ブログ「今日の言葉」から「正しいこと」(2014-10-16)をご紹介します。
「正しいことを言えば、わかってもらえる」とか
「これは常識的なことだから」と考えるのですが、
人はいつも<正しい>ことを受け入れるのではなくて、
<温かいもの>を受け入れるのです。
人間関係が、柔らかく温かいものであれば、
問題は必ずクリアされていきますが、
その人との関係がうまく形成されていなければ、
いくら正しいことを主張しても、
相手は聞き入れてはくれません。
まず先に、基本的な人間関係を築くことが大切です。
親子でさえも。
小林 正観
言葉は相手の心に届かなければ意味が無いわけで、そのためにも覚えておきたい教えです。
作家の井上ひさしさんがインタビューでこう語っていました。
『むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く』
また吉野弘氏の「祝婚歌」という詩にこんなフレーズがあります。
『正しいことを言うときは、少し控えめにする方がいい。
正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと気付いている方がいい。』