ポジティブに生きる
よく「上司は部下を選べるが、部下は上司を選べない」と言われます。これは企業でも大学でも概ね同様ですし、ある意味では当然のことかもしれません。 最近では、大学職員のSD活動に役立てるため、いろんな職能団体や大学独自で職員の意識調査が行われています。ある調査結果によると、上司と部下の信頼関係や円滑なコミュニケーションに関する問いに対して、「部下から信頼されているしコミュニケーションも十分にとれている」と答える上司が多数を占めたのに対し、部下からは全く逆の結果が得られ、両者の間に大きな問題意識のギャップがあることが明らかになったそうです。 こういった上司の満足度と部下の満足度の乖離はなぜ起きるのでしょうか。立場によって異なる責任と権限の軽重など様々な要因があると思いますが、いずれにせよ組織を合理的にコントロールするためのヒエラルキーが現に存在する限り、相互のストレスや、場合によってはモラルの低下を解決することはできないのでしょう。 では、「部下は本当に上司を選べない」のでしょうか? 確かに一般的には、部下は、組織の一員として、仕事の上では上司の命令には従うべきでしょう。しかし、上司は、部下の生き方までは統制できません。上司が極めてネガティブな人間、部下からみて尊敬できない人間の場合、部下は、心の中ではその上司から離れ、ポジティブな生き方を志向すべきだと思います。 仕えてきた上司の中に、残念ながら自分の成長を促すことの期待できない上司がいた経験を持つ方も少なくないと思います。権力にあぐらをかく、改革に手を染めることを避ける、ひたすら自分の手柄のみを追求するといった上司の下で仕事をする時は、さすがにへこみますし、モチベーションの維持が大変です。でも、そういう時こそ、自分にとっては試練であり、自分がもし上司と同じ立場だったどうするかをよく考え、やがて訪れるであろうチャンスに備えて地道に実力を磨き上げておくことが最も賢い生き方なのではないかと思います。 昨年、国民の生命と財産を守るために厳格な組織秩序の維持が求められる警察において、警察官のモチベーションが低下している実態を報じる記事がありました。(既に記事が削除されていますので、全文を掲載します。) 本官の本音…「報われる職場」3割だけ 福岡県警アンケート(2008年12月19日 朝日新聞) 能力のな...