投稿

9月, 2009の投稿を表示しています

「忙しい」の正体とは

英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンという方が書かれた「 パーキンソンの法則 」という本があるそうですが、たまたまその内容を引用したコラムを読む機会がありました。 一般社会を視野に入れた論考だと思うのですが、指摘された内容がまさに大学の古くからの悪しき風土を鋭くえぐっているような感じがして、私自身のストレスと合致したからなのかもしれませんが、とても感じ入って何度も読み込んでしまいました。 どうしてもご紹介したいと考えましたので、あえて丸写しで転載します。身に覚えのある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 ◇ 「組織はどうでもいい物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」というのがパーキンソンの凡俗法則です。「難しいこと、重大なことに対してはこだわらず、流したり簡単に受け入れたりするのに、どうでもいいようなことに対しては関わろう、時間やパワーをかけようとする人が多い」という傾向を言っています。 根本的で重大な組織の問題、「何をやるか」「どうやってやるか」という戦略や方針、多くの人に影響を与えるような決断などは、権限のある人や管轄部署にお任せする、また、何だか難しそうに見えることは専門家や担当者にお任せする。一方で、どちらでも良いようなこと、分かりやすいことに対しては急に生き生きして口を出す人が増えるという景色を見たことのある人は多いと思います。大事はスッと決まるが、些事(さじ)には議論百出という組織です。 どっちでも良いなら一任すればいいのに、皆が口出しするものなので、その議論を調整・収束させるのに時間がかかってしまう。容易なことで1人でもできるのに、関わる人が必要以上に多いので、連絡や引継ぎやチェックといった業務が増大していく。これが「忙しい」の正体。かけている時間やパワーと、その仕事・課題の大切さが不釣り合いになってしまっている状態です。 大事は偉い人にお任せで、些事だけに関わってメンバーを振り回す上司というのは困りモノ。実務者にとってみれば、こういう類の忙しさは、自由や裁量がなくなって調整ばかりに時間をとられるわけですから、やる気も削がれます。大事に対して皆で関わり、些事は任せる(もちろん後でちゃんとチェック・フィードバックする)。不毛な忙しさから脱出するためには、重点を置き、時間をかけている仕事にそ...

人事院勧告と法人化

国立大学法人の運営には1兆円を超える多額の税金が投入されています。このうち、教職員の人件費は概ね6割~8割。大学の収入予算の構造によって違いますが、基本的に国立大学法人に雇用されている人たちの給与は税金によって賄われていると言えます。退職手当も同様です。 また、国立大学法人の教職員の給与体系は、国家公務員に準じて各法人で定めることになっています。さらに、いわゆる国家公務員の「総人件費改革」(簡単に言えば人件費削減計画)に連動する形で、毎年、平成17年度人件費予算比▲1%ずつの削減が求められ、確か平成23年度まで続けられることになっていると思います。 今週発足する民主党政権においても、総選挙のマニフェストにもあるように、更なる国家公務員の人件費や人員削減の深堀りが予定されているところです。 このような状況の中、今年の人事院勧告は、官民較差を是正する観点から、国家公務員の給与水準の引き下げを勧告し、近々給与法の改正が行われる見通しです。国立大学法人ではこれまで、基本的にはこの国家公務員を対象とした人事院勧告をそのまま受け入れ、教職員の給与水準を決定・実施してきました。 法人化によって否応なしに国家公務員の身分を剥奪され、非公務員(単なる法人職員)となっただけでなく、経営努力によって各法人が自ら独自の人事・給与制度を構築することが可能になるという、法人化本来の制度設計は画餅に化し、法人化後6年経過した今でも、国家公務員に準じた人事制度(つまり、文部科学省の縛りによる硬直化したお役所原理)が脈々と生き続けています。 納税者たる国民の常識に反する給与水準を設定することは言語道断ですが、少なくとも今は、教育・研究の高度化、法人経営の徹底した効率化など、各法人の経営努力を適正に評価し、教職員の努力に対するインセンティブを付与することにより国立大学法人の使命・役割の更なる向上に結びつけていくという民間的手法を取り入れることが極めて困難な状況にあります。これでは、教職員のモチベーションは低下する一方ですし、そもそも何のための法人化だったのかわからなくなってしまいます。 このたびの人事院勧告の考え方、つまり、国民が経済不況で苦しんでいる時に、税金を財源とした公務員の給与を引き下げ官民較差の是正を図ることは至極当然のことだと納得できるのですが、かといって全ての国立...

