天才たちに強靭な精神力があり、教師や上司にではなく自分に決定権があると知っていたとしても、誰かがその才能を認めなければ、何人(なんびと)たりとも世に出ることはできません。
それはスポーツの世界でも同じで、指導者や監督に見出されなかった天才プレーヤーはいません。
誰にも引き立てられることなく、自分一人だけで有名になったプレーヤーはいないということです。
また、明治維新は20代から30代の若者が活躍しましたが、これもそれらの人物を認め、応援した年配者や老人がいたということです。
たとえ、学校で認められなかったとしても、その人の良い点や才能を認めてくれる人が一人でもいる限り、その人は伸びることができます。
まさに、親や年配者の役割がここにあります。
自分が前面に出るのではなく、才能ある若者をいかに引き立てるか、応援するかです。
人のいいところを探し、称賛し、褒めたたえる…
「誰かを応援する」という生き方も素敵です。