2011年11月20日日曜日

壁を毎日破れ(土光敏夫)

ボクらの生活は、毎日が行き詰まりだ。行き詰まらん方がおかしい。前に進んでいれば必ず行き詰まる。
「壁を毎日破れ」といったら「私には壁はありません」という人がいた。
「そうかないか、君は座っているじゃあないか。立って歩いてみろよ。四畳半だろうと六畳だろうと、立ってあるけば、壁にすぐにぶつかる」といったんだ。
つまり、この人には問題意識がないのだ。
だから、「歩いて毎日ぶつかれ」といったんだ。(土光敏夫 21世紀への遺産)