自分の心を知らない者は、人を悪く言う。
モンゴルのことわざ
「目が見えないよりも、心が見えない方が恐ろしい」という言葉もありますが、他人の心だけでなく、自分の心ですら本当に見つめることは難しいのかもしれません。
自分の心の根底には何があるのか?
それが「愛」なのか、「恐れ」なのかによって行動が変わってくることでしょう。
臨済宗の僧侶である無住が、『我が悪をいうものは我が師なり。我が好(こう)をいうものは我が賊なり』と語っています。
自分の欠点を言ってくれる人が自分の師匠であり、おべっかばかり使ってくる人は自分を駄目にする存在であるということかと思いますが、何気なく入ってくる他人のアドバイスが、時には自分の心の鏡であるのでしょう。
それを選別するには、どんな人でありたいか、どんな人生を送りたいのかという自分の人生のテーマを持つことが大事なのだと思います。
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