今までになかった新しいモノやコトが出現したとき、それを手に入れるスタートラインは若者も年配者も同じだ。
当たり前の話だが、新しいことは最初は、若者も年配者も、誰も初めてだ。
たとえば、新しいスマホやパソコン、アプリ、サブスク、SNSなど、新しいことを始めるのに、若者は躊躇(ちゅうちょ)しない。
だから、年配者であっても、若者と同じように新しいことを始めれば、悠々、達人の域には達するはずだが、それがなかなかできない。
昔の経験が邪魔をしているからだ。
それは、若者とつねに交流しているか、新しいモノへの好奇心があるかどうか、によっても違う。
年配者が年寄りの人たちとばかりと会っていたら、新しい情報はなかなか入ってこない。
そこにどっぷりつかってしまえば、ますます新しいモノへの価値を感じなくなってしまう。
実は、「新しい」というだけでそこには価値がある。
今までになかったモノやコトを、この世に創造したということだからだ。
だから、イノベーションという、新しい商品も、新しい組織も、新しい販売方法も、新しい生産方法も、新しいお店も、あるいは発明や発見も、それを見たり、触ったり、体験したり、使ったりするだけで価値があるということだ。
いくつになっても、若者の言葉に耳を傾ける人でありたい。