沖縄旅行記 2009 (14)沖縄の苦しみと闘い-米軍基地と安保

イメージ
シリーズでお届けしてきた「沖縄旅行記 2009」は今回で終わりとなります。 今回は前回に続き、森口 豁(もりぐち・かつ)さんが書かれた「 沖縄 近い昔の旅-非武の島の記憶 」の中から、沖縄戦終結後64年もの歳月が過ぎ去った今でも、「沖縄が抱える苦しみと闘い」の一つである「米軍基地と安保」に関して、私が特に皆さんに読んでいただきたいと思った部分を抜粋してご紹介します。 折りしも、今日は、先の総選挙で大勝し政権交代を成し遂げた民主党と社会民主党・国民新党の連立が合意された日となりました。 三党の連立政権合意書 の中には、社民党の強い主張を反映し、次のような文言が明記されました。 主体的な外交戦略を構築し、緊密で対等な日米同盟関係をつくる。日米協力の推進によって未来志向の関係を築くことで、より強固な相互の信頼を醸成しつつ、 沖縄県民の負担軽減の観点から、日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。 単なるスローガンで終わることなく実効性のある政策転換を図っていただきたいと心から願っています。 沖縄には、未だに米軍が無秩序に打ち込み、地中に埋もれたままの砲弾が住民の命を危険にさらしています。私が愛読しているブログ「 渡嘉敷島通信 アイランズ・スケッチ 」の今日の記事は次のような内容でした。掲載された写真とともにご覧ください。 ホウダンのカイダン いわゆる64年前の沖縄戦の時に、まずこの慶良間諸島にアメリカ軍が最初に上陸した。 その時に、渡嘉敷島に撃ち込まれた砲弾は数知れず、今でもたまに不発弾が見つかっているのである。 無人島にもその爪痕はしっかりと残り、所々に錆びた砲弾が、火薬を抜かれて捨てられいるのである。 無人島探索で島を歩くと、山を下る所にも、元?砲弾が階段のように埋もれている。 まさに砲弾の階段である・・・。 http://tokashikijima.ti-da.net/e2789192.html さて、前置きが長くなりました。「米軍基地と安保」がもたらした沖縄の苦しみと闘いをご紹介します。 暴走するYナンバー 死者たちの安保 「安保」が奪った母子3人の命 3万250- これは何を表す数字かおわかりだろうか。 なんとこれは日本復帰後の沖縄で米軍人・軍属が引き起こ...

沖縄旅行記 2009 (13)沖縄の苦しみと闘い-虐殺

イメージ
今年の夏休みを利用して訪問した沖縄の旅日記をこれまで12回にわたってご紹介してきました。 年に一回程度の観光気分の旅行では、沖縄の本当の姿を理解することはできないのかもしれません。 しかし、短い時間でも、実際に自分の目や耳を使って、肌で沖縄を感じることはとても大切なことだと思いますし、私自身今回の旅行でも得られたものはあったと思います。 また、沖縄の思い出をどこまで自分の記憶に留めてくれるかわからない幼い子ども達であっても、普段の暮らしの中ではなかなか経験できないことを旅を通して体感させてあげることができたことは、決して無意味なことではなかったと思います。 さて、今回も昨年に続き、沖縄訪問前に「 森口 豁 (もりぐち・かつ)」さんの本を読みました。この日記でも既にご紹介しているところです。 日本の歴史や文化にとって特別な場所である沖縄への訪問を、単に珍しいものを見たり食べたり、美しいビーチを楽しんだりする観光だけで終わらせてはいけないのではないか、多くのかけがえのない命を奪った沖縄戦のことを少しでも学んで帰ることが、平和にあぐらをかき、飽食に慣れきった現代の日本人としてとるべき行動なのではないかと考え、予習として森口さんの本に目を通すことにしました。 昨年は、「 だれも沖縄を知らない 27の島の物語 」という本を読みました。今年はそれよりも以前に書かれた「 沖縄 近い昔の旅-非武の島の記憶 」という本を読みました。いずれも、私の全く知らない”沖縄の真実”が描かれてありました。 戦後60年余の歳月が過ぎてしまった現在では、この本に描かれた”沖縄の真実”を実際に垣間見ることは困難でしたが、沖縄の人々の命や絆を踏みにじったあの悲惨な沖縄戦が、いま自分が立っている澄み切った空と海に囲まれたこの自然豊かな地で繰り広げられたことを思うと、敵国ばかりか同胞であっても人と人が憎みあい、殺しあう戦争というものがこの地球上から完全に消滅してしまうことを、そのために私達自身が平和を維持するためにあらん限りの努力を尽くさなければならないことを改めて考えさせられました。 森口さんの長きにわたる精緻な取材に裏付けられた、そして限りなくリアルに表現された文章から浮き出てくる”沖縄の真実”は、戦争に殺された無数の沖縄の人々の無念さを私達の心に焼き付けます。是非とも森口...

