国立大学法人運営費交付金改革の経緯と今後の方向性(8)|平成28年度予算案に関する文部科学省の説明(2)
(続き) 1 機能強化経費の配分の考え方 (経過) 平成28年度予算における機能強化経費の配分の考え方については、平成27年6月に、「第3期中期目標期間における国立大学法人運営費交付金の在り方について 審議まとめ」(以下、「審議まとめ」)をとりまとめるとともに、これを踏まえて、重点支援に向けた観点や留意点等を内容とする「平成28年度における国立大学法人運営費交付金の重点支援について」(以下、「観点及び留意点」)を各大学に示したところ。 機能強化促進係数の具体的な割合については、「審議まとめ」で記していたように、平成28年度の予算編成過程で決定。これに伴い、機能強化促進係数による各大学からの拠出額が定まるとともに、同じく予算編成過程で運営費交付金の全体規模が定まったこと等を受け、「教育研究活動(プロジェクト等)関係」と「教育研究組織整備関係」の具体的な予算額が決定。 その具体的な配分の決定については、「審議まとめ」や「観点及び留意点」を踏まえて、各大学から示された取組構想(ビジョン、戦略、評価指標、具体的な取組)について、有識者の意見を踏まえ、訓価に基づく配分を行ったところ。 1)教育研究活動(プロジェクト等)関係について 「教育研究活動(プロジェクト等)関係」については、機能強化促進係数によって各大学から拠出された財源(機能強化促進係数影響額)である約94億円を活用するとともに、第2期までの事業の継続性等を考慮して約10億円を加えて配分することとし、合計で約104億円を機能強化経費として措置。このうち、機能強化促進係数影響額の再配分については、8項目の評価指標(別紙1「3.評価の対象(2)評価項目と評価方法」)により、戦略ごとに評価し、配分。 なお、このほか、補助金からの移行分として59億円、さらに入学者選抜改革分として10億円を措置。 2)教育研究組織整備関係について 第3期において、教育研究組織や学内資源配分の見直しを進めることについては、「国立大学改革プラン」(平成25年11月)等を通じて、各大学に対して検討を求めてきたところ。 「教育研究組織整備関係」については、すべての大学が毎年度要求する性格のものではなく、その予算額の規模も、機能強化促進係数によって各大学から拠出された財源を基礎...