2011年3月19日土曜日

心配しない

心配はストレスの原因になり、場合によっては病気の原因にすらなる。自分が心配している内容を分析すると、起こる可能性のないことや自分の力ではどうしようもないことがほとんどだ。したがって、心配は何の役にも立たない。

たとえば、もうすぐ結婚する人は、結婚式当日の天気を心配する。しかし、心配したからといって当日が晴れるわけではない。あるいは、仕事でうまくいくかどうか心配する人がいるかもしれないが、心配したからといって仕事がうまくいくわけではない。

私たちは心配するとき、将来、起こるかもしれないことについて考えている。

それに対し、現在のことについて考えているときは心配していない。今この瞬間、あなたは何について心配しているだろうか。現在のことについて考えるときは、別に心配する必要がないことがわかるはずだ。

できるだけ現在のことを考える習慣を身につけよう。私たちの心はたいへん強い力を持っていて役に立つのだが、将来うまくいかないかもしれないことについて考えると、その力が悪い方向に働いてしまうのだ。


ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日:2006-06-15