いつの時代も、市民は政治家を、部下は上司を、生徒は先生をよく見ている。
下の立場から見ると、手に取るように上位の人間の行動はわかる。
どんな偉そうなことを言っても、人は行動で見られる。
それも、日常の些細な行動で判断される。
「遅刻をしていないか」
「期日は守っているか」
「挨拶を先にしているか」
「ゴミは拾っているか」
「誰に対しても丁寧な言葉を使っているか」
「自分だけ得をしようとしていないか」
「人の見ていないところで手を抜いていないか」
そして、自ら言ったことを継続しているか。
長く続けているか。
それらすべてが、「誠実」「信頼」「正直」「本気」「真面目」「約束を守る」「責任感がある」「まわりの人への配慮がある」「人の話を聞ける」「感謝がある」といった徳目につながる。
それが、つまり、「信用される人」だ。
リーダーが「信用される人」なら、「令せずして行わる」。
信用は、「積み重ね」からしか生まれない。
どんなときも、信用される人でありたい。