沖縄旅行記 2009 (12)バイバイ沖縄

イメージ
帰路、おみやげを調達するため、レンタカーの返却場所のすぐ近くにある農協経営のお店に立ち寄りました。 沖縄特有の野菜や地元の”おばあ”が作った食べ物が所狭しと並んでいて、買い物を忘れて見物に熱中してしまいました。 夏なのに「冬瓜」 「へちま」は立派な食材です 「島バナナ」は小ぶりですがおいしいとか 「もずく」 安かぁ- さすが「ゴーヤ」の本場 安くて太い スリムな「島らっきょう」 ”おばあ”が作った うまそうなお惣菜 この時期が旬の「マンゴー」 お土産に送りました なんと、「マンゴー」がお店の中で育ってるんです あっと言う間の5日間の沖縄旅行でした。 何度訪れても、沖縄って本当にいいところですね。 自然・文化・歴史の宝庫であり、教科書のような沖縄にまた来年会いにきたいと思います。 「パパ、それまで、がんばって働かなきゃねェ!」・・・妻と子ども達の厳しい一言でした! (つづく) 【関連記事】 沖縄旅行記 2009 (1) 旅のはじまりは首里城散策から 沖縄旅行記 2009 (2)牧志市場で舌鼓 沖縄旅行記 2009 (3)12年ぶりの渡嘉敷島へ 沖縄旅行記 2009 (4)国立沖縄青少年交流の家で体験活動 沖縄旅行記 2009 (5)歴史を学ぼう、戦跡参り 沖縄旅行記 2009 (6)渡嘉敷島といえば、海 沖縄旅行記 2009 (7)再び、とかしくビーチへ 沖縄旅行記 2009 (8)また来年、渡嘉敷島 沖縄旅行記 2009 (9)「ちゅら海水族館」ははずせない 沖縄旅行記 2009 (10)沖縄戦争資料館 沖縄旅行記 2009 (11)平和の礎と摩文仁の丘 沖縄旅行記 2009 (12)バイバイ沖縄 沖縄旅行記 2009 (13)沖縄の苦しみと闘い-虐殺 沖縄旅行記 2009 (14)沖縄の苦しみと闘い-米軍基地と安保

