2013年2月15日金曜日

為政者の悪弊

大学の経営トップが主体の会議に列席した際、たまに、むなしい気持ちになるときがあります。

組織にスピード感がない、役に立たないからといって、新たな組織を別に作り、屋上屋を重ねようとします。組織を構成するメンバーから煙たい教員を排除し、自分たち経営側で固めてしまおうとします。

既存の組織をどう生かすか、あるいは、どう動かすかを一切考えず、自分たちがやり易いことのみを優先する悪弊がいつまでたっても直りません。

正論であればなんでも通ると思っています。声高に大学改革を叫んでも、これでは、教職員は誰も振り向きません。それがわからない経営トップには、大学を統治する資格はありません。

こういうことが直らない限り、真のガバナンスやリーダーシップは確立しないし、そこには孤立があるのみです。