2014年8月8日金曜日

自分で自分を律する

ブログ「人の心に灯をともす」から自制心がある人」(2014-07-27)を抜粋してご紹介します。


自制心とは、セルフコントロールのことだが、自分で自分を律すること。

些細なことで怒ったり、キレたりする人はセルフコントロールができていない。

また、威張(いば)ったり、愚痴ったり、不平不満を言ったり、大きなことを言う人もセルフコントロールができない。

そして、そういう人は、人からは好かれない。

人はどこかで弛(ゆる)みが出たとき、タガがはずれ、セルフコントロールができなくなる。

セルフコントロールができない人は、自分の利や得を先に考える。

中国の六然の中に、次のような言葉がある。

「得意澹然(とくいたんぜん)」

「失意泰然(しついたいぜん)」

得意のとき、調子のよいとき、有頂天になったときには、おごりたかぶったり、傲慢(ごうまん)にならず、淡々としていること。

失意にあるとき、物事がうまくいかないときには、がっかりしたり自暴自棄になったりせず、ゆったりと構えていること。

自制心のある人でありたい。


著者 : 谷沢永一
エイチアンドアイ
発売日 : 2005-06