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11月, 2010の投稿を表示しています

自尊心を高める

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もしあなたが同僚や友人から軽視されているのだとしたら、それは運が悪いからだろうか。そんなことはない。運のせいではなくて、あなたの中に原因があるのだ。まず、自分の人生のパターンを検証してみよう。たとえば、現在だけではなく、過去にもいくつかの状況において、周囲の人たちから評価されていないとか、軽視されているとか感じたことがあるかもしれない。ひとつの状況を何度も繰り返して経験するなら、それは運が悪いからではない。自分にふさわしいと心の中で思っている状況を引き寄せているだけである。それは自分の自尊心のレベルを反映している。 ここでいう自尊心とは、おごり高ぶりのことではなく、自分を大切にする気持ちのことだ。自尊心を高めれば、それまでと違う人たちを引き寄せることができる。それらの人たちはあなたを尊敬し、親切に接してくれるはずだ。ここで、自尊心を高める方法を三つ紹介しよう。 自分をけなさない。「私にはできない」「私はダメな人間だ」と自分に対してネガティブなことを言っているかぎり、自尊心を高めることはできない。 ほめ言葉を拒絶しない。人にほめてもらったとき「いいえ、とんでもない」と答えたことはないだろうか。ほめ言葉を拒絶するとき、あなたは自分が賞賛に値しない人間であると自分に言い聞かせているようなものだ。人にほめてもらったときは、素直に「ありがとう」と言えばいい。 自分を支えてくれる人とつきあう。そういう人はあなたの長所を見つけてくれるから、あなたが自分の長所に目覚め、それを伸ばすきっかけになるはずだ。 成長の法則 ジェフ・ケラー ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日:2006-06-15 ブクログでレビューを見る»

再事業仕分けの功罪

先日、行政刷新会議による事業仕分け第三弾が終わりました。 特に後半(11月15日(月)~18日(木)の4日間)で行われた仕分けは、これまでの事業仕分けや国丸ごと仕分け(行政事業レビュー)の対象となった事業についての”再仕分け”と言われるもので、文部科学省(大学)関係のいくつかの事業が対象になりました。 文部科学省(大学)関係の事業については、11月18日(木曜日)に実施され、ネット中継も行われましたので、職場のパソコンからのぞき見た方々もおられたのではないでしょうか。 再仕分けの評価結果については、様々な意見が飛び交っていますが、事業仕分けの意義と、我が国の高等教育の発展・充実に資する政策を天秤にかけ、あるべき姿を追求することは大変難しいことです。 しかし、これまでの政権下ではなかったこのような透明性の高い行政レビューが、国民の目の前で行われるようになったこと自体は高い評価を得ているのではないかと思います。 事業仕分けの行く末については、行政刷新会議においても総括されることになると思いますが、せっかくですので、国民に対しても意見を求めてはいかがでしょうか。 再仕分けの対象となった大学関係事業 グローバルCOEプログラム 博士課程教育リーディングプログラム 大学教育質向上推進事業(大学教育・学生支援推進事業) 大学生の就業力育成支援事業 地域・社会の求める人材を養成する大学等連携事業(大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム) 国際化拠点整備事業 大学の世界展開力強化事業 事業仕分け第三弾(大学関係)の詳細と評価結果の詳細 http://www.shiwake.go.jp/details/2010-11-18.html#A-26 関連報道 13大学、国際化事業の拡充訴え 再仕分けに反発 (2010年11月16日 日本経済新聞) 大学の国際化を推進する文部科学省の国際化拠点整備事業(グローバル30)に採択されている13大学が16日、東京都内で記者会見し、行政刷新会議の再仕分けの対象になっている同事業について「これ以上の削減は国際社会の信用を失う」として拡充強化を訴えた。 会見したのは、東京大、京都大、東北大、早稲田大、慶応義塾大など国立7校、私立6校の副学長ら。「縮減は信義に反し、国の未来に反し、...

