太陽の徳 広大なりといえども、
芽を出さんとする念慮、育たんとする気力なきものは仕方なし
二宮尊徳
太陽の光は条件を付けずに分け隔てなくあらゆるものに降り注ぎます。
雨も同じく、条件を付けずにその恵みをあらゆるものに渡らせます。
何かが気に入らないからと言って太陽や雨の方から避けることはない。
しかし、そうした日の光や雨を受けて作物が育つには、
作物側にも芽を出そう、育とうとする気力が不可欠になってきます。
受ける側にその気力がなければ光も雨も如何んともし難い、つまり仕方なしとなる。
受け手の心構えが問われているのですね。
出典:心構え|今日の言葉