自制心とは、セルフコントロールのことだが、自分で自分を律すること。
些細なことで怒ったり、キレたりする人はセルフコントロールができていない。
また、威張(いば)ったり、愚痴ったり、不平不満を言ったり、大きなことを言う人もセルフコントロールができない。
そして、そういう人は、人からは好かれない。
人はどこかで弛(ゆる)みが出たとき、タガがはずれ、セルフコントロールができなくなる。
セルフコントロールができない人は、自分の利や得を先に考える。
中国の六然の中に、次のような言葉がある。
「得意澹然(とくいたんぜん)」
「失意泰然(しついたいぜん)」
得意のとき、調子のよいとき、有頂天になったときには、おごりたかぶったり、傲慢(ごうまん)にならず、淡々としていること。
失意にあるとき、物事がうまくいかないときには、がっかりしたり自暴自棄になったりせず、ゆったりと構えていること。
自制心のある人でありたい。