『基本的に、仕事は誰かに必要とされ成立していくので、どんな状況、環境でも「常に必要とされる自分であること」がもっとも大事なこと。
そのために必要なのは「努力ではなく、工夫ができる人」。
「言われたことができる人」ではなく、自分で考えて、工夫ができる人。』
渡辺和子氏の本の中に「人の身になって思うこと」という文章があった。(美しい人に 新装版―愛はほほえみから/PHP研究所)より
『ある日、弟子たちがキリストに向かって、
「先生の説いておられる愛とはどういうことですか」と尋ねたところ、キリストは、「自分にしてほしいと思うことを他人にすることだ」と答えた。
理解されたいと願う人は、理解する人になること、慰められてうれしかったら、他人にもやさしい言葉をかけること、愛された喜びを他人に分けることが愛である』
自分からは何も出さず、「ちょうだい、ちょうだい」とまわりに何かを要求ばかりする人は多い。
自分のことを認めてくれない、誰もやさしい言葉をかけてくれない、誰も誘ってくれない、という「くれない族」だ。
本当は、「自分にしてほしいと思うことを、まず先に他人にすること」。
すべては「価値の交換」…
まず先に、人に何かを与えることができる人でありたい。