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国立大運営費交付金配分ルールの見直しなど(2)

前回ご紹介した、 財政制度等審議会財政制度分科会(2014-10-27開催)の議事録 が公表されていますので、高等教育関係を抜粋してご紹介します。 財政制度等審議会 財政制度分科会議事録(高等教育関係抜粋) 井藤主計官 22ページでございますけれども、 大学改革 に関しまして、これは大きな前提といたしまして、18歳人口、子供の数ということでございますが、これが減ってございます。例えば、平成元年からこの間を見ると、半分近く減少しているということでございまして、今後も、18歳人口であれば18年先の人口までほぼ決まっている状況でございます。 それで、23ページですが、この間、国立大学の入学定員というのは、基本的に減らしておりません。その上に、大学院の定員を伸ばしてきているという状況でございます。こうした中で、いろいろと国立大学にはリソースが投入されているのですけれども、十分に社会に対して求められる機能というか、成果を還元しているかというと、必ずしも十分ではないのではないかなという声が常に聞かれているところでございます。 25ページにつきましては、この春もお出ししたので割愛させていただきますけれども、26ページでございますが、例えば、近年、地方創生ということで、地方の大学は大事だという議論がかなりいろいろなところから出されているわけですけれども、例えば、地方の大学について見ますと、多くの大学が、その設置されている地域を出身とする入学者の割合が同地域を就職先とする卒業者の割合を上回って、流出超過となってございます。こうした中で、地域の人材供給機能を十分に果たしているのかといった問題もあるのではないかということでございます。 それで、29ページに行っていただきまして、国立大学というのは、近年、参考資料にありますけれども、事業規模が、研究費を中心に非常に膨らんでございます。運営費交付金が若干減って厳しいという声もあるのですけれども、諸外国の大学や研究機関では、資産運用や民間からの受託収入、研究収入等、多様な資金の調達が行われてございます。活性化していると言われている大学は、このような多様な財源を確保しているということで、このような努力もより一層必要なのではないかということでございます。 30ページでございますが、現在の国立大学...

国立大運営費交付金配分ルールの見直しなど(1)

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国立大学法人関係者の方々は既にご承知のとおりですが、文部科学省は、現在、平成28年度からの国立大学法人 第三期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方等(具体的には、運営費交付金の配分方法等の仕組み、予算配分に反映するための評価等、その他第三期中期目標期間における制度設計等) についての検討を進めています。 第三期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会について(平成26年10月21日高等教育局長決定) 第三期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会委員名簿(平成26年10月) 第三期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会(第1回、平成26年11月5日開催)配付資料 第三期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方に関する検討会(第2回、平成26年11月17日開催)配付資料 検討会の設置そのものは、上記のとおり、 「国立大学改革プラン」に基づく 本年10月の高等教育局長決定による既定路線ですが、財務省の 財政制度等審議会財政制度分科会 において、文科省における検討に先手を打つ形で、財務省の論理に沿った検討の方向性等が示されています。 今後の文部科学省、財務省の動向を注視する必要がありますね。 財政制度分科会(平成26年10月27日開催)配付資料 資料2 文教・科学技術関係資料 (参考資料)文教・科学技術 (関連報道) 3割を改革経費に=国立大交付金配分ルール見直し-財務省(2014-10-22時事通信) 財務省は22日、教育研究に必要な経費を国が国立大学法人に支給する一般運営費交付金の配分ルールを見直す方針を固めた。同交付金の約3割を「改革経費」と位置付け、新たな評価に基づき配分する。取り組みが優れた大学に交付金を重点配分するのが狙い。27日に開く予定の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)にたたき台を示す。 財務省が見直しを検討しているのは、国立大学法人運営費交付金(2014年度予算1兆1123億円)のうち教員らの人件費などに充てている一般運営費交付金(同9130億円)。現在は教員数などに応じ一律に配分されている...