Okinawa 2010  座間味島の集団自決 (4)

前々回、前回に続き、「 沖縄戦体験記第21号『連行された逃亡兵』 」(平成21年3月発行、宮城恒彦著)から、「 第三話 幻影の兵士(内間弘子の証言)-米軍上陸 」を抜粋してご紹介します。 米軍上陸 二十六日の朝になりました。やっと艦砲の音も消え、飛行機の姿も見えなくなっていました。空襲や砲撃はもう終わったのだと、弘子たちの壕の人たちはほっとしていました。 しかし、その頃、残してきた祖父母の隠れている壕の入り口では「皆サン、出テキナサイ。心配シナイデ。大丈夫デス」と、誰かが日本語で呼びかけています。あの声は朝鮮軍夫の話し方だ、日本は戦争に勝ったんだと、祖父は早合点してしまい、声のする方へ急いで進んで行きました。すると、そこには、青い目をしたアメリカ兵が銃を向けて数名立っていたのです。祖父は突然の出会いに頭は白くなり、呆然と立ってしまいました。日本語で話していたのは二世の通訳でした。「家族は他に居ないか」と聞かれたので、丘の中腹の壕に隠れている弘子たちのところへ案内してきたのです。 弘子たちの壕の辺りが静かになったと思ったら、入り口で、「出テキナサイ。大丈夫デス」「カマオン。デテコイ デテコイ」と二人の声がします。一人の言葉には、なまりが強く、間いたことがない抑揚です。 丘の中腹なのに、どうして此処が分かったんだろうと、声のする方を見たら、脚の長いアメリカ兵の股の間から、すまなそうな顔をして立っている小さくなった祖父の姿が見えたのです。 アメリカ兵に銃を向けられたので、壕の中の人たちは一斉に手を挙げてぞろぞろ這い出ていきました。銃を構えた米兵たちは、腰の周りに手榴弾や拳銃、そして、水筒みたいなものなどをぶら下げています。そして、何を食べているのか、やたらに口を動かして「パチ、パチ」音を立てています。馬鹿に体が大きく見えました。殺されるのだと、みんな震えていました。 ところが、弘子の家族(父・姉・弘子)を残して他の者たちは数名の兵士に誘導されながらその場から連れていかれたのです。「私たちだけを残してどういうわけだろう。ここで銃殺されるんだろうか」と、まだ体の振るえが止まりません。 しかし、弘子の家族は村人の隠れている壕を回って、降伏を呼びかける役目をさせられたのです。三人といっても、弘子と姉の敦子は父の後について行っただけでしたが。父の傍に...

Okinawa 2010  座間味島の集団自決 (3)

前回に続き、「 沖縄戦体験記第21号『連行された逃亡兵』 」(平成21年3月発行、宮城恒彦著)から、「 第二話 這って逃げた2000メートル(宮平輝重の証言)-尺取り虫のように 」を抜粋してご紹介します。 尺取虫のように 右足は麻痺していて動きません。自由になる両手で体を少し持ち上げて、左足で押し出すようにし、両肘を杖にして土を掻いて少しずつ進みます。十メートルばかり進んでは休み、また、這っていきます。あまり喉が乾き、腹が減っているので、近くに咲いていたカボチャの花を摘んで口に入れました。しかし、上歯がないので噛むことができず、花は血に染まって麻痺した口の中に詰まったままです。 近くの山野では小銃や機関銃の音がしきりに響いています。米兵たちに追われているようで、気はあせりますが、カタツムリよりのろい歩みです。 山の麓に差し掛かった時、小川をはさんで左の段々畑に作られた茅葺の小屋を見つけました。そこで一休みしようと入っていきました。中には寝具類が無造作におかれていて、人影は見えません。 布団の上に横になり、一息ついてから茅の壁を両手で掻き分けて覗き、外の様子を確かめました。すると、小川の向こうには柱だけが燃え残った茅葺の小屋があり、まだ、くすぶっています。その中に黒焦げになった子供や婦人の死体が丸たんばうのように重なって見えます。集団自決したんだな、と呆然と見つめていました。何の感慨もわきません。自分の怪我の痛みに耐えかねていたのです。すると、その焼け焦げた小屋の中で黒い影が動くのです。しばらくすると、からだ全体が焼けただれて、亡霊のような姿をした人間が立ち上がってふらふらしながらこちらに近づいてくるのです。確かめたら、男性のようです。これで、彼が助けてくれるかもしれない。と思い、輝重は茅の隙間から顔を出して「フォーイ ホーイ ウーイ」と、唇がやられているので、言葉にならない叫びが出てくるのです。気づいたのか、よろめきながらやってきたのは、知り合いのM男でした。 打ち殺した家族を小屋に投げ込んで火をつけ、自分もその中に入り、家族とともに自決しようとしたが、小屋が燃え尽きても、自分だけは生き残っていたのです。M男は自決を図る前にネコイラズ(野鼠対峙の毒物)を服したらしく、錯乱状態でまるで炎熱地獄をさまよっている亡者のようでした。それでも、茶碗に入...

