1 誰にも負けない努力をする
2 謙虚にして驕らず
3 反省のある毎日を送る
4 生きていることに感謝する
5 善行、利他行を積む
6 感性的な悩みをしない
稲盛哲学の一つである六つの精進のご紹介です。
会社を経営するときの指針のみならず、一人一人が自らの仕事に向き合うときの姿勢にも当てはまります。
五つ目の善行、利他行にも通じますが、『動機善なりや、私心なかりしか』という言葉も語られているように、自分の利益だけを考えていては、人も企業も永続していかないことは昨今のニュースを見ても明からでしょう。
六つ目の「感性的な悩みをしない」について、稲盛和夫OFFICIAL SITEから解説を転載します。
「人生では、誰でも失敗をしますし、間違いを起こします。しかし、そうした過失を繰り返しながら人は成長していくのですから、失敗をしても悔やみ続ける必要はありません。
「覆水盆に返らず」という言葉がありますように、一度こぼれた水は元に戻りません。
起こってしまったことを、いつまでも思い悩んでいても何の役にも立ちません。
それどころか心の病のもとになり、人生を不幸なものにしてしまいます。
自分のどこが悪かったのかは反省しなければなりませんが、十分に反省した後は、くよくよせずに新しい道を歩み始めることが大切です。
済んだことに対して、いつまでも悩み、心労を重ねるのではなく、理性で考え、新たな行動に移るべきです。
そうすることが、すばらしい人生を切り拓いていくのです。」
六つの精進|今日の言葉 から