◇音楽の力で元気届けたい♪
音楽の力で被災地に元気を送りたい--。神戸市中央区の市立盲学校で3日に行われた文化祭で、全校生徒ら54人に歌詞を募集して作った東日本大震災の被災地応援歌「歌おう一つになれるように」を生徒と教職員らが合唱、集まった保護者や卒業生ら約200人を前に、心を一つにして歌い上げた。近く録音し、岩手、宮城、福島3県の盲学校へ届けられる。
阪神大震災(95年)では、全国の盲学校職員らが同校を訪れ支援した経緯から「今度は自分たちができる支援でお返ししなければ」と生徒らが歌での支援を提案。生徒らから集めた詞を生徒会が歌詞にまとめ、以前から交流のあったNPO法人「国際音楽協会」の張文乃理事長に作曲を依頼した。
この日は文化祭の一環で、同校の幼稚部から高等部の生徒らと教職員約100人が参加。張理事長の伴奏に合わせて歌声を披露した。音楽の授業や休み時間などを使って練習した息の合った歌声に、来場者からは大きな拍手が送られた。
<歌おう一つになれるように/きみが前に進めるように>
生徒らはこの歌と、被災地の校歌や阪神大震災の復興歌「しあわせ運べるように」など計8曲を録音し、12月上旬に被災地の盲学校へ送る。同校の増田和幸教頭は「生徒らが心を込めて歌った歌が、被災地の生徒らの心を少しでも癒やしてくれればうれしい」と話していた。
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東北の皆さん、今はまだ『復興』なんて信じられないかも知れませんが、十六年前の神戸もそうでした。大阪から大好きだった神戸の街に支援に入った時『神戸が死んでしまった』と思ってしまいましたが、深く深く傷付いたけど決して死んではいませんでした。だから『希望』を持って、少しづつ少しづつでいいから一歩一歩前に進んでいけるように祈っています。不幸にも亡くされた命の多さを知るに皆様の辛さを思い涙を禁じえませんが、この曲の歌詞にもあるように生きている皆様が一日一日を大切に生きて行かれる事が何よりの供養だと思います。皆様が持った『希望』が次世代の子供達に受け継がれ、地震にも津波にも負けない絆を創り、傷付いた街を強く蘇らせてくれると信じています。そして本当に『幸せを運んでくれる東北』になってくれる日を信じて待っています。(You Tubeから)