功成り名を遂げた人が、転落するケースは多い。
一生使いきれないほどの収入を得ているのに、まだ足りないと強欲にさらに金銭を求める。
「好事もなきにしかず」という禅の言葉がある。
「良きことも、かえってないほうがよい」ということだが、普通なら良いことはあったほうがよいと思う。
人もうらやむような成功をして、莫大な富を得ることによって、傲岸不遜(ごうがんふそん)の芽が出て、まわりが見えなくなる。
成功したり、巨万の富を手に入れるということは、もっと「謙虚になりなさい」「人の幸せのために、お金や労力を使いなさい」「世のため人のために仕事をしなさい」という天からのメッセージ。
「不幸は幸運につながり、幸運は不幸につながる」
不運の時は決してくさらず、幸運の時はさらに謙虚に、を心がけたい。
不幸は幸運につながり、幸運は不幸につながる|人の心に灯をともす から