心の成長は子どもだけでなく大人にも必要だ

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ブログ「 人の心に灯をともす 」から 「 ウメボシマン 」(2014-11-19) をご紹介します。 以前、学級崩壊に近い状態のクラスを、翌年そのまま受け継いだことがあった。 新年度、子どもたちの荒れてしまった心の立て直しが急務だった。 子どもたちの心に「伝わる」「残る」確かな道徳指導が必須であった。 しかし、ありきたりの勧善懲悪的な「よい話」は、こういう子たちの子の心には入らないだろう。 そうした話は聞く気持ちさえ持っていないかもしれない。 もちろん、長話は無駄だ。 「少ない言葉でありながら、確かな効果がある方法」が必要だと思った。 それらを前提とした創意工夫が必要だった。 その結果生まれたのが、「紙芝居」であり、「携帯フレーズ」だった。 絵でイメージを残し、短フレーズで徳目を日常的に意識化させるという方法である。 大きな効果があった。 そのとき確信したのは、どんな荒れた感じや自堕落な感じの子であっても「成長への欲求」は、しっかり持っているということだった。 【奉仕 「自分だけのこと」から卒業する】 新しい学級を担当して、こういう場面はよくあった。 「そこにゴミが落ちてるよ」 「ぼくのじゃないよ」 「学級文庫、ぐちゃぐちゃじゃないか」 「私はちゃんと返したよ」 よくない現状は、自分の責任ではない、ということだ。 もちろん、そうかもしれない。 しかし、自分が生活している場だ。 こうしたことだって「自分のこと」という認識を持たせたい。 紙芝居「ウメボシマンは禁止だよ」 「たとえば、教室にゴミが落ちていて『そこ、ゴミ落ちてるよ』と言うと、こんなふうに答える子、いるよね。『私じゃないよ』って」 「確かにそうかもしれない。でもこの答えは『正しい』のかな?自分がしたことじゃない、だけど教室は汚いまま。気づいても自分のせいじゃないからって、『自分のこと』にしかエネルギーを注げないんじゃ、心はこのウメボシのように小さいんだよ。エネルギーは全部『自分のため』だけ」 「そういう人を『ウメボシマン』と名付けます」(笑) 「学級もウメボシマンが多いと、すごく嫌な集団になるよな」 成長っていうのは、自分のことだけじゃなくて、だんだん周りにもエネルギーを注げるようになること...

こんな人になりたい

ブログ「 今日の言葉 」から 「 本物になる 」(2014-11-19) をご紹介します。 高倉健さんって、ありがたいよね。 健さんが道をつけてくれたから、 日本人の俳優というだけで尊敬される。 松田 優作 米映画の「ブラックレイン」に出演した松田優作の言葉です。 昨夜多くの方が高倉健さんの訃報に胸を痛められたことでしょう。 ◇ 過去に「今日の言葉」で紹介させていただいたエピソードを再掲します。 元特攻隊員であった濱園重義さんをモデルにした映画『ホタル』。 主人公を演じた高倉健さんに、濱園さんは、 自らが特攻隊時代に愛用していたロンジンの時計をプレゼントしたのである。 しかし、その時計は既に動いていなかった。 高倉健さんは、ニューヨーク、さらにはロンジンの本社まで問い合わせて、 九十歳を超えた老職人を探し出し、ついにはロンジンの時計を動かすことに成功した。 高倉健さんは、動いたロンジンの時計を、再び濱園さんに返したのである。 ◇ 女優の綾瀬はるかさんが大河ドラマのお芝居について 高倉健さんがアドバイスされているやりとりがありました。 「綾瀬さんに 『大河ドラマでは会津弁を話すんですけど、どうやったら上手に話せるでしょうか』 と聞かれた健さんは、 『その土地の人たちとたくさん話して、方言を学びなさい』 という助言を授けたそうです」 ◇ ここからはネットで紹介されていたお話しの引用です。 『幸福の黄色いハンカチ』の冒頭で、 刑務所から刑期を終え出所した直後の食堂で、 女性店員についでもらったグラスに入ったビールを深く味わうように飲み干した後、 ラーメンとカツ丼を食べるシーンがある。 その収録で「いかにもおいしそうに飲食する」リアリティの高い演技を見せ、 1テイクで山田洋次監督から0Kが出た。 あまりにも見事だったので、山田が問い尋ねると 「この撮影の為に2日間何も食べませんでした」 と言葉少なに語り、唖然とさせた。 ◇ 武田鉄矢さんが「幸福の黄色いハンカチ」の撮影当時を振り返ったときのこと。 「僕は素人俳優だから、監督にいつも怒られていましてね。 健さんが『お前、大変だったな』 となぐさめてくれるんですよ...

