2019年5月3日金曜日

記事紹介|STEAMを学べ

武士の時代にあって、この数学ができる実務者が登用されるという現象が、現代の官僚制のもとをつくったわけだが(この制度が機能しているかどうかは別にして)、現代における数学ができる実務者とは、ITやAIのリテラシーのある者だといえる。

ITやAIには、数学的(理系的)センスが必要だ。 

これは、経営においても同じで、専門的な知識は必要ないが、数学や論理学が理解できないと大きく活躍することはできない。

経営には数字やロジックが絶対に必要だからだ。

マイクロソフトのビル・ゲイツも子供の頃から、算数と理科が好きだったという。

アメリカの長者番付にランクインする人の多くが、技術系の出身だ。

成毛眞氏は「もっと理系のセンスを磨け」という。(AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である /SB新書)より

『サイエンスやテクノロジーに無頓着であることは、命にさえかかわってくるわけだ。 

では、どうすればいいのか? シンプルに言おう。 

STEM+Aの「STEAM」を学べばいい。 

STEMとは、 サイエンス(科学)の「S」 、テクノロジー(技術)の「T」 、エンジニアリング(工学)の「E」 、マセマティクス(数学)の「M」 を並べた造語だ。 

今やアメリカの教育界でSTEMは常識になっているが、これに「A」を加えた「SETEAM」という言葉も生まれている。 

Aはアート(芸術)のAだ』

旧来の仕組みが大きく変わる現代、たとえ文系の人であろうと、理系的素養は必須だ。

大変革の時代、理系的センスを磨きたい。