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7月, 2018の投稿を表示しています

記事紹介|まず自分が変われ

アメリカの神学者のラインホールド・二ーバーは、 「おお神よ、我らに与えたまえ。変えるべきことを変える勇気を。変えられぬことを受けい入れる冷静さを。そして、その二つを見分ける英知を」 と、変えることの重大さ、変えることの難しさを表している。 カーター元大統領は、 「われわれは変わりゆく時代に適応しなければならないが、さらに、また不変の原則を堅持しなければならない」 と述べている。 逸外(いつがい)老師は、 「窮(きゅう)すれば即ち変じ、変ずれば即ち通ず、通ずれば久し」 と言っているが、「変ぜざれば窮す」を頭につけてみたい。 いつの時代も変化に取り残される人は多い。 それは、変化に対して無防備な人。 気づいても変えること、変わることを行わない人。 変えるのが遅い人。 変え方が小さい、あるいは、大きすぎるひとなどである。 世の中は一瞬も止まることなく動いている。 私たちの生きている大地のプレートも一年間に数センチ動いている。 ウエストミンスター寺院の地下室には、次のような碑文が刻まれた英国国教会主教の墓がある。 「何の束縛もない若かりし頃、想像は果てしなく広がり、私は世界を変えることを夢見ていた。ところが、年を重ね賢くなり、世界は変わらないことに気づいた。そこで、目指すモノを、もう少し近いモノにして、自分の国から始めることにした。だが自分の国も変わらなかった。老年期に入り、私の願いは悲痛な思いに変わった。自分の国もダメなら、少なくとも最も近くにいる家族を変えることにした。だが、悲しいことに、これすら、ままならなかった。今、私は死の床についている。なんと、今になって初めてわかったのだ。変えなければいけないのは、自分自身だと。自分が変われば、家族も変わっただろう。そして家族に励まされ、支えられることで国をよくすることもできだだろうし、やがては世界を変えることすら、できたかもしれなかったのだ」 城野宏氏が提唱する脳力開発の中にこんな一文がある。 「まず自分が変われ、さらに一歩変われ」(それが変革の原動力) 「変革とは、それを具体的に不動の決心・覚悟として確立しないと始まらない」(変革は、まず一人から始まる) 「他人や周囲は、言うことを聞いてくれないものである」(物事は思い通りにならない方が通常...

記事紹介|自分の内なる心に耳を傾ける

他者は我々にインスピレーションを与え、情報は我々に知識を供給し、訓練はパフォーマンスを向上させる。 しかし、物事を解明し、新たな発見をもたらし、独創的な答えを探り当てるためには、静寂の時間が必要である。 エスター・ブーフホルツ 日中に得た情報、経験、感情。 それらを整理するのに睡眠が必要だと言われています。 活動的なアクションだけが必要なのではなく、陰と陽のバランスが大事なのですね。 寝ている間に脳が無意識に情報を整理していると同時に、起きている間に意識的に情報を整理し、思考を深めるために必要なのが「静寂」なのでしょう。 特に現代は情報が氾濫し、活動時間も長くなり、自然の声を聞く機会も減っています。 考えるという作業は非常に労力のいることですが、出来れば避けたいと思うかもしれませんが、それが自分を作る一番大事な作業でもあります。 夜寝る前もしくは、朝起きた時。 何気なくつけているTVやスマホを見るのをやめて、自分の内なる心に耳を傾ける時間を持つということが本当の贅沢な時間なのかもしれません。 静寂|今日の言葉  から

記事紹介|変化という未来を歓迎する

変化を歓迎することは、ますます重要性を増しています。 近年、世の中は猛スピードで変化しているからです。 現時点で最新技術を誇る製品でも、わずか一、二年で旧式になります。 数年ごとに会社を辞めて別の会社に移る人も増えています。 しかし、三十年ほど前まではそういうことはありませんでした。 当時は終身雇用制が普通でしたから、ほとんどの人は自分の勤めている会社を辞めて別の会社に移ることなど考えもしなかったのです。 しかし現在では、職場を頻繁に変えるだけでなく職業そのものを変える人も多くなっています。 多くの会社では吸収・合併の話がいつもあります。 そのため、社員たちはそれによって自分はどうなるのか絶えず心配しているのが実情です。 しかし、変化に抵抗しても何の役にも立ちません。 好むと好まざるとにかかわらず、変化は必ず訪れるものだからです。 変化から逃げていると結局は損をします。 そういう姿勢でいるかぎり、積極的に変化に対処することができないからです。 それに対し変化を歓迎することを習慣にしてきた人は、変化にうまく対処できます。 これまで変化を乗り越えてきたことで、自分に自信を持っているからです。 新しいことに挑戦すれば躍動感が生まれます。 変化を歓迎しなければ、人生でも仕事でも成長を遂げることができません。 いつまでも古い殻の中に閉じこもっているなら、どうやって学習し成長するのでしょうか? パソコンのメーカー直販世界最大手デルコンピュータの創業者で会長兼CEOのマイケル・デルが、こんなことを言っています。 「変化の中で繁栄を築くためには、変化に身をまかせ、そこから強さを引き出す方法を学ばなければならない」 世の中には、「変化することができる」タイプと、「現状維持する」タイプの二つしかない。 現状を維持すると、必ず世の中の変化から置いていかれる。 何百年も続く伝統的な会社であっても、現状を維持するだけならあっという間に倒産に至る。 480年の歴史を持つ和菓子の老舗、虎屋の社長黒川氏の口ぐせは「変えていけないものはない」、だという。 時代が変われば、売る場所も変わるし、味の好みも変わる。 昔は、デパートも通販もなかったし、現代人はあまり甘くない味が好みだ。 変えていかなかっ...

