人間は賢明になればなるほど、ますます腰を低くして他人から学ぼうとする。
ロジャー・ベーコン/13世紀・イギリス
「私はあなたより知識も教養もある」といった態度をあからさまに見せて、上から目線で相手に接する人がいます。
そのような上から目線の人は往々にして、実際には「賢明ではない」ことが多いようです。
つまり、本当の意味で、賢い人ではないのです。
ただ、賢い人のふりをしているだけなのでしょう。
本当の意味で賢い人は、上から目線で相手に接することはありません。
むしろ、賢い人ほど腰が低いものなのです。
賢い人とは、「自分にはない知識や経験を他人から教えてもらおう」という意欲が旺盛な人です。
だからこそ、腰を低くして、他人からたくさんのことを教わり一層賢くなっていくのです。
そのような「腰が低い人」には、限界というものがありません。
世の中の無限にいる他人から、知識や経験を学ぶことで、その人はたくさん賢くなっていくのです。
上から目線の人は、もともとそれほど賢くない上に、他人から学ぼうという意欲も弱いために、それ以上成長していけません。
成長したいのであれば、腰を低くして他人から学んでいく姿勢が大事なのです。
《上から目線の人に賢い人はいない》