リーダーとしての生き方は、なにもリーダーだけが持たなければいけないものではなく、人として生きるのに誰もが必要な考え方だ。
このことは、会津藩の武士の子どもへの教え、「什(じゅう)の掟」に見ることができる。
それは…
「年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ」
「虚を言ってはなりませぬ」
「卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ」
「弱いものをいじめてはなりませぬ」
というようなものだが、最後に「ならぬものはならぬものです」と締めくくっている。
礼儀を正しくし、嘘をつかない、卑怯なことをせず、弱い者いじめはしない、というごくごく当たり前のことだ。
しかし、現代ではこのことが欠けている人が多い。
特に、リーダーにこの資質がなければ、その組織は早晩崩壊する。
「心」を持っているかどうかは、人として最も大切なこと。