2009年3月20日金曜日

政治家の金銭感覚

世界経済が低混迷する中、また、国内においては、様々な制度疲労に起因する国民生活の厳しい現実が連日のように報道されている中、政治家は目前に迫った選挙をあらゆる思考の中心に据え、守るべき相手を国民ではなく自分自身として行動しています。

今日食べるものもない、寝る場所もない多くの職のない人々、独力では生きていくことのできない老人や病人、そういった人達を介護しなければならないために職を失ったり、殺人を犯さざるを得ない状況に追い込まれる人々、こういった弱者を一人でも多く救い、生きる希望や術を提供することが政治家や官僚の義務であり、優越した権力や安定した賃金を付与されている所以なのではないでしょうか。

このような観点、つまり苦しい日々を何とかしのいで懸命に生きている人々の目線で次のような記事を目にした時、あなたは、どのようにお感じになりますか? このお金の使い方によっては・・・。


首相外遊、5回で6億6千万円(2009年3月10日 産経新聞)

政府は10日の閣議で、麻生太郎首相が昨年9月の就任直後に国連総会出席のためニューヨーク入りした訪米から今年1月の訪韓(日韓首脳会談)まで計5回の外国訪問で、約6億5800万円の経費がかかったとする答弁書を決定した。最高額を計上したのは昨年11月のペルー(アジア太平洋経済協力会議)で約2億2200万円。1月下旬のスイス(ダボス会議)、2月のロシア・サハリン(日ロ首脳会談)、ワシントン(日米首脳会談)の3訪問は「まだ精算が終了していない」としている。民主党の喜納昌吉参院議員の質問主意書に対する答弁。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090310/plc0903101726006-n1.htm