2011年10月2日日曜日

沖縄2011 座喜味城跡

2000年、ユネスコの世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、今帰仁城跡、勝連城跡、座喜味城跡、中城城跡、首里城跡、園比屋武御嶽、玉陵、識名園、斎場御嶽の9カ所が登録されました。

沖縄の世界遺産マップ
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世界遺産に関する過去記事はこちらをどうぞ。

このうち、座喜味城(ざきみぐすく)は、築城家として名高い護佐丸(ごさまる)が、15世紀初期に築いた城といわれています。護佐丸は中山王の尚巴志(しょうはし)と伴に、北山や南山と戦い三山統一、いわゆる琉球王国の統一に大いに活躍した武将です。護佐丸は、当初山田城(やまだぐすく)に居城していましたが、滅びた北山の旧勢力を見張る目的で座喜味城を築城したと言われています。座喜味城跡は1956年に琉球政府の重要文化財に指定され、日本復帰の1972年には国指定史跡となりました。

規模は小さいですが、石垣のアーチ門や曲線が見事ですし、城からの景色は絶景で、残波岬、恩納村の海岸、遠くは那覇市や慶良間まで見ることができます。城郭は第二次世界大戦において、一の郭内に日本軍の高射砲陣地が築かれ、戦後も米軍のレーダー基地が建設されましたが、整備の始まった翌年返還されました。

座喜味城跡入口付近の石垣


座喜味城は布積みを初め、色々な石積み法でできています。
一の郭に入る門も、二の郭に入るものと同様の綺麗なアーチ型の天井を持っています。





座喜味城跡の場所


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