負けに不思議の負けなし
野村克也
先日2月11日に亡くなられた野村元監督の言葉です。
元々は剣術の達人でもあった平戸藩主の松浦静山の言葉だそうです。
故人を偲び、過去にご紹介した野村氏の言葉をお届けします。
- プロの世界は、当たり前ですが、どこまでも自分との闘いです。夜、僕が素振りをしていると、先輩が若い奴を連れて繁華街に行くんです。“おまえもどうだ”とよく声を掛けられましたが、お金もないし、着ていく服もないから、“僕はいいです”って言って残って、自分でつくった個人メニューをこなしていました。
- 素質は一流でも、思想が二流の人間は伸びない。
- 人生に大きな夢を持っている人というのは敏感である。目標意識がはっきりしている人は敏感である。目標がしっかりしていると、物事に肯定的になるから、それが敏感にするのであろう。人間の最大の悪はなんであるか、それは「鈍感」である。
- 不器用を恥じる必要はありません。不器用なことを認識していれば熱心に研究するし、対策を考える。それに第一手抜きをしません。この手抜きをしないことこそ一流選手への必要条件。
努力、思想、熱心さ、夢、目標、手抜きをしない。
そうした一貫した姿勢が野村氏の魅力だったのでしょう。
(出典)ぼやき|今日の言葉