2023年7月13日木曜日

記事紹介|日本ではなぜスタートアップが育ちにくいのか

日本の大学にはスタートアップを支援する部活やサークルのような組織がないのも違いですね。例えば東工大だと、テニスやスキーを楽しむサークルというのはあったのですが、スタートアップのサークルというのはありませんでした。

例えばスタンフォード大にはBASES(Business Association of Stanford Entrepreneurial Students、スタンフォード起業家学生ビジネス協会)や、大学ゆかりの起業家を支援する「StartX」といったコミュニティーがあります。アントレプレナーシップを育てる組織で、日本でいう部活やサークルのようなものです。学生たちはここに入って起業のノウハウを学びます。

日本ではまだまだこうした取り組みが不十分だと思うんですね。技術者に対して、ビジネスやアントレナーシップについて教える仕組みの整備が必要だと思います。

あともう一つ重要なのは、実際に起業を果たした人たちがこれから起業を目指す人たちの面倒を見る組織ですね。アメリカでは結構、こういうのがあるんですよ。例えば「Yコンビネーター」が有名で、これはおそらく世界一のアクセラレーター(スタートアップを支援するプログラム)です。大成功を収めた起業家たちが作った組織で、ナレッジの伝授がいいです。

こういう場所で、先輩起業家たちの話を聞いていくに従って、自分たちも同じように成功したいと思うようになりますしね。これもまた、日本の課題だと思いますね。

引用:日本ではなぜスタートアップが育ちにくいのか シリコンバレーの投資家が問題点を指摘|朝日新聞GLOBE+