恰好いいやせ我慢

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ブログ「 人の心に灯をともす 」から 「 空元気でも元気は元気 」(2014-11-18) をご紹介します。 維新後間もなく武家は廃刀令によって武士の命である刀を奪われ、「武士」という身分さえも失いました。 しかも東北諸藩は幕府側についたために逆賊の立場です。 その日の糧さえ得るのが難しい暮らし向きだというのに、そのうえもってこの扱いでは、どれほど誇りを傷つけられたか知れません。 維新後のことを父親から聞いた祖母は、じじさまはいっそ自害するとは言い出さなかったのか、父はどうして耐えることができたのか、と訊ねたことがありました。 「すると父は笑い飛ばすような勢いで陽気に言ったのですよ。 そのようなことにへこたれてしまっては面白くないからのう。 誇りを傷つけられたなどと自害しては相手の思うつぼじゃ。 陰で奥歯を噛(か)んでいたとても平気の平左で生きてやるのよ。 お前のじじさまは誇りをもって帰農したのだ。 自らの食い扶持を自らの手でつくるのだ、誇りをもたぬわけがない。 ばばさまにしたって、お前も憶えておろう、得意のお縫いやお仕立てで一所懸命一家を支えたではないか。 どんな目に遭おうとも、どっこいそれがどうしたと、知恵と心意気で相対してやるのだ。 士族が無くなろうと西洋張りの日本国が生まれようと、武士の心意気が生きていることを見せてやるのよ。 とまあ、想像もしなかったお返事だから、私は驚いての。 けれど、これが天晴れということかと、私の気持ちまで晴れ晴れしたものです」 苦境に追い込まれて陰々滅々としてしまっては、再起を図る力など湧いてはきません。 落ち込んでしまう自分に打ち勝って、自ら陽気にしてみることは、乗り越える力を得る第一歩になるにちがいありません。 明治の日本人の姿を活写した小泉八雲は『日本人の微笑』の中で、「日本人は心臓が張り裂けそうな時でさえも微笑んでみせる」と綴っています。 東日本大震災の直後、多くを失ったにもかかわらず、微笑を浮かべながらインタビューに答える被災者が少なからずいました。 私たち日本人は困難な時でも明るく立ち向かおうとする意識を潜在的に持って生まれてきているのかも知れません。 私が沈んでいる時、「空元気(からげんき)でも元気は元気。そのうち本物の元気が湧いてく...

財務省予算執行調査

少し前のことになりますが、財務省により公表された「 平成26年度予算執行調査の結果 」をご紹介します。 予算執行調査とは 、財務省主計局の予算担当職員や日常的に予算執行の現場に接する機会の多い財務局職員が、予算の執行の実態を調査して改善すべき点等を指摘し、予算の見直しや執行の効率化等につなげていく取組です。 税金を原資として運営される国立大学においても、これらの指摘を真摯に受け止め、更なる改善につなげていかなければなりません。 予算執行調査資料「総括調査票」 から、項目ごとの「調査の視点」と「今後の改善点・検討の方向性」を抜粋し整理してみます。 ■  燃料の調達状況 (調査の視点) 燃料の調達について、共同調達による調達コスト削減の取組みはどの程度行われているか。 価格変動に対して、契約上どのような取り決めが行われているか。 (今後の改善点・検討の方向性) 予定数量が大きいほど、スケールメリットにより安い単価で契約できており、単独官署による調達を実施している部局においても、大半は共同調達の検討は可能と回答していることから、可能な限り共同調達の導入を図るべき。 燃料調達の契約にあたっては、その特性を踏まえ、客観的な変更基準を定めた価格変更条項を設定するなどにより、適正な価格での調達に努めるべき。 単価契約外の調達については、やむを得ない場合に限定して行い、効率的な予算執行に努めるべき。 ■  ETC割引の利用状況 (調査の視点) 全国の地方支分部局におけるETC車両について、 ETC割引制度を導入しているか 車両ごとにマイレージと大口多頻度を比較検討し、最適な割引制度を利用しているか(両割引制度は併用不可) について検証し、更なる経費削減が図れないか検討する。 (今後の改善点・検討の方向性) ETC割引制度を導入していないカードについては、速やかにETC割引制度を導入すべき。 ETCにおける割引制度については、平成26年4月の制度変更(大口多頻度が拡充)も踏まえ、更なる経費削減の観点から、車両の高速道路の利用状況に合わせ、マイレージと大口多頻度を比較検討し、最適なETC割引制度を利用すべき。 ■  出力機器(複写機・複合機等)の稼働状況 (調査の視点) ...

