2022年3月21日月曜日

記事紹介|身を慎む

「小学」は、「修己治人(しゅうこちじん)」を説いています。

「修己治人」とは、「己を修(おさ)め、人を治(おさ)める」ことです。

まず、自分が修養に努め、魂を磨き、徳を高めることです。

自分という人間をつくり上げた上で、その徳をもってリーダーシップを発揮したり、世の中を治めていくことです。

自分ができていないのに、人にあれこれ指図したり、人を動かせないと嘆くのはお門違いだということです。

人に偉そうなことを言う前にまず、自分をつくること、自分を磨くことが大事だという教えです。

また、「大学」にも「修身斉家治国平天下(しゅうしんせいかちこくへいてんか)」という言葉があります。

天下を治めるには、まず自分の行いを正しくし、次に家(家庭や会社)をととのえ、そののちに国を治めるということ。

自分や自分の家庭が乱れている人が、天下国家を論じるなど問題外だ、ということです。

あれこれ大きなことを言う前に…

まず、怠け心を排し、身を慎むことができる人でありたいと思います。

出典:身を慎むこと|人の心に灯をともす