Okinawa 2010  座間味島の集団自決 (2)

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座間味島での滞在中、ある居酒屋を訪れ食事をしていると、店のご主人らしいおじさんが気安く声をかけてきました。 最初は、家族で楽しく食事をしているのに失礼で変な人だなあと思いましたが、話の内容はいたってまじめで、沖縄戦における座間味島民の戦争体験に関することでした。いわゆる”語り部”と言われる方だったのです。 戦後六十数年が経過し、戦争体験者は高齢化し亡くなり数少なくなっていく。そんな中、戦争体験者の話を自分の耳で聴き、それを広く後世に伝えていくことは決して容易なことではありませんが、とても大切なことです。 彼は、観光で座間味島を訪れた人たちに、沖縄戦や集団自決の悲惨さを伝えている人でした。 語り部の自称「パパイヤ光太郎」さん パパイヤ光太郎さんが発信しているブログ http://zamami.blog97.fc2.com/ 店を出る際、パパイヤ光太郎さんから、宮城恒彦さんという方が書かれた「 沖縄戦体験記第21号『連行された逃亡兵』 」(平成21年3月発行)という冊子をいただきました。 この冊子は、座間味島出身の元中学教師の宮城さんが、島のお年寄りを訪ね歩いて戦争体験を聞き書きして出版しているものでした。 (関連記事)集団自決の島の戦争体験を記録 座間味島出身の宮城恒彦さんが20冊目を発刊(2008年7月29日 janjan) 「3月がやって来ると、母親はいつも「アー、アー」と声を出して、嘆き悲しんでいた。3女を座間味島で亡くしたことが悔やまれて仕方なかったのでしょう。その母親の無念さを書き残そうと思ったのが記録を始めたきっかけです」。そう語る宮城恒彦さん(74)は座間味島の出身で、このほど20冊目の戦争体験記『機関銃の弾が出ない』を出版した。・・・ http://www.news.janjan.jp/column/0807/0807280127/1.php この冊子、読んでみると当時の様子がリアルに表現され、あまりの凄惨な状況に心が張り裂けそうになることもありました。印象に残った次の部分について抜粋してご紹介します。 第一話 連行された逃亡兵(仲本盛義の証言)から「逃亡兵」「その後の逃亡兵は」「白旗掲げて」 第二話 這って逃げた2000メートル(宮平輝重の証言)から「尺取り虫のように」 第三...

Okinawa 2010  座間味島の集団自決 (1)

