2022年5月3日火曜日

記事紹介|善き友を選べ

『釈尊はいわれる

毒を塗られた矢は、箭筒(やづつ)の中にある、毒を塗られていない矢をも汚す。

悪に汚れることを恐れて、悪人を友とするなかれ。 

どのような友をつくろうと、やがて人はその友のような人になる。

だから、悪い友と交わるな。 

卑しい人と交わるな。 

善い人と交われ。 

尊い人と交われ。』


人は失意と不遇の中にある時、どんな人と交わるかで、その人の人格や運が見えてくる。

またその人が順調な時、その人の周りの人でその人の運の先が見えてくる。 

友はその人の心のレベルとめざすものに呼応して変わってくる。

人は同じ目つきの仲間と同じ服装の友と、輪をつくる。 

良き友は、生きる上で最も大切なことの一つである。

次に、心を澄ませ、尊敬する人をつくるといい。 

三人、尊敬する人を持つと、いつしか、その心と行いが自分の身に沁み入り、自分も尊敬される側に立っているだろう。 

だから周りの人々に、自分に対する尊敬を求めなくていい。 

ひたすら、快におぼれず、怒りなく、友のよろこびを祝ってあげられる人となれ。 

両親を大事にする人となれ。 

人にやさしくあれ。 

老人にやさしくあれ。 

弱い人を助けよ。

怒りのまま人生を送るなかれ......。

良き友を持て、良き友は宝である。 

不正と利を追う狩人になるなかれ。

狩人はやがて自分が狩られる人になってしまうからだ。

これは法則なのだ。 

アリストテレスはいう。「友人は第二の自分である」。

今つき合っている友を、少し離れて眺めてみるがいい。

その姿が、あなたなのです。 

善き人からは、善きエネルギーがもらえその人は栄える。 

悪しき友からは悪しきエネルギーをもらってしまう。 

それで人を害し、その矢が自分に返ってきて自分の魂を傷つけ、やがて、自分のしたことに自分で苦しむようになってゆく。

心して、善き友を選べ......。

心して選べ。 

善き友がいない時は独りで、本を読み、善き年上の人と語り、善意の輪の中に入ってゆくがいい。

きっとオーラが澄んでくる。 

今の悪しき運も必ず向上してゆくだろう。 

善い人と交われ。

思わぬ福が生じてあなたの人生が楽しくなるだろう。 

尊い人と交われ。

あなたの人格と才能が輝き始め不安がなくなるだろう。

出典:善き人と交わろう|人の心に灯をともす