どんなに仲の良かった友達でも、月日が経ち、環境も変わり、生き方も変わってくれば、話は合わなってくるのは当然です。
その後の人生の歩み方で、考え方、見方、あるいは識見(しきけん)といった、人間の本質的な部分に大きな差が生まれるからです。
つまり、お互いが同じように切磋琢磨し、同じように人格が磨かれていけば、話は別になりますが、なかなかそういう訳にはいきません。
これは、友達だけでなく、会社の同僚、親戚や夫婦も同じです。
どれだけ自分を向上させたか、進化したかが問われるのです。
つまり、友達は自分の鏡のようなもの、ということです。
自分が現状維持なら、現状維持の仲間と会うようなるし、自分が進化していれば、進化した仲間と会うようになります。
まさに、孔子の言う「その人を知らざれば、その友を見よ」です。
もし、久しぶりに旧友と会って、昔の話ではなく、今楽しんでやっている話、新しい話、未来の話、で盛り上がったとしたら、それは一生の友です。
これは、年を重ねれば重ねるほど、大事になります。
いくつになっても、自分を磨き続けることができる人でありたいと思います。