これに関連して作家の三浦綾子さんの言葉も紹介します。
『九つまで満ち足りていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、人間はまずその不満を真っ先に口からだし、文句を言い続ける。自分を顧みてつくづくそう思う。なぜ私たちは不満を後回しにして感謝すべきことを先に言わないのだろう。』
付け加えるとすれば、「感謝」はしている、神仏にも手を合わせて祈りを捧げている、他人にも奉仕をしているという場合であっても、「不満」を言ったり、他人をむやみに卑下したり、意識せず「最悪」などといったマイナス行動をしていては、自分の良い行いも打ち消されてしまうということでしょう。
自分から出て行く言葉や行動だけが他人があなたを評価する材料になるのです。
内面でどんなに良いことを思っていても、それが言動に現れなければ伝わらない。
一度放った矢のように取り返せないものですから、自分から出て行くものに注意をしましょう。
不満|今日の言葉 から