2018年12月30日日曜日

記事紹介|全てに感謝する

「不幸や悲劇が存在しないかわり、幸せも存在しない。あるのは、目の前の現象を、幸せと思う心で見るか、不幸や悲劇と思う心で見るか、だけです」と小林正観さんは言う。

病気になったり、ケガをしてしまったとき、「なんで自分ばかりこうなるのか、なんて不運なんだ」、と思う人と、「この程度で済んでよかった、ラッキーだ」、と思う人がいる。

病気やケガという状況は変わらないのに、人によって見方や考え方、捉え方がまるで違う。

病気も、困難も、失敗も、災難も、見方によって180度変わってくる。

松下幸之助さんが若いころ、船から海に落ちてしまったことがあった。

後年それについて、「わしは運が強かった。もし冬の寒いときであったらたぶん助からなかった。夏の日に落ちて幸運だった。わしは運が強かった。さらに船長がすぐに気がついて引き返してくれたので助かった。わしは運が強い」と言ったそうだ。

「運が強い」というのは、「ありがたい」と感謝するのと同じ。

だから、いいことも、悪い(と思われる)ことにも、感謝する。

不幸や悲劇が存在しないかわり、幸せも存在しないのだから。

すべてを受け入れ、全部に感謝する人でありたい。

すべてを受け入れ、全部に感謝する|人の心に灯をともす から