新型インフルエンザと大学入試

新型インフルエンザが拡大していることを受け、文部科学省は9月4日(金曜日)に、大学入試での対応策を検討する作業部会の初会合を開いたようです。この作業部会では、患者の受験機会を確保するために、追試験を行うなどの対応について検討し、11月には一定の結論を出すことにしているようです。 結論は11月? この間にも感染者はまちがいなく拡大しますし、各大学では様々な入試対策を講じなければなりません。ちょっとのんびりしているような気がしますがいかがでしょうか?。 一方、国立大学協会は、9月3日(木曜日)に入試委員会を開催し対応を協議しています。概ね了承された資料を入手しましたので主な内容をご紹介します。 平成22年度大学入試センター試験の実施日程等について 1 実施日程について 原則として本試験は所定の期日により実施すること。 2 追試験の実施について 追試験受験者が例年より大幅に増加することが想定されるため、会場を現在の2箇所から、例えば各都道府県に1箇所ずつ設けるなど、予め相当数の会場を準備されることが望ましい。 また、受験者救済の観点から、追試験の実施日程を延期する場合には、遅くとも本試験の2週間後(※1月30日及び1月31日)に実施することが望ましい。 ※個別学力検査等〔前期日程〕の実施について、所定の期日(2月25日、26日)を延期することなく実施可能と考えられる最終期日 平成22年度国立大学一般入試に係る緊急時の対応方針(案) 1 基本的方向性 国立大学の果たすべき使命・役割に鑑み、志願者の受験機会の確保に最大限努めるものとする。 2 個別学力検査等について  (1)実施期日 原則として所定の期日により実施するものとする。 (2)新型インフルエンザ罹患等、入学志願者本人の責に帰すことができない特別の配慮を要する理由により受験できなかった者への受験機会付与の在り方 (2-1)追試験の実施について 各国立大学は前期日程及び後期日程の各々について、原則として以下の日程により追試験を実施するものとする。 その際、予め予備問題を作成するなど適切な代替の選抜方法により対応するものとする。 なお、追試験を実施できない特別な事由がある場合は、入試委員会に協議するものとする。 【追試験...

沖縄旅行記 2009 (11)平和の礎と摩文仁の丘

イメージ
沖縄県平和祈念資料館を出て「平和の礎」と「摩文仁の丘」に向かいました。手を合わせお祈りを捧げたあと、那覇空港へ向かいました。 資料館から「平和の火」につながる通路が真直ぐにのびています 資料館(奥)と「平和の火」(手前) 「平和の火」(手前)と「平和の礎」(奥) 平和の礎内にある広場の中央には「平和の火」が灯されています。この「平和の火」は、沖縄戦最初の米軍の上陸地である座間味村阿嘉島において採取した火と被爆地広島市の「平和の灯」及び長崎市の「誓いの火」から分けていただいた火を合火し、1991年から灯し続けた火を1995年6月23日の「慰霊の日」にここに移し灯したものだそうです。 平和の礎 (「沖縄 近い昔の旅-非武の島の記憶」森口 豁著から抜粋) おびただしい数の戦死者の名を刻んだ屏風状の碑(いしぶみ)が、群青(ぐんじょう)色の太平洋を見はるかす摩文仁の丘の麓に建ち並んでいる。沖縄県が戦後50年の歴史の節目を記念して建立した<平和の礎(いしじ)>である。その数116基、刻名数23万7318人(98年6月現在。一部海外での戦死者を含む)。 ここに刻まれた命の重さにぼくはまず圧倒される。これほど多くの人間を死なせるまで地上戦を続行させたこの国の指導部の人間感覚。加えて、ひとかたまりの職業軍人が見せた国への強い忠誠心。それらが相まってこんなにたくさんの人たちを死に追いやった。しかもその「終戦」とて、自国の政策の非を認め、反省して戦いをやめたのではない。「最後の一人まで」戦わせて終わった、つまり万策尽きて終わらざるをえなかったのである。 <平和の礎>が突きつける痛みの一つは、戦死者の名前のなかに「松田ヒデの子」とか、「宮里(みやざと)長吉の妻」「宮里ヨシ子の母」などと記された”顔のみえない刻名”が目立つことだ。なかには、父親の名のあとに名前の判明しない子が「○○の一子」から7子までズラリと7人も並んでいるケースさえある。この予たちは性別すらわからない。誰もが名を持ってこの世を生きたはずなのに、何歳で人生を終えたのかさえ不明なのである。 沖縄戦は、戸籍制度の確立された近代日本がおこなった戦争である。ところが皮肉なことに、沖縄県が死者の名を石に刻もうとしたら犠牲者の氏名は完全に把握できなかった。戦争から半世紀...

