我が家の沖縄訪問のポリシーは、「歴史・文化の学習」と「ビーチでのんびり」です。
今年は、名護市に3泊、那覇市に1泊することとし、主に北部を中心に回りました。
今年の北部ツアーの拠点となったのが名護市の「ホテルゆがふいんおきなわ」です。
夏休みの稼ぎ時にもかかわらず、なぜが建物の大改装が行われていましたが、その分お値段もお手軽だったので我が家にとってはとってもラッキーでした。
ホテルは名護湾に面しており景色は抜群。すぐそばには、プロ野球の北海道日本ハムファイターズが春のキャンプを行う名護市民球場や他目的広場、野外ステージなど、さまざまな施設がそろう「21世紀の森公園」があり、ビーチも併設されていました。
ビーチは、プレイビーチとコミュニティービーチ、サンセットビーチにわかれており、どちらも白砂が美しく、ビーチバレーなどの施設も充実しています。バーベキュー広場もあり、通年楽しむことができます。
ホテルからみえる「21世紀の森公園」と「ビーチ」
ホテルゆがふいんおきなわ : http://www.yugaf.com/
沖縄滞在2日目は、世界遺産の一つである「今帰仁城跡」を訪問しました。
城跡のある今帰仁村は、沖縄本島の北西部に大きくこぶのように突き出した本部(もとぶ)半島の北部にあります。
かつての琉球では、英雄として語り継がれる尚巴志(しょうはし)王によって国内が統一される以前の時代を三山(さんざん)時代(1400年前後)と呼び、3つの大きな勢力が争っていたそうです。
三山は北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)に分かれ、今回訪問した「今帰仁城」は、北山を支配する按司(あじ:領主)の居城で、その大きさは首里城に匹敵するといわれています。
世界遺産の碑
城内の入口付近
平郎門(いわゆる大手門)と呼ばれる城の正門(復元されたもの)です。
正面の石段を登ると様々な政治・宗教儀式が執り行われた大庭(ウーミヤ)という広場があります。
見応えのある城郭
外周は約1500m、高さ6~10mで、自然の地形に沿って巡らされた様は「万里の長城」を彷彿させます。
この場所からの眺望はすばらしく、天気が良ければ伊是名島(いぜなじま)から与論島まで見渡すことができるそうです。
案内をしていただいたボランティアのおじさん曰く、今帰仁城跡を何度も訪れている筑紫哲也さんが大好きな場所だそうです。確かに当時を想わせる風景は、きれいに復元し観光地化した首里城よりはいいと思いました。
正殿の跡地
正殿(せいでん)は残存していませんが、標高100mほどにある周囲は、川や谷の急斜面となっており防衛上極めて優れた地勢となっています。
参拝者が絶えない火の神(ひぬかん)の祠
でいごの木
風鈴ハイビスカス
普通のかたつむり(上)と今帰仁のかたつむり(下:平べったい)
「アンモナイト」の化石があるのです
名護滞在最終日の夜は、「レストラン名護曲」というお店で琉球料理をいただきました。
オリオンビールの工場がある名護だけに新鮮な生がいつでも飲め、古宇利島や名護漁港直送の新鮮な海産物をいただくことができます。
琉球料理 名護曲レストランホームページ : http://www4.ocn.ne.jp/~magai888