国立大2次試験の願書受付が今日から各大学で始まりました。締め切りは2月3日、前期日程試験が2月25日から、後期日程試験が3月12日以降に実施されることになっています。
さて、大学入試センター試験でも心配された新型インフルエンザですが、全国的に患者数が減少傾向にあることなどから、国立大学の中でも追試験を実施しない大学が出始めています。
また、去る1月21日(木曜日)、国立大学協会は各国立大学長宛に、「新型インフルエンザの流行状況等について」と題して、「新型インフルエンザのアセスメントに関するワーキング・グループ」(座長 濵口道成 名古屋大学長)が取りまとめたレポートを通知しました。
このレポートは、各大学が一般入試の特例措置の実施に当たって参考となるよう作成されたもののようですが、「直近の流行状況」としては、国立感染症研究所感染症情報センターの発表によると、2010年第1週(1月4日~1月10日)におけるインフルエンザの定点当たりの患者報告数は、前週(2009年第53週)の10.22から、9.18に減少しており、継続的に低下してきていること、また、そのピークは第48週にみられ、例年の季節性インフルエンザのピーク時のデータと同程度の数値を示していたこと。
次に、「前期・後期日程試験時期における流行状況等の予測」としては、直近の流行状況を総合的に勘案すると、前期・後期日程試験実施日における感染状況は、仮に季節性インフルエンザが流行した場合でも例年並みであると予測されること、また、南半球のように新型インフルエンザ流行により季節性インフルエンザの発症が抑制されれば、1月以降の当分の間のインフルエンザの流行は例年を越えない可能性も予測されること、しかしながら各大学においては、引き続き注視することが望まれること、などが主な内容となっています。