ハッとする言葉

ブログ「 今日の言葉 」から 「 謙虚さがなくなる兆候 」(2014-11-13) をご紹介します。 1. 時間に遅れだす。 2. 約束を自分の方から破りだす。 3. 挨拶が雑になりだす。 4. 他人の批判や会社の批判をしだす。 5. すぐに怒り出す(寛容さがなくなる) 6. 他人の話を上調子で聞き出す。 7. 仕事に自信が出てきて、勉強しなくなる。 8. ものごとの対応が緩慢になる。 9. 理論派になりだす(屁理屈を言う)。 10. 打算的になる(損得勘定がしみつく)。 11. 自分が偉く思えて、他人がバカに見えてくる。 12. 目下の人に対して、ぞんざいになる。 13. 言い訳が多くなる。 14. 「ありがとうございます」という言葉が、少なくなる(感謝の気持ちがなくなる) 誰もがどれかにはハッとする言葉ではないでしょうか。 特に社会人経験が多くなったり、職位が上がってくると 気を付けなければならないことばかりだと思います。 この14の項目は意識するだけでは不十分で、 実際に行動レベルにまで落とさなければ相手に伝わらない。 時間に遅れないように行動する。 約束を守る。 丁寧で元気な挨拶をする。 他人の話を傾聴する。 ありがとうと伝える。 などなど。 自らの実践が自分の人生を変えるツールです。

日本が今よりも好きになれる

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オーストラリアの映像作家、デイヴィッド・アンソニー・パーキンソンさんが制作した「LOVE JAPAN」をご紹介します。

自ら経験しなければならない

ブログ「 今日の言葉 」から 「 立ち向かう勇気 」(2014-11-14) をご紹介します。 大切なのは評論家ではない。 実力者がどのようにつまずいたか、 善行家がどこでもっとうまくやれたかを 指摘する人物はいらない。 顔を泥と汗と血でよごしながら、 実際に現場で闘っている男。 勇ましく立ち向かっている男。 何度も判断をあやまって、期待にそえない男。 大いなる熱意と献身についてわかっていて、 りっぱな大義に身をささげている男。 最善の場合は、最終的に大成功をおさめた喜びを知っている男。 最悪の場合は、たとえ失敗したとしても、 勝利も敗北も知らない、 冷たくて臆病な連中とは違う、 あえて勇敢に立ち向かって結果として失敗した男。 そういった男たちをこそ、称賛すべきなのだ。 セオドア・ルーズベェルト 成功でも失敗でも良いから、自ら経験する事の大切さを説いています。 人は自分の人生の主人公であって、 他人の人生を生きることはできない。 同じ事が起こったとしても感じ方、捉え方、学べることは異なるものです。 詩人のリュッケルトもこう語っています。 『経験は数千年前からなされてきたが、 その跡をたどっても無駄である。 他人が自己のために経験したことは、 そのまま諸君には通用しない。 諸君は己自身のために経験しなさねばならない。』 論語や聖書などの2,500年以上も前の言葉が今も息づいているのは、 人が自ら経験しなければ実感できないからなのでしょうね。

私淑(ししゅく)

ブログ「 今日の言葉 」から 「 変化 」(2014-10-23) をご紹介します。 今の自分に疑問や不安を感じたら、 それは、変化しなさいという心の声です。 葉 祥明 他人と比較して、成功度合いや幸福度合いを判断するのは 意味がないだけではなく、 判断基準を他人に預けてしまうことになり、 自分らしさを失うことになるのでやめた方がいい。 しかしながら、自分が「こんな人になりたい」と 憧れや目標になるようなイメージが出来るのであればそれは別。 そのイメージとの比較が「今の自分に疑問や不安」を感じるという事なのだと思います。 本を読んだり、講演を聴いたりして、 私淑できる心の師匠をまずは持つこと。 さらに身近にそういう理想像になり得る人がいたら最高ですね。 もしそういう環境にあるならば、躊躇せずその人に話しかけてみましょう。 教えを請うてみましょう。 自分が思っているほど、そのハードルは高くないですから。

むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く

ブログ「 今日の言葉 」から 「 正しいこと 」(2014-10-16) をご紹介します。 「正しいことを言えば、わかってもらえる」とか 「これは常識的なことだから」と考えるのですが、 人はいつも<正しい>ことを受け入れるのではなくて、 <温かいもの>を受け入れるのです。 人間関係が、柔らかく温かいものであれば、 問題は必ずクリアされていきますが、 その人との関係がうまく形成されていなければ、 いくら正しいことを主張しても、 相手は聞き入れてはくれません。 まず先に、基本的な人間関係を築くことが大切です。 親子でさえも。 小林 正観 言葉は相手の心に届かなければ意味が無いわけで、そのためにも覚えておきたい教えです。 作家の井上ひさしさんがインタビューでこう語っていました。 『むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く』 また吉野弘氏の「祝婚歌」という詩にこんなフレーズがあります。 『正しいことを言うときは、少し控えめにする方がいい。 正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと気付いている方がいい。』

高い塔を建ててみなければ、新しい水平線は見えない

ブログ「 今日の言葉 」から 「 高く掲げる 」(2014-10-06) をご紹介します。 生まれた時は、 誰もが前向きに生まれて来た。 誰かがあきらめ方を教えた。 出来ないと思い込まされてきた。 あきらめ方を教えなければ、 子どもたちはすごく前向きに育つ 植松 努 目標を高く掲げ北海道の小さな町工場植松電機で、宇宙ロケット用のエンジン開発をされている植松さんのお話です。 植松さんはこんなお話もされています。 『「それは、理想論だ。きれいごとだ。」と言う人がいます。 理想論のきれいごとだけで、宇宙開発もできるんです。 理想とは、届かなくてもいいんです。 理想とは、北極星です。 北極星は、430光年の彼方にあるため、誰も到達できません。 でも、北極星のおかげで、北がわかり、南も西も東もわかります。 だから、地平線の向こうにも、水平線の向こうにも行けたのです。 「理想なんか届かないから」と捨ててしまうと、見える範囲でしか歩けなくなります。 理想とは、届く届かないは、どうでもいいんです。 理想は、高く高く持つのです。 理想を持てば、やがて地平の向こうまで行くことができるのです。』 また観測衛星はやぶさプロジェクトを指揮された川口淳一郎教授もこう話されています。 『「高い塔を建ててみなければ、新しい水平線は見えない」と申させていただくのですが、いまのレベルに安住して、足元を固めることばかりに一所懸命になっていたら、絶対にその先にある地平線は見えません。 私たち「はやぶさ」プロジェクトも客観的に見れば成功するかどうかは未知数でした。』 リーダーである方々は、高い目標を掲げて地平線を見させてあげてメンバーを鼓舞し、絶対的な明るさで周りを照らして行くことが大事ですね。

大学は何のためにあるのか

「 大学に行く理由 」(2014年10月31日日経ビジネス) をご紹介します。 数日前、ツイッター上に流れてきた一連の資料が、タイムラインの話題をさらった。 内容は、 このような ものだ。 この中で、論者は、日本の大学を「Gの世界」(グローバル経済圏)に対応した「G型(グローバル型大学)大学」と、「Lの世界」(ローカル経済圏)に対応した「L型(ローカル型)大学」という二つのコースに分離させるプランを提示しているわけなのだが、特にツイッター上の人々の注目を引いたのは、7ページ目に出てくる図表だ。 この図表は、「L型大学で学ぶべき内容(例)」として、以下のような実例を挙げている。 ※文学・英文学部→「シェイクスピア、文学概論」→ではなく→「観光業で必要となる英語、地元の歴史・文化の名所説明力 ※経済・経営学部→「マイケル・ポーター、戦略論」→ではなく→「簿記・会計、弥生会計ソフトの使い方」 ※法学部→「憲法、刑法」→ではなく→「道路交通法、大型第二種免許・大型特殊第二免許の取得」 ※工学部→「機械力学、流体力学」→ではなく→「TOYOTAで使われている最新鋭の工作機械の使い方」 いかがだろうか。 私は、一瞥して、アタマがくらくらした。 大学に通う人間が、シェイクスピアや、憲法や、物理数学の基礎理論の講義をすっ飛ばして、観光英語の習得にはげみ、会計ソフトの使い方に血道をあげ、工作機械の操作法を身につけねばならないのだとすると、そのキャンパスでは、いったいどんな会話がかわされるものなのだろうか。 「おまえ2限のTOYOTAアセンブリーラインカンバンしぐさ心得、単位とれそうか?」 「てゆーかASAKUSAおもてなしイングリッシュ必須700カンバセーションがキツ過ぎてそれどころじゃない」 「それより、イケてるパワポプレゼンでクライアントもメロメロさ講座が〆切間近だぞ」  いや、このお話(L型大学の話)が出てきたのが新橋の居酒屋のカウンターで、熱をこめて語っているのが、そこいらへんの田舎コンサルのオヤジであったのなら、私とて、適当な相槌を打っておくにやぶさかではない。 事実、 「学問なんてものは学者さんがやればいいことで、オレら市井の男たちには関係ないよな?」 てなことを主張してる中小企業の管理職はヤマほど...

