2009年8月11日火曜日

沖縄旅行記 2009 (1) 旅のはじまりは首里城散策から

今年も家族で、沖縄の自然と文化を満喫する旅にでかけました。

我が家では、せわしい日常から離れて、太陽・空・海・森etc、おおらかで優しい沖縄の自然に身を置こうと、毎年子ども達の夏休みを利用して沖縄を訪れています。

心地よい潮風、エメラルドグリーンに輝くサンゴ礁の海、真っ白な砂浜の美しいビーチは、日頃のストレスや疲れを一気に吹き飛ばし、まっさらな気持ちにしてくれます。

今年も、子ども達は、カラフルな熱帯魚たちと戯れるシュノーケリングや、爽快な風をカラダいっぱいに感じるシーカヤックなど、マリン天国の海遊びを満喫したようです。

今日から数回に分けて、家族旅行を通じて体感した沖縄をご紹介したいと思います。


沖縄・那覇空港に到着。現地の天候はビッグ快晴。でも暑い!



まずは、沖縄そばで腹ごしらえ(那覇空港到着ロビーフロアー「そば処 琉風」)


沖縄初日は、首里城散策からスタート。これまでにも何度か訪れたことがありますが、なぜか正殿しか見ていませんでしたので、今回は、正殿周辺の遺跡を中心に見て回ることにしました。

現地でもらった観光パンフによれば、首里城の創建は14世紀頃と言われていますが、詳しいことはわかっていないそうです。その後、1406年に尚巴志が琉球国支配のため居城として以来、1879年、最後の国王・尚泰が明治政府に明け渡すまで、約500年にわたって琉球王国の政治・外交・文化の中心地として栄華を誇ったそうです。

首里城には、中国や日本、東南アジアなどとの交易から様々な文化がもたらされ、漆器、染織物、陶器、音楽など、琉球独特の文化が花開いたそうです。1945年の沖縄戦で廃墟に帰した首里城は、1992年、沖縄の本土復帰20周年を記念して復元されました。

首里城は、中国と日本の築城文化を融合した独特の建築様式や石組み技術には高い文化的・歴史的価値があるとされ、日本では2000年12月、11番目に首里城跡は世界文化遺産に登録されました。

守礼門(しゅれいもん)






尚清王時代(1527-1555)に創建。「守礼之邦」とは礼節を重んずる国という意味。


歓会門(かんかいもん)




首里城の城郭内に入る第一の正門。尚真王時代(1477-1526)に創建された。


久慶門(きゅうけいもん)




別名「ほこり御門(うじょう)」。歓会門(かんかいもん)が正門であるのに対し、
ここは通用門で主に女性が利用した。


弁財天堂と園鑑池(えんかんち)




朝鮮王から贈られた方冊蔵経(ほうさつぞうきょう)を納めるために建造された。


円覚寺(えんかくじ)




沖縄における臨済宗(りんざいしゅう)の総本山で、1494年に創建。
第二尚氏王統歴代国王の菩提寺。


園比屋武御獄石門(そのひゃんうたきいしもん) =世界遺産=






国王が国家の安泰や、首里城を出て進行する際に安全祈願をした場所。
王府の行事である巡礼、東御廻り第一の拝所でもあった。


玉陵(たまうどぅん) =世界遺産=










1501年に尚真王が築いた第二尚氏王統歴代の墓。
石垣で囲まれた2442平方メートル(東西55m、南北45m)の敷地内に
三基の巨大な破風墓がつらなる様は圧巻。
三つの墓室のうち、東室は王と王妃、西室は王子と王女の遺骨を安置する。
中央の中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋。



首里城公園の全景模型(首里杜館(インフォメーション・センター)にあります)




詳しくはこちらをご覧ください。→http://oki-park.jp/shurijo-park/shisetsu/index.html


(つづく)


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