私たちは日ごろ、どうしても無いものねだりをしてしまう。
チルチルとミチルのように、「幸せの青い鳥」はどこか遠くにあると思っているからだ。
だが、幸せは探しにいくものではなく、自分の身近にあることに、気づくこと。
「隣の芝生は青く見える」
という言葉のように、自分より他人がよく見える。
80憶人の人々が地球上にいる中で、ひとりとして同じ顔かたち、性格を持った人はいない。
それは、ひとりひとりがすべて、独創的で、世にふたりといない、唯一無二の存在だということだ。
「あなたにしかできないこと」とは、何も大きなことをする必要はない。
幸せを見つけるのと同じように、自分の生きる道を見つけること。
それは…
「だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた」
という鍵山秀三郎氏の言葉にヒントが隠されている。
簡単なこととは、例えば「読書」や「掃除」。
本を読むことや掃除は誰でもできる、しかしそれをだれにもできないくらい長く続けること。
すると…
「凡を極めて、非凡に至る」
という状態になり、それが他の人から見たら「得意」なことに見える。
自分の今いる場所で、自分しかできないことをする…
淡々とコツコツと、自分のできることを続ける人でありたい。