ブログ「今日の言葉」から「水の如く」(2014年1月22日)をご紹介します。
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
一、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰と化し疑っては玲瓏たる鏡となりたえるも其性を失わざるは水なり
今年の大河ドラマになっている黒田官兵衛(如水)作とも言われる水の強さから学ぶ人生訓です。
長年の水滴が石を穿(うが)つが如く、水は大きな力を持っていて、しかも形は変幻自在で柔和。
下へ下へと流れ、流されていくのに、その性質を失うことなく、再び清き水に戻ることが出来る。
人が学ぶべき性質を持ち合わせていますね。
下へ下へ自らを下げる余裕があることが人間にも大事です。
曹洞宗の指導書の一つ「修証義」にも同様に、自ら下ることで結果的には自らを高めしめると説かれています。
教育者の森信三先生もこう説かれています。
「思い上がらず、下坐に徹して生きる時、天が君を助けてくれる」