AXって何?AI時代に大学と学生に求められる力
AX時代の人材像 生成AIがどんどん進化する今、「これからの社会で活躍できる人はどんな力を持った人なのか」「大学はどう変わるべきか」――そんなテーマについて、文部科学省がまとめた資料をもとに、できるだけわかりやすく紹介します。 序 「AX」ってなに? まず聞き慣れない言葉から。「AX」は「AIトランスフォーメーション」の略で、AI(人工知能)によって社会や仕事のやり方が大きく変わっていくことを指します。DX(デジタルトランスフォーメーション)のAI版、とイメージするとわかりやすいかもしれません。 この資料は、そんなAXの時代に、大学などの高等教育機関が「どんな人を育てるべきか」について、国の審議会や経済界(経団連や経済同友会など)が出した意見をまとめたものです。 一 AIに「使われる」のではなく「使いこなす」人になる 中央教育審議会(国の教育に関する専門家会議)は、こう指摘しています。AIが仕事を代わりにやってくれる時代だからこそ、人間にしかできないことをやり切る力が大切だ、と。具体的には次のような力が挙げられています。 主体性 ―― 自分から動く力 リーダーシップ ―― 人を引っ張る力 創造力 ―― 新しいものを生み出す力 課題設定・解決能力 ―― 問題を見つけて解決する力 論理的思考力 ―― 筋道立てて考える力 表現力 ―― 自分の考えを伝える力 集中力・粘り強さ ―― あきらめずにやり抜く力 コミュニケーション能力 ―― 人とうまくやっていく力 つまり、「AIに知識で勝負する」のではなく、AIと一緒に働きながら、人間らしい強みを発揮できる人が求められている、ということです。 二 文系・理系の枠を超えた学びが重要に これからの時代は、一つの専門...