むしろ良風を起こして風に倣わせよ。
風を興すもの師と吏(り)にあり。
吏と師にして善風をしめさんか、
克己の範を垂れその下に懶惰(らんだ)の民と悪風を見ることなけん
三国志
社員を口で叱ってはいけない。
むしろいい環境をつくって、その環境に倣わせなさい。
環境をつくる責任は社長と幹部にある。
社長と幹部がまず手本を示しなさい。
その下に悪い社員ができようはずがないではないか。
安岡正篤氏は、
環境が人を作るということに捉(とら)われてしまえば、
人間は単なる物、単なる機械になってしまう。
人は環境を作るからして、そこに人間の人間たる所以(ゆえん)がある、
自由がある。即ち主体性、創造性がある。
だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。
人間が出来ないと環境に支配される。
と語っています。
環境や雰囲気を作り出すことが大事な仕事なのですね。
そしてリーダーの立場にある者はもちろんこれに取り組むべきですが、
実は誰もがそのリーダーシップを発揮できるのでしょう。
環境作り出すものは、考え方ではなく、行動そのものだと思うのです。
環境|今日の言葉 から