人の性格は一つで言い表すことは出来なくて、どんな環境にあるか、状況にあるか、誰と相対しているか、どんな心の状態にあるのかによって出て来る性格や態度、言葉が違ってくる。
鏡の法則と言われるように、相手を変えたかったら、自分を変えるべき。
鏡に映る自分の方が勝手に動いたら、かなりミステリー。
だからどんなときも変わるなら、自分からなのです。
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誉めても叱りつけても、どのように接したとしても、人は、それに応じた育ち方をする。
子を見れば、親がわかり、部下を見れば、上司がわかり、社員を見れば、社長がわかる。
人が勝手にひとりで育つことはない。人が育てたように、育っている。
自分の回りにいる人は、自分の鏡である。相手がそうしているのは、自分がそうしてきたから。
相手が本気にならないのは、自分が本気になっていないから。
怒らないとやらないのは、怒ってやらせてきたから。
まわりが助けてくれないのは、自分がまわりを助けてこなかったから。
部下が上司を信頼しないのは、上司が部下を信頼してこなかったから。
収入が少ないのは、価値を与えていないから。
つまり、得るものを変えるためには、まず与えるものを変えれば良い。
他人を変えたければ、自分を変えれば良い。
人を育てたければ、自分が育つ姿を見せることである。