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2010年の沖縄旅行記も最終章となりました。今回から数回に分けて「 沖縄戦における集団自決 」についてご紹介し旅行記を締めくくりたいと思います。 平和の塔 座間味島は、太平洋戦争時の沖縄戦において、米軍の沖縄上陸第一歩の地となった島です。沖縄攻防戦の防波堤であった慶良間列島は、海空から激しい爆撃を受け、悲惨な戦場となりました。 座間味島では、その時に亡くなられた集団自決者を含む島民や兵隊1220名が「平和の塔」にまつられ、沖縄本島にある「平和の碑」と同じように全ての戦没者の名前が碑に刻まれています。 平和の塔入口 案内板には「平和の塔:1945年3月22日、米軍は沖縄攻防戦の防波堤であった慶良間諸島を海空から攻撃し、同年26日、沖縄戦の第一歩となる上陸が行われたのが本村です。当時、最も惨酷悲惨だった集団自決者402名を含め、軍民合わせて1220柱の英霊を慰める平和祈願の塔です。」と書かれてありました。 くねくねした階段を登っていきます 座間味集落を見下ろす場所に建てられた石碑には、 ”ふるさとの山河に散りしみ霊(たま)らの 語れぬ無念(おもい)永久(とわ)に忘れじ” と刻んであります 眼下に広がる座間味集落と港 平和の塔 平和を誓う座間味村慰霊祭の様子 出典: 沖縄・慶良間諸島のシーカヤックガイド・さのっちの 島で遊ぶログ 集団自決の碑 「農業組合の壕」の跡地に建つ「59名集団自決の地」と書かれた碑 案内板には、「集団自決の地:1045年(昭和20年)3月26日昼近く、村の首脳部(村長、助役、収入役他役場職員)とその家族合わせて59名が入った産業組合の豪にて、集団自決が行われ全員が亡くなくなられました。当時沖縄県民は明治以来、教育を通して言葉や生活習慣等を身につけるよう努力してきて、昭和期に入ってからはそれが加速度的に国家からの押しつけとして強要されました。その反動として米英への異常なまでの憎悪と、それに付随する恐怖心を深く植えつけられました。「集団自決」は、まさに国家がおしつけてきた歴史の総決算だったといわねばならないかもしれません。亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈り致します。」と書かれてありました。 ...

会計検査院の決算検査報告にみる国立大学法人の課題

去る11月5日、平成21年度の決算検査報告が会計検査院の西村正紀院長から菅総理に手交されました。 この決算検査報告には、平成21年度の歳入歳出決算、政府関係機関の収入支出決算等について、会計検査院が平成21年次中(21年10月~22年9月)に実施した会計検査の成果が収録されています。 会計検査院のホームページに掲載された資料から、国立大学法人及び関係独立行政法人に関する指摘事項等を抜粋してご紹介します。 それにしても、会計検査院の資料は一般国民にはなかなか読みづらく、ホームページでの掲載方法もなんどもクリックしなければ求める記事がでてこないなど、もう少し国民にわかりやすい情報提供に努められてはいかがでしょうか。 会計検査院の存在意義を国民に明確に示していくことはとても大切なことではないかと思いますが。 平成21年度決算検査報告の概要(抜粋) 詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.jbaudit.go.jp/report/summary21/index.html 不当事項 ▼独立行政法人日本学術振興会・科学研究費補助金の経理が不当 http://www.jbaudit.go.jp/report/summary21/pdf/fy21_futo_91.pdf ▼国立大学法人山口大学・研究用物品の購入に係る経理が不当 検査の結果、国立大学法人山口大学は、平成16年度から21年度までの間に大学院等に所属する15名の研究者から納品書、請求書等の提出を受けるなどして研究用物品の購入代金を業者に支払っていた。 しかし、この購入代金のうち126,743,002円については、実際には上記15名の研究者が、業者に架空の取引を指示して虚偽の納品書、請求書等を作成させ同大学に架空の取引に係る購入代金を支払わせていたものであり、その全額を業者に預けて別途に経理するなどしていた。 以上のように、事実と異なる会計経理を行い、代金を支払っている事態は、会計規則等に違反していて、126,743,002円が不当と認められる。 意見を表示し又は処置を要求した事項 ▼国立大学法人における目的積立金の取扱いについて(文部科学大臣あて) 業務を効率的に行ったため費用が減少した結果発生したものと認められない利益が、...

