「学ぶことは、楽しいこと」という意識を、上司が持っていれば、部下も同じ意識 を持つようになり、お互いが学び合うという素晴らしい循環が始まります。
反対に、上司が教えることばかりを意識していると、部下の欠点ばかりが気になってしまいます。
相手から学ぼうという姿勢が身についていくと、人間関係もどんどんよくなっていきます。
相手の長所を見ても、短所を見ても学ぶことができると考えると、それぞれに個性を認め、尊重し合うことができるようになるのです。
人はそれぞれ、能力も感性も違っていたほうがいいのです。
それぞれに違う人が集 まることで、お互いに学び合うことができ、すべての人たちが成長することができる ようになるのですから。
上司と部下でも、先生と生徒、親と子でも同じだが、教える立場にある人が、その仕事なり、勉強なりを本当に楽しんでいるのか、好きなのかは部下や生徒にはすぐに伝わる。
先生が、その教科を好きで好きでたまらなかったら、生徒もその教科を好きでたまらなくなる確率は高い。
反対にいやいやながら仕事をしている人や先生から教わったとしたら、その仕事や教科を好きになる人はほとんどないだろう。
自分が成長しようと勉強しているときは、考え方はかなりポジティブになっている。
しかし、自分が停滞しているとき、あるいは後退しているときは、考え方は非常にネガティブだ。
考え方がネガティブなときには、「見るモノ聞くモノ」すべてがネガティブになってくる。
逆にいうなら、ポジティブな人は「成長している人」「自分を高めようとしている人」だということが言える。
ポジティブな人は、必ず「いいところ」から見て、明るい発想をする。
つまり、未来を見据えて、次の世代につながる夢を語ることができる。
いくつになっても、成長し続ける人でありたい。