記事紹介|行動を変えるためにまず考え方を変える

成果をあげる者は、新しい活動を始める前に、必ず古い活動を捨てる。ピーター・ドラッカー アインシュタインも『同じことばかり繰り返しているのに、今までと違う結果を期待するのは、狂気の沙汰だ』と語っているように、成果を変えたいと思えば、自分の行動を変える必要がある。 そうしないのは両手いっぱいに物を握りしめて、それを手放すことなく、何か新しい物を欲しがるようなこと。 それでは手に入らないことは明確ですよね。 『考え方が変われば、言葉が変わる。言葉が変わると、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、人生が変わる』 という言葉の通り、行動を変えるためにまずは自分の考え方を変えるのです。 そうすると時間の使い方や優先順位、言葉遣いも変わってくる。 捨てる|今日の言葉  から

記事紹介|慎み

笑わせるんじゃない、笑っていただくんだ。 聞かせるんじゃない、聞いていただくんだ。 桂 歌丸 笑わせるのではなく、笑っていただくというのは、舞台の上や高座からの高い視点で見るからこそ、より意識しなくてはならないことでしょう。 自分がしてやったと偉ぶらないこと。 仕事でいえば、相手に理解させるのではなく、理解していただく。 気付かせるのではなく、気付いていただく。 そのように言葉や所作、間の取り方を選んでいくことが大切なのですね。 特に権限や立場を持つ側になったら、一層自分の言動を注意すべきなのでしょう。 「いただく」ということは、結局自分に返ってくることなのですから。 いただく|今日の言葉  から

記事紹介|利他の人

精神的に不安定なリーダーは、本人はもとより、部下にとっても組織にとっても危険な存在である。 リーダーという立場が、人格的な弱点を増長するからだ。 人生において抱えているマイナス要因が何であれ、それは人びとを導こうとするときに耐え難いほど大きくなる。 精神的に不安定なリーダーには、いくつかの共通点がある。 列挙しよう。 1 人びとに安心感を提供しない 古い格言に「自分が持っていないものを人に与えることはできない」とある。 技術を身につけていない人が他人に技術を教えることができないのと同じように、精神的に不安定な人は他人に安心感を提供することができない。 人びとから「この人についていきたい」と思われるようなリーダーになるためには、彼らに安心感を提供する必要がある。 2 与えるよりも受け取るほうが多い 精神的に不安定な人は、人びとの承認と愛を絶えず探し求める。 そのため、自分の安心感を見つけることばかり考えて、人びとに安心感を与えることができなくなる。 与えるのではなく、受け取るタイプだ。 このタイプの人はすぐれたリーダーにはなれない。 3 すぐれた部下を牽制(けんせい)する 精神的に不安定なリーダーは、部下の功績を心から承認することができない。 残念ながら、これは真実だ。 部下が功績をあげないように画策したり、チームの功績を自分の手柄のように振る舞ったりすることすらある。 精神的に安定したリーダーは、人びとに力を与えることができる。 これが「エンパワーメントの法則」だ。 それに対し、精神的に不安定なリーダーは、力をため込もうとする。 実際、そういうリーダーは部下がすぐれていればいるほど、自分の地位がおびやかされると感じ、部下が功績をあげないよう躍起になる。 4 組織の足を引っ張る 部下は功績を認められなくてがっかりすると、その能力を存分に発揮できなくなる。 そうなると、組織全体が損害をこうむる。 それとは対照的に、精神的に安定したリーダーは自分に自信があるから、部下を信頼することができる。 傲慢になることがない。 自分の長所と短所を知り、自尊心をしっかり持っている。 部下がいい仕事をしても、自分の地位がおびやかされるとは感じない。 優秀な人材を集め、その能...

記事紹介|教育や研究は経済成長のためか

今年も「経済財政運営と改革の基本方針」、いわゆる「骨太の方針」が閣議決定された。骨太の方針は経済運営にとどまらず、予算編成を含む財政運営全般の基本方針でもあるので、各府省の重要な政策、施策を対象としたものになっている。中でも、教育、科学技術・イノベーション、文化芸術、スポーツと、文部科学省の担当する政策、施策が多く取り上げられている。政府の重要な方針において文科省の関係が大きな部分を占めていることは肯定的に受け止めてよいと思われるが、気になることもある。 というのは、骨太の方針2018は副題を「少子高齢化の克服による持続的な成長経路の実現」としており、昨年までと同様経済成長をいかにして実現するかが中心的なテーマとなっている。そのため、経済成長を達成するためには各政策分野において何をすべきかということが主要な観点になっている。言うまでもなく、文科省の担当する政策は経済成長のためだけに行っているものではないので、そのような特定の観点からの施策を強力に進めながら、政策全体を適切に進めていけるかどうかが問われることになる。 例えぱ、経済成長のためにはどのような教育を行えばよいかという問題設定をすると、どのような能力を有する労働力を、どの程度の量供給する必要があるか、そのための教育を効率的に実施するためにはどうすればよいかという思考回路になるのではないか。そのようなアプローチから導かれる施策は、教育基本法に定められている人格の完成、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成といった教育本来の目的を逹成するのに必要となる幅広い施策の一部分を強調したものになるだろう。 研究、あるいは科学技術についても、経済成長を強調したアプローチが中心になると、経済・産業の面の寄与が重視される一方、経済・産業の面での寄与はあまりないものの知的・文化的な価値や社会的・公共的な価値を国民にもたらすことが期待される取組みが軽視されたり、縮小されたりするりスクがあることをいつも意識しておく必要があるだろう。 現代日本のように経済成長を第一に考える社会は、進歩あるいは成長を求め続けてきた近代化の歴史の一つの到達点と言えるだろう。経済成長をどのように実現するかということに貢献するだけでなく、このような社会のあり方そのものについて歴史的、哲学的な観点を含...