集いの広場
朝の集い、夕方の集いはここに集合します。
食堂「ちゅら海」と朝食メニュー
交流の家二日目のプログラムは、終日「海洋研修」です。(ここでは「海水浴」と言ってはいけません。)
9時30分にレンタカーで出発し、途中、阿波連地区にある「慰霊碑」に立ち寄りました。
合 掌
今日の研修場(?)は、「阿波連ビーチ」です。ちなみに交流の家とは何の関係もない一般のビーチです。
阿波連ビーチに向かう途中、童話作家の灰谷健次郎さんの別邸(12年前はそうでした)がありました。とかしくビーチの真上に立地し見事な夕日を眺めることができます。灰谷さんは、既にお亡くなりになっており、現在どなたが使われているのかわかりませんが、玄関には、とてもきれいな黄色い花が咲いていました。
阿波連ビーチ到着後、陣地を確保しテントを設営し、海に飛び込みましたが、南西の風が少し強く波がやや高いためか、海がかなり濁っており、昨日の「とかしくビーチ」に移動することにしました。
この阿波連ビーチ、写真のように素晴らしく美しい海でしたが、意外とゴミが漂っていて、心無い人間達の身勝手がこのように環境を破壊していることに怒りと無念さを覚えました。
阿波連ビーチ
天に向かってまっすくに伸びるパパイアの木
阿波連地区には、庭にパパイヤの木を植えている家があります。なんでも、沖縄ではその昔、大抵どの家でもパパイアの木を1本は植えていたそうです。四季を通じてつける実は、青いうちに野菜として使うそうで、味噌汁の具にしたり、漬物や刺身の具(つま)などビタミンの補給に役立つそうです。さて、波静かな「とかしくビーチ」に到着しました。このビーチは、半分ほどが、交流の家のプライベートビーチということもあって、全体としては意外と人も少なく、ホテルのような民宿が1軒だけというとてもゆったりとした穴場ビーチです。
ゆっくりと昼食をとり、その後家族みんなでシュノーケリングを楽しみました。
昼食のゴーヤチャンプルー定食
とかしくビーチ
ほんとうはいけないのですが、魚達を呼び寄せるために、那覇のコンビニで買ってきた魚肉ソーセージを粒状にしてまきました。
するとどうでしょう、見事に、寄ってくる!寄ってくる! 「コバンアジ」*1、「テバスズメダイ」*2、「ムラサメモンガラ」*3、「ミスジリュウキュウスズメダイ」*4など様々な色や大きさの熱帯魚が我先にと寄ってきます。
おかげで、浮き輪にのって水中をのぞいていた娘は、足の小指を餌とまちがえられかまれてしまう始末。大泣きでした。
今夜は「鯨海峡 とかしきまつり」というお祭りが、渡嘉敷小・中学校のグランドで催されるという耳寄りな情報をキャッチしましたが、残念ながら交流の家に夕食を予約していたので見ることはできませんでした。
このお祭りは、渡嘉敷村最大のお祭りで、島の芸能として、島の青年達が結成して活動している慶良間太鼓などのイベントが催されるそうです。
二晩にわたって行われるようですが、初日の今夜は花火も打ち上げられるそうです。あー見たかった・・・。
とかしきまつりの会場
とかしきまつりの模様が渡嘉敷島の公式サイトに載っていました。
http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/modules/myalbum/index.php
午後5時に交流の家で夕べの集い、その後夕食をとり、日没まで子ども達と卓球を楽しみました。(卓球にはなりませんでしたが・・・。)
暗くなったところで、「西展望台」に星空観察に出かけました。渡嘉敷島は、天体観測に適した諸条件を備えていることでも有名ですが、確かに、周りに光(光害)がほとんどないので、晴れていれば満天の星空を堪能できると思います。当日は残念ながら雲の流れが早く、満天とまではいきませんでしたが、きれいな星の輝きを眺めることができました。
午後10時には就寝。家族全員、疲れてぐっすりでした。
(つづく)
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*1:【コバンアジ】沿岸やサンゴ礁のやや浅い砂底の下層にすみます。幼魚は夏から秋に、砂浜の波打ち際でよく見られます。全長40cm。
*2:【テバスズメダイ】浅いサンゴ礁の枝サンゴの周りに群れて生活し、危険を感じるとすばやくサンゴ礁の間に隠れます。主に動物プランクトンを食べます。全長8cm。
*3:【ムラサメモンガラ】サンゴ礁でごくふつうに見かけます。雑食性でウニ類、カニ類、貝類、海藻などを食べます。すりばち型の巣をつくって産卵します。全長30cm。
*4:【ミスジリュウキュウスズメダイ】水深20mより浅い枝サンゴの周りに群れてすみ、危険を感じるとすばやくサンゴの間に隠れます。全長8cm。