報酬は多くなります」。
あるいは、古代ギリシアの悲劇詩人、ソフォクレスの言葉を借りれば、「運は勇気のない者にはめぐってこない」ということになります。
人生をまっとうするためには、もっとリスクを負い、恐れていることをしてください。
やっかいな状況に強くなり、いちばん抵抗のない道をすすむのをやめるのです。
もちろん、人があまり通っていない道を歩けば、いろいろなものに爪先をぶつける確率は高くなるでしょうが、どこかに行くにはその方法しかないのです。
フランスの小説家でノーベル賞をとったアンドレ・ジードは、「長い間岸を見失う勇気がなければ、新しい大陸を発見することはできない」といっています。
充実した人生を送る秘訣は、安全を探すことに日々をついやすのではなく、機会を追いもとめることに時間をさくことです。
私はセオドア・ルーズベルト元大統領のことばを書斎にかかげています。
大切なのは評論家ではない。
実力者がどのようにつまずいたか、善行家がどこでもっとうまくやれたかを指摘する人物はいらない。
顔を泥と汗と血でよごしながら、実際に現場で闘っている男。
勇ましく立ち向かっている男。
何度も判断をあやまって、期待にそえない男。
おおいなる熱意と献身についてわかっていて、りっぱな大義に身をささげている男。
最善の場合は、最終的に大成功をおさめた喜びを知っている男。
最悪の場合は、たとえ失敗したとしても、勝利も敗北もしらない、冷たくて臆病な連中とは違う、あえて勇敢に立ち向かって結果として失敗した男。
そういった男たちをこそ、称賛すべきなのだ。
人のアラを探し、批評ばかりする評論家は、自らリスクを取ることをしない。
どんないい話を聞いても、「でも」、「だけど」、「そうは言っても」と否定から入る人間は、決して自分からやろうとしない。
「ボクシングを見ている奴はいろいろなことを言うが、リングで戦っている奴を褒(ほ)めろ」(セオドア・ルーズベルト大統領)
外野で騒ぐだけの人間を黙らせる言葉は、「自分でやってみろ!」。
リスクを恐れずに挑戦する者だけに幸運がめぐってくる。