2018年12月29日土曜日

記事紹介|着眼大局、着手小局

私が考える良きリーダーに共通する資質とは

「極大化と極小化を両立できる」

「物事を本質的に捉えることができ、シンプルに戦略に落とし込める」

「『人より先に行く』を実践・決断できる」

「熱い思いを持っている」の4つだ。

1つ目の極大化とは、方向性を示した上で資源を最大限に活用し、社会貢献と利益ある成長を両立させること。

極小化とはリスクが顕在化した際に、できるだけ影響を少なくすることだ。

その上で、あえて経営者人材に必要な資質を挙げると、1つは全体感を持っているかどうか。

物事を説明するときに細かい点から入るか、大きな構えから入るか、最初のひと言でわかる。

会社と人、会社と社会の関わりなど、広く全体像を示せることが望ましい。

もう1つはいい意味で鈍感なこと。

経営者がすべてを把握し、受け止めようとすると無理が出てくる。

各部門の責任者に任せ、スルーしてよい部分もある。

集中すべきところと、そうでないところを見極める。そうでないと長くは続かない。

沢田 道隆(花王社長)


『着眼大局、着手小局』という言葉があります。

視座は高く、広く持ちながら、行動するときには小さなステップから始めよということ。

全体感を提示できると相手にも伝わりやすい。

それは目的地を共有しやすいから。

難しいことを簡単に考える力、リスクを取る力も必要な資質ということですね。

その上で熱い志を持っていること。

組織のリーダーだけではなく、どのレベルにあっても身につけておいて損はない資質でしょう。

リーダーの資質|今日の言葉 から