魅力のリトマス試験紙

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ブログ「 人の心に灯をともす 」から 「 運を上げるチャンス 」(2014-10-06) を抜粋してご紹介します。 町内や職場での一斉のドブ掃除や、大掃除をやったようなとき、手を抜く人か、一所懸命にやる人かすぐに分かってしまう。 社会的地位に関係なく、身を粉にして動く人は魅力がある。 雑用や、面倒な作業、人から嫌がられるような作業は、魅力のリトマス試験紙。 ある講演会の時、講師が「講演が終わった後、自分の書いたホワイトボードの字をきちんと消して帰るかどうかで、その講師の評価が決まる」と言っていた。 後始末がきちんとできる人かどうかで、言っていることとやっていることが違う、と思われてしまうからだ。 「雑用や面倒な仕事は運を上げるチャンス」 人から嫌がられる仕事ほど、ニコニコしてやれる人でありたい。 なぜ、あの人はいつも好かれるのか (単行本) 著者 : 本田健 三笠書房 発売日 : 2014-07-11 ブクログでレビューを見る»

大海は常に濁らない

ブログ「 今日の言葉 」から 「 海になれ 」(2014-10-03) をご紹介します。 小さい川は濁りやすい。 大きい河はちょっとでは濁らない。 大海は常に濁らない。 人間の心も小さいわれにとらわれたときは濁りやすい。 心を広げてわれに囚われないようにする。 自然な公平な立場にあって相手の立場を理解する。 このとき心は大きく広くなる。 こうして濁りやすいわが心は、   次第に濁りがなくなる。 自分のいい分、自分の立場に 囚われないことを心掛けることが、 伸びる一つの条件である。 常岡 一郎 海のような広い心を持つためには、自分のことを優先する小さな我、「小我(しょうが)」ではなく、人を喜ばす存在になろう、人を幸せにしようという大きな我、「大我(たいが)」で行動することが必要です。 かのガンジーもこう言っていますね。 「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても、海全体が汚れることはない。」

日本人であることの恩恵

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ブログ「 人の心に灯をともす 」から 「 平成生まれの愛国心 」(2014-10-03) をご紹介します。 海外で活動していると、世界じゅうで日本人であることの恩恵を感じることができる。 たとえばタクシーに乗ったとき、ドライバーから「おまえは中国人か、韓国人か。それとも日本人か」と聞かれることが多いのだが、「日本人だ」と答えると、「日本人か!おまえたちはナイスだ!」と満面の笑みを返してくれる。 途上国の人びとにとっては、戦後の焼け野原から力強く復興した日本は、いまでも驚異の存在であり、自分の国が参考にできる点はないかと貪欲に学ぼうとしている。 僕の師匠、一橋大学の米倉誠一郎先生はインド、南アフリカなど世界各地でプレゼンテーションをするとき、東京の焼け野原の写真から始める。 上野から東京湾にかけて焦土が広がり、国会議事堂だけがぽつんとその姿を見せている。 そのあとに、モダンなビルが緑に囲まれている現在の東京の写真が続くと、会場はどよめく。 「なぜ日本はゼロから世界ナンバー3に駆け上がれたのか」。 こんなに底力のある国は、世界のどこを探しても存在しない。 こうした評価はとくにバングラデシュで強い。 ODA(政府開発援助)やJICA(国際協力機構)の関係者が数多く国際貢献活動に取り組んでおり、現地の人から「あの橋をつくったのは日本人なんだろう?」と、さも当たり前のように言われたこともある。 1971年にバングラデシュが独立した際、世界に先駆けて日本が独立国として承認したことも、彼らを親日家たらしめている理由。 国際貢献活動の目的の一つは、自分たちの国のブランド力を高めるところにあると僕は思う。 ことバングラデシュに関しては、その戦略が非常にうまくハマっているのだ。 もちろん僕自身も、海外にいるときに何度、日本のすばらしさ、力強さを実感したかわからない。 洪水に浸るバングラデシュの首都ダッカで、日本の都市計画の緻密さを。 険しい山間部を進むルワンダの路線バスで、日本の新幹線の快適さを。 F16戦闘機の飛行音が鳴り響くガザで、日本の平穏さを。 貧困にあえぐロマ族(ジプシー)を数多く抱えるハンガリーで、日本のセーフティネットの手厚さを。 自国の通貨が崩壊している国コソボで、円の世界的強さを…。 ...