沖縄旅行記 2009 (10)沖縄戦争資料館

イメージ
渡嘉敷島にいた時のように「朝の集い」というものがないので、少し寝坊して午前7時に起床。今日は残念ながら沖縄旅行最後の日、夢の中から現実に戻らねばなりません。 荷造りを済ませ、早々にホテルを出発し、高速道路を南下し、一路南部の「 沖縄県平和祈念資料館 」に向かいました。 我が家では、沖縄を訪問する時には必ず「 平和の礎(いしじ) 」にお参りすることにしているのですが、今年は、同じ公園内にある資料館にも足を運ぶことにしていました。資料館は、予想以上に内容のあるものでした。 まず、沖縄県平和祈念資料館が「なぜ設立されたのか、何を訴えようとしているのか」については、このページをご覧ください。 →  http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/hajimeni/index.html 資料館入口 沖縄らしさのある建物です 外柱廊 開放的空間がなんとも素晴らしい 資料館周辺のマップはこちらをどうぞ http://www.peace-museum.pref.okinawa.jp/annai/osirase/image/ennai%20map.jpg 常設展示室では、特に次の展示室に目を奪われました。 第2展示室 住民の見た沖縄戦「鉄の暴風 」 沖縄戦において、日米両軍は、総力をあげて、死闘を繰り広げた。米軍は物量作戦によって、空襲や艦砲射撃を無差別に加え、おびただしい数の砲弾を打ち込んだ。この「鉄の暴風」は、およそ3か月に及び、沖縄の風景を一変させ軍民20数万人の死者を出す凄まじさであった。 60万発の艦砲弾-鉄の暴風  (「沖縄 近い昔の旅-非武の島の記憶」森口 豁著から抜粋) 第二次世界大戦(アジア・太平洋戦争)のなかでも、沖縄戦はとりわけ激しい戦闘が繰り広げられた戦争の一つに数えられている。その戦闘のすさまじさと恐ろしさを沖縄の人たちは「まるで”鉄の暴風”が吹いたようだった」と言い、沖縄作戦に参加したある米兵は「この世のありったけの地獄を一か所に集めたような戦争」と表現した。罪のない女性や子供や老人をも激しい地上戦に巻き込み、死者の数をいたずらに大きくしたことが彼らをしてそのように言わせたのであろう。 その生き証人たちの言う「暴風」と「地獄」と...

政権交代と概算要求の行方

昨日(31日)、平成22年度予算の概算要求が各省庁から財務省に提出されました。例年通りでいけば、これから年末までの間、財務省の査定作業が淡々と進められるところですが、今年は政権交代の影響を受け、官僚(中央省庁)主導から政治(民主党)主導の予算編成が繰り広げられそうな気配です。 まずは、最近の民主党と概算要求をめぐる報道から。 09年度補正予算を執行停止へ=概算要求も見直し-民主(2009年8月30日 時事通信) 民主党は政権発足後、麻生内閣が経済対策として策定した2009年度補正予算の執行停止に踏み切る。31日に締め切られる10年度予算の概算要求も見直す方針だ。首相直属の「国家戦略局」を新設し、政治主導で予算の組み替えに着手する。補正予算の執行停止や組み替えで生じた分は来年度予算に振り向け、マニフェスト(政権公約)に掲げた「子ども手当」など目玉施策に優先配分する考えだ。民主党の鳩山由紀夫代表は30日夜、民放の報道番組で「(補正予算は)本格的に見直していく必要がある」と述べた。補正予算の執行停止や概算要求のやり直しは極めて異例で、予算編成作業の遅れは避けられない。12月下旬が通例の政府予算案決定が来年にずれ込む懸念があり、「越年編成」となれば景気に悪影響が及ぶのは必至だ。民主党政権は景気をにらみながら、難しい課題に取り組むことになる。・・・ http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009083000622&m=rss 概算要求「根本見直しへ」 鳩山代表が表明(2009年9月1日 朝日新聞) 10年度政府予算の概算要求の一般会計の総額は、09年度当初予算比約3兆5800億円増の約92兆1300億円と過去最大となった。ただ、民主党の鳩山代表は「根本的に見直す努力をする必要がある」と大幅に見直す考えを示した。概算要求は、各省庁が来年度の必要額を8月末に財務省に提出するもので、例年、これをもとに年末の予算編成に向けた作業が本格化する。今年の概算要求は、麻生内閣が定めた基準に基づく。鳩山代表は31日、記者団に「政権が交代するときに、民主党の目に触れない形で要求がなされるのは歓迎すべきでない」と話した。・・・ http://www.asahi.com/politics/update/0901/TKY20...