政策コンテスト「公開ヒアリング」が本日から始動

「元気な日本復活特別枠」要望に係る評価会議公開ヒアリングが本日から始まりました。公開ヒアリングは、「ニコニコ動画」を利用し、ライブ中継を視聴することが可能になっています。 ヒアリングのインターネット中継は、 評価会議のホームページ からアクセスできます。まずは、 評価会議のトップページ を開いてください。次に、トップページの  MENU:要望ヒアリングについて  をクリックします。 「要望ヒアリング」のページ が出てきますので、そのページ内に設定してある  <ライブ中継>インターネット中継をご覧いただくには以下のバナーをクリックしてください。  の下にあるバナーをクリックします。そうすると、  ニコニコ動画  のページが開きますので、ログインするか、アカウントをお持ちでない方はアカウントの新規登録を行って先に進みます。 ちなみに、文部科学省ヒアリングは、本日18時15分から19時までの予定です。 各府省からの要望ヒアリングの実施概要(抜粋) 1 開催日時 平成22年11月10日(水)午後5時半~8時半 対象府省 総務省、文部科学省、農林水産省、外務省、警察庁 平成22年11月12日(金)午後5時半~8時半 対象府省 厚生労働省、経済産業省、国土交通省、防衛省 平成22年11月13日(土)午後2時~4時15分 対象府省 法務省、環境省、内閣官房・内閣府、財務省 2 開催場所 内閣府本府地下講堂 3 出席者 玄葉光一郎国務大臣(評価会議担当大臣) 仙谷由人内閣官房長官 野田佳彦財務大臣 古川元久内閣官房副長官 福山哲郎内閣官房副長官 平野達男内閣府副大臣(評価会議担当副大臣) 櫻井充財務副大臣 城島光力民主党政策調査会長代理 亀井亜希子国民新党政務調査会長 阿久津幸彦内閣府大臣政務官(評価会議担当大臣政務官) 吉田泉財務大臣政務官 一川保夫民主党政策調査会長代理 山口壯民主党政策調査会筆頭副会長 大串博志民主党政策調査会副会長 高橋千秋民主党政策調査会副会長 関連報道 特別枠要望に厳しい指摘=公開ヒアリング開始-政策コンテスト(2010年11月10日 時事通信) ・・・「35人学級の実現」などを要望した文科省に対し、「継続事業をいったん切って再度要望した事業が多く、特別枠の趣旨にそぐ...

いよいよ「政策コンテスト」が山場を迎えます

この日記を始めて今日で丸3年が経ちました。飽きっぽい性格ゆえ、途中何度か挫折しそうになったこともありましたが、読者の皆様のおかげてなんとか続けることができています。この場をお借りして心からお礼申し上げます。 ◇ さて、国民的(?)賑わいをみせた「 元気な日本復活特別枠要望に関するパブリックコメント 」の結果が首相官邸のホームページに公表されています。 今回のパブリックコメントには、総計で 362,232件 の応募があったようですが、そのうち、文部科学省関係の10件の要望事業に対しては、 283,448件(78.3%) という非常に多くの応募があったようです。 文部科学省関係事業の内訳は、次のようになっています。(番号は全体順位) 「強い人材」育成のための大学の機能強化イニシアティブ (71,747件) 学習者の視点に立った総合的な学び支援及び「新しい公共」の担い手育成プログラム (55,033件) 小学校1・2年生における35人学級の実現 (41,722件) 成長を牽引する若手研究人材の総合育成・支援イニシアティブ (39,460件) 安全で質の高い学校施設の整備 (32,389件) 元気な日本復活!2大イノベーション (17,693件) 我が国の強み・特色を活かした日本発「人材・技術」の世界展開 (14,107件) 元気な日本スポーツ立国プロジェクト (5,619件) 未来を拓く学び・学校創造戦略 (3,130件) 文化芸術による元気な日本復活プラン (2,548件) 公表された資料は、各要望事業ごとに、提出意見数の分布はもとより、自由記述の意見を「良い点」「悪い点」などに分類するなど、わかりやすく整理されてあります。興味のある方はこちらをどうぞ。 http://seisakucontest.kantei.go.jp/article/ 文部科学省関係の意見提出数が突出して多かったことについて、”組織票”と揶揄している報道もあるようですが、大切なことは、数ではなく中身であり、今後「評価会議」がどのような評価結果を生み出し、平成23年度予算をつくりあげていくかではないかと思います。 特別枠への予算配分に向けた「政策コンテスト」の公開ヒアリングが10日、12日、13日に予定されているようですし、今後どのようなプロセス...