しょうもないこともできへん奴は、もっとしょうもない

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ブログ「 人の心に灯をともす 」から 「 しょうもない仕事 」(2014-10-02) をご紹介します。 立ち飲み屋で働いていた時、とても仕事がつまらなくなった時期がありました。 毎日毎日ビールや串カツを運ぶだけ、なんだかくだらない仕事だなぁと正直思っていました。 それが顔や動きにも出ていたのだと思います。 ある日、常連のおっちゃんに突如突っ込まれました。 「兄ちゃん、最近やる気ないな。」 「そんなことないですよ。」 「いいや、見たらわかるで。こんな仕事しょうもないと思ってるやろ。」 「いや、そんなこと…。」 「顔に書いてあるわ。けどな、しょうもないと思う仕事こそちゃんとせなあかんで。 毎日Sさん(立ち飲み屋の先輩)は兄ちゃんに注意しとるやろ。 ということはあんたはまだまだ仕事ができてへんねん。 しょうもないと思ってる仕事もちゃんとできへんちゅうことは、兄ちゃんもまだまだしょうもない人間やと言うことや。 しょうもない仕事を一生懸命やってできるようになったら、そこではじめて出世するねんで。」 うーん、悔しいけど何も言い返せない…。 見事な指摘でした。 それから先、仕事をしていてだらけたり手を抜きそうになった時は、このおっちゃんの言葉を思い出します。 「しょうもないこともできへん奴は、もっとしょうもない。」 ちなみに、この会話には続きがありました。 「おっちゃん、ええこと言いはりますね。ありがとうございました。ちなみに、おっちゃんは何してはるんですか?」 「わしは東大阪の工場や。金属を加工し続けて勤続(キンゾク)40年!…笑ってええで…まあ、しょうもない仕事やけど、一生懸命やるのだけは誰にも負けへんな。」 「すごいですね。しょうもない仕事(笑)を一生懸命40年やって!今は出世して偉いさんですか?」 「ずーっとヒラや(笑)」 笑いまで教えてくれたのでした。 ◇ 小さな約束を守る人は、信頼され、多くの人から好かれる。 だから、軽い気持ちで言った小さな約束こそ、忘れずに守らなければならない。 同じように、しょうもない仕事こそ、人から見られている。 一生懸命にやる人か、手を抜いたり投げやりにやる人か。 人は、立派な学校を出たとか、物事をたくさん知っていて頭がい...

大事なことは努力する過程で得られたもの

ブログ「 今日の言葉 」から 「 それでもなお 」(2014-10-01) をご紹介します。 逆説の10カ条 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。それでもなお、成功しなさい。 今日の善行は明日になれば忘れ去られてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。 正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。 最大の考えをもった最も大きな男女は、最少の心をもった最も小さな男女によって打ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えを持ちなさい。 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。 何年もかけて築いたものが、一夜にして崩れさるかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。 人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。 世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。 ケント・M・キース 「人生の意味を見つけるための逆説の10カ条」と副題のついた『それでもなお、人を愛しなさい』という本にて出版された「逆説の10ヵ条」です。 これは1968年に当時大学生だった著者が高校生向けの小冊子に記した「逆説の10カ条」で、30年の年月をかけて、口づてで、写しで、インターネットで本人の知らない間に、ゆっくりと広まり、世界中で愛される格言となっていたものだそうです。 さらにはマザー・テレサもこれに感動し、引用されたとも言われています。 顔晴ったとしても、辛いことの方に目が向いてしまうこともあるでしょうが、パッと見では気づかない良いことも沢山あるでしょう。 大事なことは、「それでもなお」と努力する過程で得られたものなのかもしれません。

普通

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ブログ「 人の心に灯をともす 」から 「 500億円よりも価値のあるもの 」(2014-09-30) をご紹介します。 鳥取県に「野の花診療所」というホスピスケアの診療所があります。 この診療所の所長で、エッセイストでもある医師、徳永進さんがまだ勤務医の頃、不治の病にかかっている1人の患者さんにこんな質問をしたそうです。 「死ぬ前に何かしたい事はありますか?」 すると、聞かれた女性は、こう答えたというのです。 「道を歩いてみたい」 その患者さんはこう続けます。 「右に曲がると、スーパーがある。 いつもの買い物をして主人の酒のつまみを作る。 死ぬ前に、そんな、スーパーへ続くありふれた道をもう一度歩いてみたい」 何ということ事もない、何気ない日常が、命を支えている。 徳永さんは、患者の言葉で、その事に気が付いたと語っています。 目の見えないカップルは、いつもお互いの顔を触り合うそうです。 2人の夢は「一秒でもいいから相手の顔を見る事」。 ずっと耳が聞こえなかった29歳の女性が、人工内耳を付けて、生まれてはじめて人の声を聴く瞬間の映像を観た事があります。 医者が語りかける声を聴いた女性はボロボロと感激の涙を流し、号泣し続けていました。 ありふれた道を、普通に歩ける事。 恋人の顔を普通に見られる事。 好きな歌手の歌声を普通に聴ける事。 友達と笑いながら普通におしゃべりできる事。 普通。 普通。 普通。 それらのすべてが、実は奇跡なのですね。 時々、それを思い出すだけで、世界を見る目は必ず変わります。 ◇ セラピストのひすいこたろうさんは講演会でこう語っていました。 「500億円。 誰だって欲しいですよね、500億円。 でも、もし、こう言われたら、あなたはそれでも500億円を欲しがりますか?」 「目と耳と交換なら500億円あげる」 あなたも私も、なんと、「500億円よりも価値のあるもの」をすでに持っている。 我々が普通にすごしている毎日。 病気や、事故や、天災に出会ったときに、初めてその当たり前の毎日がいかに有難かったかに気づく。 我々は、「500億円よりも価値のあるもの」をすでに持っている。 文句やグチを言いたくなることがあったら...

国策としての沖縄差別

朝日新聞天声人語「 沖縄県知事選が問うもの 」(2014年11月1日) をご紹介します。 自分はどこに帰属しているのか。本土の人は普段あまり考えないだろうことを、沖縄県の多くの人々はいつも意識しているのかもしれない。次のような一文がある。 「古来琉球から息づく歴史、文化を継承しつつも、また私たちは日本の一員としてこの国の発展を共に願ってもきた」。昨年1月、県内の全市町村の首長、議長らが安倍首相に出した「建白書」の一節である。いわば沖縄の総意として、米軍普天間飛行場の県内移設断念などを求めた。 沖縄人であると同時に、日本人でもある。建白書に見られるような独特の自己像を、作家で元外交官の佐藤優(まさる)さんは「沖縄評論」と銘打つ近著で、複合アイデンティティーと呼ぶ。母が沖縄県の久米島(くめじま)出身で、自身もルーツがあると意識している。 佐藤さんは、このところ自分は日本人から沖縄人の方へシフトしつつあると書いている。普天間の県内移設を進めようとする政権の手法に、米軍基地の集中という「構造的な沖縄差別」の強化を見るからだ。 沖縄県知事選がおととい告示された。異例の保守分裂選挙である。建白書に込められていたはずの総意は、昨年来の政権の攻勢ですっかり分断された。県内移設を拒むか、受け入れるか。そこには、沖縄人と日本人という二つの自己像のどちらにより傾くかという問題も横たわっているようにみえる。 それは多くの県民にとって戸惑いに満ちた選択かもしれない。苦渋を強いているのは差別の構造であり、国策であることを忘れまい。

自分が出来ることを尽くす

ブログ「 今日の言葉 」から 「 偉大なこと 」(2014-09-30) をご紹介します。 偉大なことを成し遂げたいなら 自分が今いるところからはじめなさい 自分が持っているものを使って 自分にできることをしなさい アーサー・アッシュ 男子テニスプレイヤーのアーサーの言葉です。 マザーテレサもかつて 「世界平和のために私が出来ることは何ですか?」 と質問してきた人に、 「家に帰って家族を大切にして下さい」 と言ったことを答えたそうです。 何か遠いところや大きいことに作用させるのではなく、 目の前のことに、自分が出来ることを尽くす。 この「自分が出来ることを尽くす」というのがなかなか難しいのでしょう。 昨日の「おしゃれ」でも書いたように、 どんなときも笑顔でいるようにするとか、 元気な挨拶や返事をするとか、 先延ばしにせず、すぐやるとか。 出し尽くすと新しい力が注ぎ込まれて来るものですよ。