国立大学法人の業績評価結果が公表されました

去る11月5日(金曜日)、文部科学省の国立大学法人評価委員会は、国立大学法人の平成21年度に係る業務の実績に関する評価結果を公表しました。 国立大学法人では、法人化以降、中期目標・中期計画(6年間)に基づき作成した年度計画の達成状況について、毎年度、評価委員会による評価を受けています。 評価委員会は、「業務運営の改善・効率化」、「財務内容の改善」、「自己点検・評価及び情報提供」、「その他業務運営(施設設備の整備・活用、安全管理等)」の4項目について調査し、その結果を5段階で評価しています。 今回の評価結果は、第一期中期目標期間の最終年度である平成21年度に関するもので、評価委員会は、「各法人が、中期目標・中期計画の達成に向けて、基本的には順調に進捗している」との総括を行っています。 具体的な内容が 文部科学省のホームページ に掲載されてありますので、抜粋してご紹介します。 国立大学法人・大学共同利用機関法人の平成21年度に係る業務の実績に関する評価について(国立大学法人評価委員会委員長所見) 国立大学法人・大学共同利用機関法人の平成21年度に係る業務の実績に関する評価の概要(抜粋) 平成21年度は第1期中期目標期間の最終年度に当たり、それぞれの法人が、中期目標・中期計画の達成に向けて、基本的には順調に進捗している。 業務運営の状況では、それぞれの法人において、学長・機構長のリーダーシップの下、様々な改革がなされ、取組として定着してきており、平成21年度については、平成20年度と比較して、教職員の個人評価結果を給与等処遇へ反映している法人が大幅に増加している。 一方、様々な背景があるものの、大学院専門職学位課程において、一定の学生収容定員の充足率を満たしていない法人が見られた。 教育研究の状況では、それぞれの法人の特色に応じた教育研究活動の活性化や地域社会等への貢献に積極的に取り組んでいる。 1 業務運営・財務内容等の状況 (1)業務運営の改善・効率化 (主な状況) 教職員の個人評価結果を給与等処遇へ反映している法人が平成20年度と比較すると14法人(28%)増の64法人(71%)と大幅に増加しており、全体の7割を超えている。 学長・機構長の判断により適宜活用できる人員枠を83法人(92%)が設定し、平成19...

どうなる国立大学予算 1

過日、平成22年度補正予算が閣議決定され、いよいよ来年度予算の編成作業が山場を迎える季節になりました。 パブリックコメントで賑わった「元気な日本復活特別枠」に盛り込まれた国立大学法人関係予算の行方が気になります。 国立大学協会は、昨日(11月1日)、高知市内で総会を開き気勢を上げたようです。 大学運営予算の確保、国に要望へ 国立大学協会が決議(2010年11月1日 朝日新聞) 全国86の国立大などでつくる国立大学協会(会長=浜田純一・東大総長)は1日、高知市内で総会を開き、2011年度の予算編成で削減のおそれがある運営費交付金などを確保するよう、政府に要望する決議をまとめた。・・・ http://www.asahi.com/edu/news/TKY201011010381.html 国立大学協会総会決議文書(平成22年11月1日) 決  議 「強い人材、強い大学、元気な日本」 平成22年6月に閣議決定された「新成長戦略」は、『「強い人材」の実現が、成長の原動力として未来への投資であることを踏まえ、教育力や研究開発力に関し世界最高水準を目指し、効果的な施策に対する公的投資を拡充する。』と明記している。 国立大学は、新成長戦略にも掲げられている『持続可能な成長を担う若年層や知的創造性(知恵)(ソフトパワー)の育成』の欠くべからざる土台である。そして引き続き「強い人材、強い大学」の実現を目指し、我が国の知の創造拠点・高度人材育成拠点として、日本の確かな未来を切り拓いていく決意である。 今年も二名の日本人研究者がノーベル賞を受賞されたことは誠に喜ばしい限りであるが、一方で、独創的で地道な研究を支える国立大学の基盤的経費の削減が今後とも継続されるならば、我が国の高等教育・研究の基盤は根底から崩壊し、回復不可能な事態に立ち至るであろう。諸外国が大学等に重点投資を行い国の発展を図っている中で、我が国の国際的な競争力を失わせ、国力を衰微させていくものと強く懸念される。 以上の決意と認識をもって、我々は、平成23年度予算編成に当たり、「元気な日本」復活の土台であり、未来への先行投資でもある高等教育・研究、科学・技術への財政支援の拡充を国家戦略として具現化するため、下記事項の実現を図るよう、強く要望する。 国立大学法人運営費交付金...